現地で実際に暮らし、生の英語を学ぶ、語学留学。
アメリカは語学留学先として人気が高く、たくさんの日本人が留学をしています。
そこで本記事では、アメリカの語学学校の特徴や費用相場、おすすめの語学学校などについて紹介します。
留学を意義のあるものにするためには、事前の下調べが欠かせません。
アメリカの語学学校の様子や、おすすめの語学学校について調べている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
アメリカにある語学学校の種類・特徴
アメリカの語学学校は、大きく3種類に分けられます。
ここでは、それぞれの特徴やメリットなどを紹介します。
特徴を知れば、自分にあった語学学校を絞り込むのに役立つでしょう。
私立の語学学校
私立の語学学校とは、大学のキャンパスの外にあり、学校として独立した校舎を持つ語学学校のことです。
私立の語学学校は、何よりも自由度が高いのが特徴です。
現在の英語レベルに関係なく入学ができ、コースが幅広く用意されています。
英語だけでなく、ダンスや演劇などが学べる学校もあります。
幅広い選択肢の中から、自分のレベルや希望にあった学校やコースが見つけやすいでしょう。
また入学時期が自由に選べて、短期間から留学をすることもできます。
夏休みや長期休みを利用して、数週間留学するといったスタイルも可能です。
自分の都合にあわせて留学プランを組めることは、大きなメリットといえるでしょう。
大学附属の語学学校
大学附属の語学学校は、大学進学のための英語力を身に付けることを目的として、大学内に設置された語学学校です。
大学の施設が利用可能なので、アメリカの大学生活を疑似体験しつつ英語を学ぶことができるのがメリットです。
多くの学校では、レベル別にコースが設定されています。
大学進学を前提としているため、私立の語学学校と比べると高い英語力が求められます。
英語レベルが上がるにつれて、英語の書籍を読んだり英語で文章を作成したりと、大学の授業を意識した授業内容となります。
場合によっては、大学の授業を受けられることもあります。
大学のキャンパス内にある私立の語学学校
校舎は大学のキャンパス内にあるものの、大学附属ではなく学校として独立して運営されている私立の語学学校がこれに該当します。
私立の語学学校ですが、場所は大学のキャンパス内にあるため大学の施設を利用できます。
語学学校が提携している大学については、入学に必要なTOEFL(R)が免除される制度もあります。
まだ具体的に大学は決めていないけれど、大学への進学を考えている人は、この制度のある語学学校から絞り込んでみるのもよいかもしれません。
アメリカの語学学校の費用相場
アメリカの物価は、一般的に日本より高めです。
ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市では、外食費や住居費などの物価はさらに高くなります。
ここでは1ヶ月の費用の概算を紹介しますが、留学場所や期間などによって費用は大きく変わります。
自分の留学プランではいくら位になりそうか計算した上で、余裕を持って留学資金を準備しておくことをおすすめします。
1ヶ月の合計費用は約30〜100万円
アメリカの語学学校に入学し、1ヶ月生活したときの費用(日本円)の概算が下表になります。
もちろんケースによって費用は変わってきますが、平均すると、1ヶ月あたりの費用の相場は30〜100万円ほどです。
費用の種類 | 費用の目安 |
渡航費(往復) | 13~26万円 |
海外留学保険費 | 1~3万円 |
パスポート・ビザ申請費 | 6~8万円 |
学費(授業料・入学金・教材費) | 5~30万円 |
滞在費(家賃・光熱費) | 5~20万円 |
生活費 | 3~11万円 |
合計 | 30〜100万円 |
※2022年8月現在 1ドル = 130円で計算
アメリカの語学留学におすすめの語学学校
アメリカには語学学校がたくさんあるため、ひとつに絞り込むのは難しいかもしれません。
そこで、主要な都市別におすすめの語学学校をピックアップしました。学校を選ぶ際の参考にしてみてください。
(1)FLSインターナショナル語学学校
FLSインターナショナルは、30年以上の実績あり、数多くの留学生をアメリカの大学・大学院に送り出しています。
