2023/04/10

イギリス留学のビザ申請まとめ!必要書類や申請の流れまで一気に紹介

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この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

イギリスへの留学には、ビザが必要です。

ビザは、やりたいことや目的によって取得する種類が異なるため、イギリスへの留学にはどのようなビザがあるのか、申請する前に確認する必要があります。

今回は、イギリス留学のビザの種類や必要書類、申請の流れなどを紹介します。

イギリス留学のビザを初めて申請する方、申請方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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目次

留学になぜビザが必要?

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他国への入国は、入国許可証となるビザを渡航先の国に発行してもらう必要があります。

観光目的でのイギリスへの渡航は、日本国籍を有している場合、最大6か月まではビザがなくても滞在できます。

就学や就労目的となると、必ずビザが必要になるため注意しましょう。

イギリスのビザ申請の厳しさとその理由

イギリスのビザ申請が難しいといわれている理由は、必要書類の不足や記載漏れなど、すこしのミスでも却下されてしまうからです。

却下されたあとも再申請が可能ですが、審査が厳しくなるため、ミスがないようにしましょう。

また、書類に不備がないにもかかわらず、申請が却下されてしまうことがあります。

却下の理由に納得がいかない場合は、不服を申し立てることもできますが、難易度が高いため最初の段階で不備がないようにすると良いでしょう。

イギリス留学のビザの種類

イギリス留学のビザの種類は、以下の4種類です。

イギリス留学ビザの種類

  • 観光・短期学生ビザ
  • 短期学生ビザ
  • 学生ビザ
  • ワーキングホリデービザ

ビザの内容を理解し、イギリスへの留学目的にあったビザを申請しましょう。

ビザの申請費用もあわせて紹介します。

※この記事内では、すべて1GBP=164円で換算しています。

観光ビザ(6か月)

観光ビザの正式名称は、「Standard Visitor Visa」で、ビザの費用は無料です。

16歳以上の方で6か月未満の語学学校への就学が可能で、滞在資金の証明や渡英前のビザの取得、英語レベルの証明も必要ありません。

また、就労はできず、ビザの延長もできないため注意しましょう。

半年間のビザのため、ゆっくり観光をしながら語学も学びたいという方におすすめのビザです。

短期学生ビザ(11か月)

短期学生ビザの正式名称は、「Short-Term Study Visa」で、ビザの費用は200GBP(約33,000円)です。

11か月未満の就学が可能で、滞在資金証明や帰りの航空券、英語レベルの証明も必要ありません。

また就労やビザの延長、扶養家族・配偶者の同伴はできないため注意しましょう。

語学留学をしたいけれど、資金が貯まっていない場合や、英語レベルが低く長期留学ができない方におすすめのビザです。

学生ビザ

学生ビザの正式名称は、「Student Visa」で、ビザの費用は363GBP(約60,000円)です。

長期留学が可能で、学校からの入学許可証や英語力証明・財政証明、渡英前のビザの取得が必要になります。

就労はできますが、語学学校の生徒は働くことができないため注意しましょう。

また帰りの航空券は必要ありませんが、購入資金証明が必要です。

学生ビザは、現地でビザの延長もできるため、イギリスで長期的に学びたい方におすすめのビザです。

ワーキングホリデービザ

ワーキングホリデーの正式名称は、「Youth Mobility Scheme Visa」で、ビザの費用は259GBP(約43,000円)です。

最長2年間の滞在ができ、就労も可能となっています。

18〜30歳までであれば申請できますが、募集人数は毎年1,500人と制限があり、抽選のため注意しましょう。

申請時には、過去28日間の最低2,530ポンドの資金証明が必要で、扶養義務のある子供の同伴もできません。

ワーキングホリデービザは、就労を目的としているビザであるため、学校に通いながらフルタイムでも働きたいという方におすすめのビザです。

留学以外に活用できるイギリスのビザ

イギリスには学校には通えないものの、長期で滞在できるビザが3つあります。

  • 技能ビザ
  • スタートアップビザ
  • 投資者ビザ

それぞれのビザの特徴を確認して、自分に合ったビザの申請をしましょう。

上記以外にもさまざまなビザがあるため、駐日英国大使館のHPで確認してみましょう。

技能ビザ

技能ビザの正式名称は、「Skill Woker Visa」で、ビザの申請費用は申請者の境遇によって異なり、625GBP〜1,423GBP(約103,000円〜233,000円)です。

「Tier2 就労ビザ」から「技能ビザ」に名前が変更されました。

イギリスの内務省に認可されてた雇用主の下で働くことができ、勤務先が変わらなければ5年間の滞在が可能で、手続きをすれば延長もできます。

申請時には、勤務先からの在籍証明書や英語運用能力テストの結果などが必要ですが、家族を連れての渡英も可能となっています。

在留5年後には、永住権の申請も条件を満たしていれば可能になるため、イギリスの永住権を獲得したいと考えている方にはおすすめのビザです。

スタートアップビザ

スタートアップビザの正式名称は、「Start-up visa」で、ビザの申請費用は378GBP(約62,000円)です。

イギリスで起業を考えている人に向けたビザで、政府が認める機関からビジネスに関する承認を得る必要があります。

このビザでの滞在は2年間しかありませんが、投資者ビザに切り替えることで延長が可能です。

子供やパートナーを連れて行くこともできますが、申請費は一人ずつにかかるため注意しましょう。

投資者ビザ

投資者ビザの正式名称は、「Innovator visa」で、ビザの初回の申請費は1,036GBP(約170,000円)です。

ビジネスを立ち上げて運営したい方のビザです。

投資者ビザを申請する場合や新しいビジネスを立ち上げたい場合は、出資金として50,000GBP(約820万円)を用意する必要があります。

3年間滞在でき、滞在延長も可能です。

ビザ申請で必要な書類

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ビザを申請するには、さまざまな書類が必要になります。

ビザの種類によっても必要な書類が異なるため、何が必要なのかを確認してから申請を進めましょう。

 

以下では、学生ビザを例に、申請に必要な書類を紹介します!

