日本人の間で高い人気を誇る留学先の1つとして、アメリカの名前が挙げられます。
アメリカ留学では、異文化や言語の違い、学業や生活面での課題など、さまざまな困難が待ち受けていることでしょう。
困難を乗り越え、充実した留学生活を送るためには、事前の準備や計画が欠かせません。
本記事では、アメリカ留学を計画している方向けに、留学を成功させるためにおさえておきたい12の注意点を解説します。
アメリカ留学の魅力・メリットとは
アメリカといえば、世界の共通語として使用されている英語の本場です。
癖の少ない英語を学びたい方にとって、アメリカはおすすめの渡航先といえます。
また、留学システムが整っている点もアメリカ留学の魅力です。
さらに、アメリカには日本を含め、海外から多数の留学生が訪れています。
そのため、国全体が留学生の受け入れやサポートに慣れており、海外経験がほとんどない方も安心して現地で勉強に集中できます。
そのほかにも、アメリカ留学には世界最先端の技術やサービスに触れる機会が増える、多様な文化や価値観が学べるなどの利点があります。
\ 現役留学生が解説!アメリカへ留学する理由とは?/アメリカ留学前にするべきこと
留学は、これまでの生活とは異なる環境に飛び込むことになります。
そのため、どのような留学生活が待ち受けているかを予測することは難しいでしょう。
一般的には、留学先に到着してから対応を考えますが、留学という貴重な機会を最大限活かすには、可能な限り事前に準備をし、対策を練っておくことが重要です。
しかし、どのような準備が必要かわからない方もいるかもしれません。
以下では、留学前にするべき準備について、具体的に解説します。
留学目標を明確にする
留学をすると決めたら、まずは留学の目標を明確にすることが重要です。
目標がないまま海外へ飛び立つ留学生もいますが、目標が明確でないと勉強のモチベーションを保つことが難しくなります。
目標がないと、留学中に困難に直面した際、乗り越える意欲を維持することが困難になるでしょう。
最悪の場合、ただ海外に滞在しただけで何も学べなかったり、途中で日本に帰国してしまう可能性もあります。
そのため、留学を通じてどのような成長を遂げたいか、留学後に自分がなりたい将来像を事前にイメージしましょう。
英語力の向上
渡航前は、英語力を可能な限り向上させられるように努めましょう。
多くの方が留学によって英語力が向上すると期待していますが、実際には長期留学をしても十分に話せるようにならない留学生もいます。
英語環境が整っていても、英語の基礎がなければ、その環境を活かせないでしょう。
しかし、留学前に英語のベースがあれば、現地での交流や文化体験を楽しめるだけでなく、語学留学以上の充実した経験を積むことが可能です。
限られた留学生活を有効活用するためにも、渡航前にしっかりと英語の学習をおこないましょう。
高校で習う程度の英語力を目指すことが理想ですが、最低でも中学レベルの英語を習得しておくことが大切です。
ビザ、住民票、年金、健康保険、住居の手続き
留学前の準備のなかでも重要なのが、ビザ申請や入学手続きなど、滞在に関わることです。
渡航日までに必要な手続きを終えられるよう、自分でスケジュールを管理しましょう。
ただし、海外では、申請の進行状況が日本とは異なる場合が多く、書類を提出してもすぐに審査がおこなわれないことも考慮して、余裕をもって準備を進めることが重要です。
また、アメリカ留学では健康保険への加入が必須となっています。
学校が提供するものや、別途購入が必要なものなど、留学先での健康保険については事前に調べて理解しておきましょう。
さらに、滞在先を事前に確保しておくことも大切です。
代表的な滞在先として、学生寮やシェアハウス、アパートなどがありますが、予算やライフスタイルに適したものを選ぶために、それぞれのメリットとデメリットを理解しておきましょう。
\ 滞在先別に特徴を紹介!/法律やルール・マナーの違い
現地の法律やルールについても、事前に確認しましょう。
アメリカに限らず、海外には日本とは異なる文化やルールがあります。
すべてのルールを覚えることは難しいかもしれませんが、日本人が陥りがちなトラブルの事例は最低限把握しておくべきです。
さらに、アメリカの教育システムや評価基準も日本と異なります。
在籍する教育機関の公式サイトやパンフレットを確認し、授業や試験のスタイルをあらかじめ把握しておくことが重要です。
自動車の手配や購入を検討している方は、現地の法律や手続き、保険なども確認してください。
現地情報について調べておく
現地の最新情報を入手する方法や、困ったときに頼れるコミュニティを探しておきましょう。
アメリカには多くの日本人が生活しているため、現地の情報を発信したり、日本人同士で助け合えるようなネットワークを築いています。
定期的に交流会を開催しているグループも存在するため、不安や悩みがあれば積極的に参加してみましょう。