FLSインターナショナルは、アメリカの権威ある教育機関、CEA(英語認定協会:Comission on English Language Program)から認定を受ける語学学校です。
英語力のレベル分けは1~18段階で行われ、それぞれに合わせたカリキュラムを用いることで、日常会話から国際社会に通用する、質の高い英語教育を提供しています。
一般向けプログラム(15歳以上対象)
一般向けプログラムには、6つのカリキュラムコースが存在します。
こちらのコースを選択する人は、アメリカの大学、大学院入学を目指す留学生が多いです。
主なコースを以下のリストでまとめました。
- 1.バケーションイングリッシュ
- 2.ジェネラルイングリッシュ
- 3.インテンシブイングリッシュ
- 4.ビジネスイングリッシュ
- 5.テスト対策コースTOEFL/IELTS
- 6.アカデミックイングリッシュコース
FLS語学学校では、上記の多彩なカリキュラムを受けることができます。
全米 100 校以上の大学、コミュニティカレッジと提携しており、 8週間以上の在籍、クラスを受講した場合にFLS卒業後の無料大学進学サポートを受けられるます。
Pathwayプログラムは、FLSの一定スコアを達成すれば、TOEFLが必要なしでコミュニティカレッジに進学することができ、4年生大学への編入も可能となっています。
ジュニア向けプログラム(12~15歳以上、春・冬休みのみ募集)
ジュニア向けプログラムは、12~15歳以上を対象とした短期留学プログラムで、ワークショップのように、楽しみながら学習していく授業プログラムが組まれています。
FLSインターナショナルは、大都市であるロサンゼルスとボストンの2箇所に設置されており、日本からでもそこまで苦労せずに渡航できるでしょう。
以下に、短期ジュニアプログラムで行われている授業概要をまとめました。
● シトラス校で実施しているジュニア向けプログラム
- 1. Discover California
- 2. Cinema Camp
- 3. Acting Camp
- 4. Computer Science Camp
- 5. Surf Camp
● ボストン校で実施しているジュニア向けプログラム
- 1. Discover Boston
- 2. Boston Summer
- 3. TOEFL/SAT Prep Camp
- 4. University Tour
- 5. Harvard STEM Camp
- 6. Volunteer Program
※学校ロケーションによって、授業内容に多少の差異があります。
まず、午前に3時間ほど英語授業を受け、午後にそれぞれのキャンププログラムに沿った授業コースを受けることができます。
上記の2種類の他にも、大学受講コースやインターンシップ、数多くの授業外プログラムが存在しています。
また、日本人カウンセラーがカリフォルニアのFLS本部に在籍しており、メール、または電話、スカイプなどで日本語サポートが受けられます。
FLSインターナショナル シトラスカレッジ
ロサンゼルス空港から車で約1時間ほどの場所にある、名門コミュニティカレッジのシトラスカレッジの敷地内に存在しています。
シトラスカレッジのあるグレンドーラ市は、治安のよい学生街ですので、安心して通学できるでしょう。
滞在中は、基本的にホームステイになります。
ホームステイ先はFLSで厳選されたご家庭ですので、安心して生活ができます。
変更にもご対応していますので、万が一ホームステイ先を変えたい場合も気軽にご連絡いただけます。
また、カレッジ内施設の図書館やカフェテリア、PCラボなどを利用可能です。
FLSインターナショナル ボストンコモンズ校
ボストン校はマサチューセッツ州ボストンの中心地に位置しており、ボストン空港から車で約15分、地下鉄駅から1分の好立地です。
上記の通り、公共交通機関が発達しており、移動手段に困ることはないでしょう。
学校周辺には、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学、ボストン大学など多数の名門校が存在しています。
こちらも滞在方法はシトラス校と変わらず、ホームステイになります。