 

必要な書類一覧(学生ビザの場合)

イギリスの留学ビザは4種類あり、それぞれに必要書類が異なります。

学生ビザの申請に必要な書類は、以下の3つです。

学生ビザ申請に必要な書類

  • 通学予定の学校からのCAS(Confirmation of Acceptance for Studies)番号
  • 留学する本人または両親の英文財政証明書
  • 英語能力試験の結果(例:IELTS試験 など)

ビザの申請には、条件を満たしていることのほかに、必要な書類を提出する必要があります。

どの書類が必要なのか事前に確認・準備をしてから申請をしましょう。

ビザ以外に必要な資格

語学留学の場合は、とくに資格はいりません。

しかし、留学の目的が語学以外の場合、十分な英語力の証明が求められます。

技能ビザやスタートアップビザ、投資者ビザを申請する場合は、SELT(Secure English Language Test)テストに合格する必要があります。

ビザ申請の流れ

次に、学生ビザにおける申請の流れを紹介します。

イギリスのビザ申請は、遅くても渡航の1か月までには書類を提出した方が良いため、スムーズに申請を行う必要があります。

技能ビザであれば就労予定日の3か月前から、学生ビザやワーキングホリデービザは6か月前から申請を受け付けています。

申請手順を確認し、ミスなくビザを発行してもらえるようにしておきましょう。

①オンラインでビザ申請をする

ビザ申請の際は、駐日英国大使館のHPでオンライン申請をします。

そのあと、申請料金の支払いを行います。

②ビザ申請センターの予約をとる

申請料金の支払い後、ビザ申請センターの予約を取ります。

そこでは、生体認証情報(指紋・写真)の登録を行います。

ビザ申請センターは、東京と大阪の2か所にあるため、どちらか近い場所で予約をとりましょう。

③ビザ申請センターで必要書類を提出

ビザ申請センターでは、必要書類がきちんと提出されているか確認されます。

そのため、来館前に書類を準備しておく必要があります。

事前にアップロードしていない場合は、ビザ申請センターに持参することでアップロードをしてもらえますが、有料になるため事前に済ませておくとよいでしょう。

④ビザ申請センターへ行く

ビザ申請センターでは、ビザ申請書類の提出と指紋・写真の登録をします。

当日は、下記の書類を持参します。

  • 印刷した来館予約確認メール
  • 有効なパスポート
  • 印刷したチェックリスト
  • そのほか必要書類(アップロードが完了している場合は不要)

⑤発行されたビザとパスポートを受け取る

申請が承認されるとパスポートとビザを受け取りますが、ビザの発給にはビザ申請センターに書類を提出してから約2週間〜1か月かかります。

またパスポートの受け取り方法は、郵送またはビザ申請センター窓口でのどちらかを選べます。

イギリス留学のビザ申請時の注意点

ビザの申請では、書類にすこしでも不備があると却下されてしまいます。

とくに下記の3つの点に注意して、申請を進めましょう。

ビザ申請時の注意点

  • 申請できるのは渡航前の6か月前から
  • 申請書類はコピーをとっておく
  • 必ず最新情報を確認する

注意点の内容を理解し、申請を進めましょう。

申請は渡航の6か月前からできる

ビザの申請は、渡航の6か月前から可能です。

2021年にビザ制度が一新されたことで、「Tier 4 General student visa」から「Student visa」の制度が導入されることになりました。

それにより、申請が可能な時期もコース開始の3か月前から6か月前に変更となりました。

半年前から申請が可能になったことで、とくに初めてビザを申請するという方は、早めに準備を進めておくことが重要です。

早めに準備を進めておくことで、却下された場合も焦る必要がなくなります。

ビザ申請では、計画的に準備を進めていきましょう。

申請書類はコピーを取っておく

ビザの申請書類は、原本だけでなくコピーをとっておくことが重要です。

ビザ申請で提出する書類は、書類内容の確認のため入国管理局から問い合わせがくる場合があるため、すべてコピーしておきましょう。

コピーであれば持ち歩く際も安心ですし、急な入国管理局からの連絡にも対応できます。

また書類に不備があった場合でも、再申請の際に役立つためとても便利です。

必ず最新情報を確認する

ビザに関する情報は、最新情報を常に確認しておく必要があります。

2021年に学生ビザの名前が「Tier4 General student visa」から「Student visa」に変更になったように、ビザ制度が急に変更されることも珍しくありません。

そのため、数か月や数週間でこれまでの制度と大きく異なることがあるため、ビザを申請する場合は最新情報を常に確認しておきましょう。

変更されている場合は、その内容通りに申請を進めます。

異例の事態が起こった場合のためにも、早い段階でのビザ申請を進めることが重要です。

ビザ申請前に必要書類を確認しよう

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今回は、イギリス留学のビザ申請におけるビザの種類や申請方法、注意点などを紹介しました。

イギリスのビザ申請は、記載漏れやミスがあると承認されない非常に難しいものです。

またビザの種類も豊富で、それぞれのビザで必要な書類も異なります。

自分のイギリスへの渡英目的に合ったビザを確認し、必要書類や申請の流れをみて十分な準備を行うことが重要です。

ビザの申請には時間がかかるため、事前の準備を万全にして申請を進めましょう。

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