なお、日本の外務省は海外渡航者向けに現地情報を発信する「たびレジ」というサービスを提供しています。
登録は任意ですが、現地の大使館や総領事館から安全に関する情報がメールで配信されるため、登録することをおすすめします。
また、留学中に緊急事態が発生したときに備えて、留学先の緊急連絡先や病院の場所なども把握しておくことを忘れないでください。
留学中の注意点
留学は大変貴重な経験ですが、新しい環境での生活には注意が必要です。
留学中にはさまざまな困難や課題が待ち受けています。
実りのある留学期間を過ごすために、事前に把握しておくべき注意点があります。
以下では、アメリカ留学中の注意点について解説します。
1. 積極的に英語を使って話す
留学先では、積極的に英語を使うことを心がけましょう。
多くの留学生は、自分の英語力に自信がなく、不安を抱えがちです。
とくに留学初期はネイティブが話すスピードについていけず、自信を失ってしまう方も少なくありません。
しかし、失敗を恐れて英語を話す機会を逃してしまうと、英語力は伸びないでしょう。
アメリカには多くの移民や留学生がいますが、最初から英語を完璧に話せたわけではないです。
また、ネイティブの方々も、移民や留学生が話す英語に対して寛容です。
間違いや失敗を気にせず、積極的に英語でコミュニケーションをとりましょう。
2. 英語だけではない目標を作る
留学中の目標を立てる際は、英語の習得以外の目標も考えておきましょう。
近年ではオンライン英会話をはじめ、さまざまな英語学習方法が普及していることから、留学をしなくても英語の習得は可能といえます。
そのため、アメリカ留学でしかできないことや、英語を使って達成したい目標を考え、行動に移してみましょう。
ただし、難易度の高い目標を設定すると留学のモチベーション低下につながる可能性があるため、達成が困難な目標は避けるようにしましょう。
あくまで自分が達成できそうな目標を立てることが大切です!
3. 貴重品管理の徹底
留学先では、貴重品の管理を徹底してください。
海外では日本ほどの安全性は保証されないため、十分な対策が必要です。
スリなども多いため、狙われないような服装や鞄、現金を持ち歩かないなどの工夫も心がけましょう。
また、高価なものは留学先に持っていかないことをおすすめします。
4. 夜間の1人歩きや危険な場所は近づかない
夜間の1人歩きや、危険な場所へ近づくことは避けましょう。
日本は治安がいい国のため、夜間でも1人で出歩くことができますが、日本と同じ感覚で生活をしていると、事件や事故に巻き込まれる可能性が高まります。
たとえば、知らない小道や人通りが少ない場所は、現地の方でも強盗に襲われることがあるため、注意が必要です。
トラブルに巻き込まれて警察に事情を話しても、夜間に1人で歩いていたと証言すると危機管理意識が足りないと指摘され、まともに取り合ってもらえない場合もあります。
さらに、アメリカを含む一部の国では銃の所持が認められているため、一般人でも銃を持っていることも頭に入れておきましょう。
5. 人を簡単に信用しない
海外では、他人を簡単に信用しないようにしましょう。
海外では困っているときに手を差し伸べてくれる親切な方もいますが、すべての人が善意をもっているとは限りません。
過去には、現地で出会った方を信用した結果、強盗や殺人などの事件に巻き込まれた日本人留学生もいます。
すこしでもおかしいと感じることがあれば、学校の先生や留学エージェントなどに相談し、適切な対策をとるようにしてください。
6. ルームメイトやホストファミリーとのトラブル対策
留学先では、ルームメイトやホストファミリーとのトラブルにも備えましょう。
ルームメイトやホストファミリーとの間でトラブルが発生してしまうと、日常生活にも影響を及ぼす可能性があります。
トラブルが生じた場合は、放置せず、お互いの立場や意見を尊重しながら話し合いましょう。
話し合いが難しい状況であれば、すぐに留学エージェントや学校のスタッフなどに相談してください。
とくに、ホストファミリー内での問題は、速やかに報告することが重要といえます。
\ ホームステイをする際の注意点を解説!/7. 宗教やバックグラウンドを尊重する
留学先では、宗教やバックグラウンドを尊重することが重要です。
アメリカには、さまざまな国と地域から留学生が集まるため、人によっては宗教的な問題で食べ物の制限や思想的に制約が存在します。
現地で生活を送る際は、異なる背景をもつ方々に対して配慮を示し、お互いの習慣を理解しましょう。
また、人間関係のトラブルを避けるために、初対面で年齢や宗教、政治などの話を避ける国もあります。
そのため、相手から尋ねられない限り、自分から話題にするのは避けるといいでしょう。
8. 自分の権利を主張する
留学先では、自分の権利をしっかり主張しましょう。
アメリカでは、何も言わずに我慢していると、その状況に満足していると理解されてしまいます。