オプションとしてニューマン高校の寮、もしくはアパートオプションが選択できます。
FLS語学学校にバークレーハウス経由で申込みをしていただくと、多数の特典がついています。
詳しい特典内容、または留学先のご相談などは以下のリンクからご覧ください。
(2)ECニューヨーク
「EC ニューヨーク」の特徴は、何と言っても好立地なところでしょう。
ニューヨークの観光地の中心・タイムズスクエアに位置し、観光やアクティビティを満喫できます。
英語のレベル分けも細かく設定されていて、コースの選択肢も豊富。
初級からビジネス英語まで幅広く対応しています。
整った最新の設備の中で、憧れのニューヨーク留学が楽しめるでしょう。
また、EC ニューヨークには、30歳以上の人を対象にした「EC ニューヨーク 30+」というコースもあります。
本格的に英語を勉強したいという社会人におすすめのコースです。
(3)CEL ロサンゼルス
カリフォルニア州に3つの校舎を持つCEL。
その中でも今回紹介するのが、サンタモニカにある「CEL ロサンゼルス」です。
有名なサンタモニカビーチにほど近い、抜群のロケーションに位置しています。
CEL ロサンゼルスのおすすめポイントは、1クラス12名以下の少人数英語教育を受けられること。
講師とのコミュニケーションの機会が増えることで、英語の総合的な能力を効率的に伸ばすことにつながります。
サンタモニカは1年中温暖な気候で、治安も良好です。
海外生活に不安を感じている人も、安心して勉強に集中できます。
(4)CISL サンディエゴ
カリフォルニア州でもう一つおすすめしたい学校が、「CISL サンディエゴ」です。
サンディエゴは、カリフォルニア州の中でも人気の観光地として知られています。
CISL サンディエゴの強みは、長年の英語指導実績に裏打ちされた、質の高いきめ細やかな英語教育にあります。
基準を満たす学校だけが認定されるAAIEP(全米集中英語講座連盟)の加盟校なので、授業の質にも満足できるはずです。
一般的な英語コースの他に、ビジネス英語・進学準備といった多彩なコース設定がされています。
2週間から留学が可能なので留学予定を立てやすい点や、学生生活以外にも生徒への配慮が行き届いている点も、おすすめポイントです。
(5)LSI ボストン
有名大学を数多く有し、アメリカでも屈指の学術都市・ボストン。
長い歴史とアカデミックな雰囲気を持つボストンは、英語を勉強するのに最適な環境です。
ボストンでおすすめの学校は、少人数制でフレンドリーな雰囲気が特徴の「LSI ボストン」です。
チャイナタウン近くのダウンタウンに位置し、地下鉄の駅もすぐそばという好立地のため、食事や交通の便には困ることはありません。
LSIは質の高い英語教育に定評があります。
将来の目標を見据えて、じっくりと英語の能力を伸ばすのにはうってつけの環境です。
また、多彩なコースとアクティビティが用意されており、世界中のいろいろな国からきた留学生と知り合う機会もたくさんあるでしょう。
(6)IIE ハワイ
日本人の旅行先の定番で、豊かな自然と温暖な気候に囲まれ、アメリカの中でも日本に一番近いハワイ。
語学学校などの教育環境も整備され、留学先としてはうってつけの州です。
ハワイの中でも特に多くの受講生に支持されているのが、「IIE ハワイ」です。
人種・宗教を問わず世界中のあらゆる人に対して門戸を開き、暖かく迎え入れることを信念としてかかげています。
同じ国の生徒で偏らないようにクラス編成をしてくれるため、日本人同士で固まってしまう心配も少ないでしょう。
また、一般・ビジネス英語に加えて、ハワイならではのアクティビティができるコースなど、バラエティ豊かなコースが用意されていることも特徴です。
まとめ
この記事では、アメリカの語学学校の種類・特徴、費用相場、おすすめの語学学校などについて紹介しました。
アメリカの語学学校は都市や学校ごとに雰囲気が異なります。
また、語学学校にも、私立・大学附属・大学キャンパス内の私立語学学校の3種類があるため、現在の英語レベルや大学への進学意思の有無など、自分の進路にあわせてふさわしい学校を選ぶことが重要です。
今回紹介したおすすめの語学学校を参考に、具体的な学校選びを進めてみてはいかがでしょうか。