2022/02/22

イギリスのワーホリビザ申請方法と手順まとめ。正しく手続きを進めるには?

この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

イギリスには、異文化交流や相互理解を促進するためのワーキング・ホリデー制度があります。

実は以前はイギリスにもワーホリビザがありましたが、2008年に廃止され「Youth Mobility Scheme」といった名称のビザに変更されています。

このビザは単なる滞在を許可するものではなく、働くことを活動内容に含んでいるのが特徴です。

イギリスで働きながら生活できるので、留学に興味がある方も多いでしょう。

ただ、ビザ取得の申請をどのように行えば良いか分からない方もいますよね。

そこで今回は、Youth Mobility Schemeと呼ばれるワーホリビザの概要や申請方法、必要な事前準備について紹介していきます。

これからイギリス留学を検討する方はぜひ参考にしてくださいね。

目次

イギリスでワーホリをするメリット

london_city
  • ・イギリス英語が学べる
  • ・ヨーロッパ諸外国へのアクセスが良い
  • ・働きながら現地で生活できる
  • ・海外で就労の経験ができる
  • ・最長2年まで滞在できる

イギリスにワーホリ留学するメリットには、上記のようなものがあります。いわゆる一般的な留学と異なるのは、働きながら現地で生活できることです。

イギリスのワーホリ制度には勤労の活動も含まれるので、現地で仕事ができます。イギリスは日本より物価が高いので、現地で収入があるのは心強いです。

また、イギリスで仕事をする経験ができることもワーホリ制度を利用するメリットです。

日本に帰国してから転職活動するときも、自分の強みとしてアピールできます。海外で働いた経験がある方はそう多くないので、転職活動がうまくいくきっかけになることもあります。このようにイギリスでワーホリをするメリットはたくさんあります。

イギリスのワーホリビザ(YMS)の概要

従来はイギリスにワーキングホリデービザが存在していましたが、2008年に廃止されました。

その代わりとして、Youth Mobility Scheme(ユース・モビリティ・スキーム)が新しく登場しています。

従来のワーキングホリデービザと異なるのは、勤労の活動内容が含まれたことです。

滞在期間

Youth Mobility Schemeは、最長2年間の滞在が可能です。
他の国のワーホリビザの場合、1年間の滞在期間しか許可されないこともあるので、他の国と比べると長く滞在できます。

就労の可否

Youth Mobility Schemeには勤労の活動内容が含まれているので、ビザを取得すれば働くことができます。

勤労時間や勤務形態などの制限もないので、自分がしたい仕事や労働時間を選択できます。

ビザ発給人数

Youth Mobility Schemeに申請できるのは18〜30歳で、2021年のビザ発給人数は1,500名でした。

抽選は大きく2回に分けて行われ、1回目が800名、2回目に700名が割り当てられました。

ビザ申請料金

Youth Mobility Schemeの申請料金は、244ポンド(約3万7,000円)です。

ただ、これは2021年時点での金額なので、今後変わる可能性もあります。申請時は最新情報を確認しましょう。

イギリスのワーホリビザ(YMS)の申請概要と条件


ここからは、ワーホリビザ(YMS)の申請概要や条件を確認していきましょう。

特に、申請条件は要確認です。条件に該当しないと申請自体行えないので、最初に確認しておくことが大切です。

そもそもイギリスワーホリは抽選で決まる

イギリスのワーホリビザ(YMS)は、抽選で決まります。申請の先着順ではないので、早く応募したからといって必ず審査が通るわけではありません。

早く出すことよりも書類に不備がないように、十分に確認してから書類を提出することが大切です。

抽選の時期

抽選の時期は、1月と7月の2回に分けて行われます。2021年は1回目に800名、2回目に700名が決まりました。

ここで申請が認められれば、最長2年イギリスに滞在できるビザを獲得することができます。

申請条件

ワーホリビザ(YMS)に申請できる条件は、次のようなものがあります。

・18歳~30歳である
・£2,530(35万円)を所有する
・子供を同伴しない

特別難しい条件は設けられていません。強いてあげれば年齢でしょう。

ただ、申請完了時に30歳であれば申請することが可能です。年齢を超えてしまわないように早めに申請を行いましょう。

ワーホリビザ申請の流れ

イギリスに留学することを決めたら、ワーホリビザの申請を行う必要があります。手順を確認してワーホリビザの申請を行ないましょう。

まずは抽選が行われる時期に、指定機関に氏名や生年月日、パスポート番号、電話番号を記載した電子メールを指定されたアドレス宛に送付しましょう。
当選した場合は、期日までに申請料を支払わなければいけません。イギリス移民局のウェブサイト上でオンライン申請と、クレジットカードの申請費のオンライン支払いを完了します。そのあとは、申請書を作成しましょう。

その後申請書類を持参して、ビザセンターで面接を行うことが必要です。

場所は大阪もしくは東京のどちらかで、事前予約した上で訪問しましょう。ビザセンターでは必要な書類を提出して、指紋登録と顔写真の撮影を行うのが一般的な流れです。

イギリスのワーホリビザ申請で必要な準備や持ち物

calendar


イギリスのワーホリビザ申請に必要な持ち物には、次のようなものがあります。

  • ・オンライン申請書のコピー
  • ・有効なパスポート
  • ・古いパスポート
  • ・資金証明書
  • ・YMS当選通知メールのコピー
  • ・ビザ申請センターの予約票

たとえワーホリビザに当選していたとしても、書類を忘れたり記載漏れがあったりした場合は、申請が通らないこともあります。

申請書類の提出には期限が設けられていますが、決して焦らずに不備がないように準備を進めましょう。

まとめ

本記事では、イギリスのワーホリビザ制度の概要や申請方法、渡航前の準備について紹介しました。

イギリスのワーホリビザ制度が一新され、2008年以降は勤労も活動内容に含まれています。

留学コストも抑えられるので、現地で働きながら生活をしたい方に最適なビザです。

ただ、申請条件には年齢制限が設けられており、18〜30歳以外の方は応募できません。年齢が迫っているなら早めに行動するのが一番です。

現在イギリスのワーホリビザ留学を検討している方は、今回ご紹介したポイントを踏まえ、具体的なプランを立ててみてはいかがでしょうか。

https://berkeleyhouse.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/ryugaku-seminar-newbie_cta.jpg
Page
top