そのため、現状に不満があっても、何も発言しなければ状況を変えることができないだけでなく、意見をもっていない人だと思われるかもしれません。
日本人特有の察する文化は海外では通用しないため、不満や意見を持っている場合は、はっきりと意見を述べることが重要です。
9. 就職や転職準備を同時進行する
留学期間中は、就職や転職の準備も同時に進めるといいでしょう。
留学のタイミングによっては、就職活動が遅れることがあります。
単に「留学した」というだけでは企業は評価してくれないため、留学の経験や実績をアピールできるように準備しましょう。
たとえば、留学中に参加したボランティア活動や帰国後に取得した英語の資格などが、具体的な経験や成果の一部として挙げられます。
10. 語学留学が履歴書に書けない場合の対処法
履歴書の学歴欄に留学先の学校名を記載できるのは、一般的に1年以上在籍している場合に限られます。
一般的に、1年未満の留学経験は、学歴欄に記載できません。
留学経験を履歴書に記載したい場合は、学歴欄ではなく、資格欄に記載するか、TOEICやTOEFLなどの試験のスコアを記入してください。
11. 単位認定や卒業要件の確認
渡航前に、日本で在籍している学校の単位認定や卒業要件を確認してください。
交換留学の場合、留学先の学校で取得した単位をそのまま卒業単位に認める学校が多いです。
ただし、休学して留学する場合は、留学先の学校で単位を取得しても卒業要件を満たせない可能性があります。
将来の就職活動にも影響が出るため、かならず各学校の関連窓口で相談しておきましょう。
12. 住民票の復活手続き
渡航前に、住民票の復活手続きの手順も確認しましょう。
留学期間が1年以上の場合、海外転出届を提出すると、住民税や年金、健康保険の支払いが免除されます。
海外転出届を提出した場合は、帰国後2週間以内に住民票復活の手続きをおこなう必要があります。
帰国後2週間を過ぎてから手続きをすると、住民票に「住所不定」という記録が残ってしまう可能性があるため、早めに手続きをおこないましょう。
不安や疑問の解消方法
留学をする際、さまざまな不安や疑問が生じることは自然なことです。
新しい環境への適応や文化の違い、留学先での生活や学業に関することなど、気になることは尽きないでしょう。
不安や疑問を持つこと自体は悪いことではなく、不安や疑問を解消するために適切な方法を見つけることが重要です。
不安や疑問を解消する方法には、留学エージェントや在学中の学校のカウンセラー、または同じ留学生や現地の日本人コミュニティなど、相談できる相手や情報源はたくさんあります。
積極的に質問し、不安や疑問を解消することで、留学生活をより充実したものにすることができるでしょう。
留学体験者のブログやSNS
不安や疑問を解消する方法としておすすめなのが、留学経験者のブログやSNSをチェックすることです。
近年は、多くの留学経験者が滞在した国や生活に関する情報をさまざまな媒体で発信しています。
留学経験者の成功談や失敗談をあらかじめ知っておくことで、自分が留学する際に何かトラブルが発生しても、冷静に対処できるでしょう。
現地で留学中の人に相談する
留学している先輩に相談することも方法の一つです。
留学に関する不安な疑問について相談できるだけではなく、現地に滞在する期間が同じであれば、街の案内やサポートをしてくれることもあるでしょう。
ただし、頼りすぎることはよくありません。
自分で解決できる問題は自分で解決し、本当に困ったときだけ相談するなど、自分のなかで制限を設けておきましょう。
留学カウンセラーに相談する
不安や疑問を解消したいときは、留学カウンセラーも頼りになる存在です。
留学カウンセラーは留学に関する知識が豊富なため、相談に乗ってもらえるだけでなく、解決策も提案してくれます。
留学に関しての不安や疑問、準備について困っていることがあれば、ぜひバークレーハウスにご相談ください。
JAOS認定の留学カウンセラー資格を取得したプロのカウンセラーが、一人ひとりに寄り添い、適切な留学サポートを提供しています。
さらに、現地とのコネクションも幅広いため、さまざまな解決法を提案してくれます。
1つでも不安なことがあれば、無料留学カウンセリングを利用してみてください。
\ 留学に関する悩みを相談してみよう!/アメリカ留学をするならバークレーハウス
アメリカは世界有数の経済大国であり、留学生や移民が世界中から集まる国です。
そのため、国際的な価値観を身につけたい方にとっては最適な留学先ですが、日本と同じ感覚で過ごすことは難しいでしょう。
留学前に、現地で過ごす際の注意点を把握し、充実した留学生活を送るための準備をしましょう。
もしアメリカ留学の準備に関して不安や疑問がある場合は、バークレーハウスを利用することをおすすめします。
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