2021/06/09

イギリスの大学に留学する方法と流れ – 必要な準備も紹介します!

この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

イギリスの大学に入学したいけど、手続きの方法や出願の流れが分からない方も多いでしょう。イギリスの大学への留学は一見難しそうに思えますが、事前準備をしっかり行えば留学は実現できるのです。

そこで今回は、イギリスの大学の特徴や留学手続きの方法、出願の流れを紹介します。イギリス留学を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。

目次

イギリスにある大学の特徴

質の高い授業を受けられる

イギリスは学校ごとの教育水準にばらつきがなく、どの大学を選んだとしても質の高い授業を受けられるのが特徴です。

ここまで質の高い教育を維持できるのは、学校の数が少ないことと、ほぼすべての大学が国公立であることが主な理由です。

専門的な知識を身につけられる

イギリスの大学は、それぞれ特化した分野が異なります。選んだ専門分野を深く掘り下げて勉強できるため、専門的な知識を身につけられるのもイギリスの大学の大きな特徴です。

勉強したい分野が明確にある方に最適な留学先だといえます。

イギリスの大学は3年で卒業できる

日本の大学は4年制ですが、イギリスでは基本的に3年制を採用しています。

日本のように必須科目の履修が義務付けられていないので、大学1年生から専門分野の勉強を始められるからです。

グループワークが多い

日本の大学は個人レポートが主流で、勉強や課題はすべてひとりで完結できます。

一方、イギリスはグループワークを課す場合が多く、複数人がチームになり課題を進めることも珍しくありません。点数はチームごとに採点されます。

ディスカッション形式で授業が進む

日本では教授の話を聞く講義が一般的ですが、イギリスではディスカッション形式の授業が多いです。

このような形式を採用するのは、生徒が自分の意見を述べる場を設けることで、その分野をより深く理解できると考えられているからです。

最低限のパソコンスキルが必要になる

イギリスでは、リサーチやレポートの作成、課題の提出などあらゆることをパソコンで行います。

場合によっては授業内に課題を仕上げなければいけないこともあるので、最低限のパソコンスキルが必要になります。

イギリスの大学に留学するメリット

イギリス大学への留学は、どのようなメリットがあるのでしょうか。留学先にイギリスを選ぶメリットをそれぞれ見ていきましょう。

メリット1. 日本人の留学生が少ない

留学する学生が年々増加するイギリスですが、他の国と比べると日本人留学生は少ないです。

日本人留学生が少ないと聞くと不安に感じる方もいるでしょう。しかし、英語学習をする上で日本人が少ないことはとても良い環境なのです。

日本人が多いと言葉が通じる安心感から、日本人同士で集まってしまうことも少なくありません。ただ、大学卒業を得て就職のことまで考えるなら、ここでしっかり英語力を高めたいところです。

完全に英語環境に身を置けるのは、イギリス留学の大きなメリットだといえます。

メリット2. 3年で大学を卒業できる

イギリスの大学は3年制なので、単位を取れれば3年で学位を取得できるのも大きな魅力です。早く卒業できれば、その分学費や生活費、交通費など留学における費用も最小限に抑えられます。

また大学院に関しては、1年で卒業が可能。大学から大学院まで全過程を4年で抑えられるのは嬉しいポイントですよね。

ただ、学生の間は大量の課題に追われることになるため、その点をしっかり考慮する必要はあるでしょう。

メリット3. イギリスの大学は学費が安い

物価が高い印象があるイギリスですが、実は学費は意外と安く抑えられます。例えばアメリカに留学する場合、留学生の年間学費は500万円ほど。

一方、イギリスは高くても300万円ほどです。

イギリスの大学の学費が安いのはほぼすべての学校が国公立なので、レベルが高い大学でも安い学費で入学できます。

またアメリカは4年制であるのに対しイギリスは3年制のため、総額で比べるとイギリスのほうが費用を抑えられます。

イギリスの大学に留学する流れ

大学に提出する書類を揃える

入学したい大学が決まったら、出願書類・成績証明書・健康診断書・財政能力証明書・英語力の証明などさまざまな種類を揃えます。

一般的に海外大学は、優秀な学生から定員を満たすローリング審査を行うため早めに出願することが大切です。

合格したら入学許可を発行してもらう

大学の審査を通過すると、進学の内定者に合格通知が届きます。合格通知が届いたら、ビザの申請にも必要な入学許可証が大学から発行されます。

入学許可証は学生ビザの申請に必要なので、大事に保管しておきましょう。

学生ビザの申請を行う

6ヶ月を超える留学は学生ビザの発行が必要です。ビザ申請では、パスポート・入学許可番号・英語力の証明・資金証明・戸籍謄本を提出します。

学校に通う期間とビザの有効期限は連動するため、留学期間を明確にしてから申請しましょう。

イギリスの大学留学にかかる費用

項目 費用
学費 60万~462万円以上
滞在費 100万~360万円
食費 50万~200万円
交通費 50万円

学費は、大学や大学院、専門学校など教育機関の種類はもちろんのこと、専攻分野によっても年間にかかる費用は異なります。

また、選ぶ学校によっても費用に若干の差が生まれることもあるため、目安として考えておきましょう。

滞在方法は、ホームステイやルームシェア、学寮、ワンルームなどさまざまな方法があります。ただし、イギリスは物価が高いのでワンルームを借りると費用が高くなることも多いです。費用を抑えたいなら、学生寮やホームシェアがおすすめです。

生活費は、外食の頻度や旅行の有無などによって費用も大きく異なります。イギリスは物価が高いため、生活費は少し大目に見積もるのがよいでしょう。最後に、交通費ですが、イギリスは電車やバスの移動が便利です。大学に入学するのであれば、学生割なども適用されるものもあります。

イギリスの大学に留学する条件

イギリスの大学に留学する場合、さまざまな条件があります。条件を満たさないと大学に入学できないこともあるので、事前に確認しましょう。

英語力

イギリスの大学に入学する場合、一定の英語力が求められます。

日本ではTOEICが一般的ですが、イギリスの場合はIELTSのスコアが必要です。

ただ入学する大学によって求められるスコアは異なるので、事前に確認しておきましょう。

大学の必須スコアを満たさないと、実際に入学できないこともあります。

ファウンデーションコースの受講

ファウンデーションコースとは、大学に入学するためのコースです。留学生は大学に入学する前に、ファウンデーションコースで一般教養などを学びます。留学生だけファウンデーションコースの入学が必須なのは、イギリス人は高校卒業までに一般教養などの勉強を終えているからです。

ファウンデーションコースは1年間で、アカデミックな英語や論文の書き方など基礎を学べます。

ビザ

イギリスの大学に留学する場合、学生ビザの取得が必要です。「Student visa」と呼ばれる学生ビザを取得すると最大週20時間の労働が認められます。

学生ビザの申請の流れは以下のとおりです。

・オンライン申請書を作成する
・申請の予約を取る
・ビザ申請センターで書類を提出

学生ビザが発行されたら、ビザとパスポートをビザ申請センターで受け取ります。コース開始前の6ヶ月前から申請が可能なので、早めにビザ申請の準備を進めましょう。

高校の成績

イギリスの大学に申請を出す場合、英語力はもちろん高校の成績も提出します。

高校3年間の成績を確認されますが、主に各年の評定平均・専攻科目に関する成績・悪い成績の有無を見られます。希望する大学が設定する条件より成績が悪い場合は、ファウンデーションコースに受からないことも十分に考えられます。

将来的に大学留学をしたいと考えているなら、良い成績が残せるよう早い段階から勉強に取り組むことが大切です。

まとめ

本記事では、イギリス大学の特徴や留学手続きの方法、出願の流れについてご紹介しました。

イギリスの大学は、日本人の留学生が少なかったり学費が安かったりなどメリットが多くあります。また留学手続きや申請方法も簡単で、まず出願に必要な書類を集め大学に提出。合格通知を受けたら入学許可書を発行してもらい、学生ビザの申請を行うだけです。

現在留学を検討している方は、イギリスの大学を検討してみてはいかがでしょうか。

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