2024/10/24

オーストラリアの大学留学の魅力とは?入学要件や進学までの流れを紹介

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

日本をはじめ、世界中から留学先として人気の高い国の一つがオーストラリアです。

オーストラリアには多くの教育機関があり、語学や専門分野を学ぶために大学進学を考える方も少なくありません。

ただし、オーストラリアは大学の数が非常に多いため、事前情報なしで学校を選ぶのは簡単ではありません。

今回は、オーストラリアの大学ランキング、そしておすすめの大学10選について紹介します。

大学入学の流れや費用の目安などもあわせて紹介します!

目次

オーストラリアの大学の魅力と特徴

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オーストラリアの大学には多くの魅力や特徴がありますが、実際に詳しく知っている人は少ないかもしれません。

以下では、オーストラリアの大学がどのように優れているのか、その魅力や特徴をわかりやすく説明します。

オーストラリアの大学のメリット

オーストラリアは教育の質が高く、世界でもトップクラスのプログラムや研究施設を備えている国です。

学問分野の選択肢の幅も広く、オーストラリアの大学ならではの専攻も多くあります。

また、多国籍な学生が集まるため、国際的な視野を広げられる点も魅力です。

留学生に対する就職支援プログラムも充実しており、卒業後の進路も安心して決められます。

さらに、オーストラリアは生活の質が高く、安全で快適な環境が整っており、とくに海外生活が初めての方でも安心して過ごせます。

学業と生活のバランスを大切にする文化が根付いており、アウトドアやスポーツを楽しむ機会も多くあります。

オーストラリアの大学のデメリット

オーストラリア留学には多くのメリットがありますが、デメリットもいくつか存在します。

留学をするためには、十分な留学費用を用意しなければなりません。

アメリカやイギリスと比較するとまだ安いですが、1年間オーストラリアに留学する場合、学費や生活費を含めて450万円以上が必要です。

また、慣れない海外生活を通じて、ホームシックになる可能性も否定できません。

ホームシックになると勉強への意欲が下がる場合もあります。

さらに、長期留学の場合は、ビザの取得手続きが複雑であることも見逃せないデメリットです。

ビザ申請手続きを留学エージェントに代行してもらう方法もありますが、手数料がかかるため、予算に余裕がない方にとって難しいかもしれません。

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大学進学までの流れ

オーストラリアの大学進学までの基本的な流れは、以下のとおりです。

オーストラリア留学の大学進学の流れ

  • 情報収集と大学選び
  • 入学条件と必要書類の確認
  • 出願準備と提出
  • 入学許可とビザ申請
  • 渡航準備→渡豪

各段階でおさえておくべきポイントや注意点を理解しておくことで、スムーズな進学準備が可能になります。

以下では、具体的にどのような準備をすればよいのか、詳しく解説します。

入学条件と必要書類

オーストラリアの大学へ留学するには、以下の書類を用意する必要があります。

  • 高校卒業証明書
  • 英語能力証明(IELTS、TOEFL、またはPTE)
  • パーソナルステートメント(自己紹介や志望動機をまとめたエッセイ)
  • 成績証明書
  • 推薦状(必要な場合のみ、教師や職場の上司に発行してもらう)

IELTS、TOEFL、またはPTEのスコアは、現地の大学で問題なく授業を受けられる英語力を証明するものです。

一般的には、以下の基準を満たしていれば入学が認められます。

  • IELTS:総合スコア6.5以上(各セクションで6.0以上)
  • TOEFL iBT:79〜93以上(セクションによる最低スコアあり)

なお、医療や法学分野などの一部のコースでは、追加のテストや面接が求められる場合があります。

詳細については、事前に公式サイトやパンフレットなどで確認しておくことをおすすめします。

出願から入学までの手順

オーストラリアの大学へ入学から出願までの基本的な流れは、以下のとおりです。

出願から入学までの流れ

  • 出願書類の準備
  • 出願書類の提出
  • 合否の通知
  • 入学手続きの完了
  • ビザ申請

オーストラリアでは大学入試がなく、書類審査のみで合否が決定します。

合否の結果は、書類提出から3週間〜3か月ほどで通知されます。

入学手続きと費用の支払いが完了すると、入学許可証が届きます。

入学許可証は、ビザの申請をする際に必要な書類の一つのため、大切に保管しておきましょう。

オーストラリアの大学ランキング

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オーストラリアには約40の大学があり、そのうち私立は2校だけで、ほとんどが国公立です。

また、オーストラリアの大学は世界的にも評価が高く、いくつかの大学は世界のトップ100にランクインしています。

以下では、オーストラリアの名門大学のランクについて解説します。

Group of 8

Group of 8とは、オーストラリアを代表する名門大学のグループの総称です。

Group of 8に属している大学は教育と研究の分野で高い評価を受けており、これまでに8名のノーベル賞受賞者を輩出しています。

以下は、Group of 8に属している大学、およびそれぞれのTHE・QS世界大学ランキング2024年版での順位です。

大学名THEQS
メルボルン大学(メルボルン)37位14位
シドニー大学(シドニー)60位19位
ニューサウスウェールズ大学(シドニー)84位19位
オーストラリア国立大学(キャンベラ)67位34位
モナッシュ大学(メルボルン)54位42位
クイーンズランド大学(ブリスベン)70位43位
西オーストラリア大学(パース)143位72位
アデレード大学(アデレード)111位89位

国内外問わず人気の高い大学ばかりのため、入学難易度、学費ともに高く設定されています!

その他おすすめの大学10選

ニューカッスル大学

ニューカッスル大学は、シドニーから車で2時間ほどの場所にある、ニューサウスウェールズ州に位置する大学です。

Group of 8に匹敵する名門校として知られ、とくにエンジニア分野で高く評価されています。

キャンパスの近くには電車の駅があり、アクセスも良好です。

クイーンズランド工科大学

クイーンズランド工科大学は、クイーンズランド州でクイーンズランド大学と並ぶ名門校です。

キャンパスはオーストラリア国内で3番目に大きい都市、ブリスベンにあります。

クイーンズランド工科大学は世界で初めてクリエイティブ産業学部を設立したことで有名で、看護や工学など、実践的なスキルが身につく分野に強みをもっています。

ディーキン大学

ビクトリア州にあるディーキン大学は、1974年に設立された比較的新しい大学です。

100以上の国や地域から留学生を受け入れており、留学生同士が交流できる場も大学が提供しています。

工学やビジネスなど、多種多様な学術分野が学べますが、とくにスポーツ科学分野に強みがあります。

タスマニア大学

タスマニア大学は、オーストラリアで4番目に古い大学で、タスマニア州で唯一の大学です。

タスマニアの豊かな自然を活かした教育環境が特徴で、医療や森林環境など幅広い分野で研究がおこなわれていますが、とくに海洋学が盛んなことで知られています。

ビクトリア大学

ビクトリア大学は、メルボルンにメインキャンパスを構えるオーストラリアの主要な大学の一つです。

スポーツ科学では世界12位にランクされており、コンピューターやビジネス分野でも高い評価を受けています。

また、職業訓練コースと高等教育コースの両方を提供しており、単位互換がスムーズにできる点も特徴です。

シドニー工科大学

シドニー工科大学は、1988年に創立した大学です。

歴史は浅いですが、すでにオーストラリア国内ではGroup of 8に次ぐ優秀な大学としての地位を確立しています。

産業界とのつながりが強い影響もあり、就職において高い評価を得ているのが特徴です。

西シドニー大学

1989年に創立した大学で、シドニー西部の主要エリアに11のキャンパスを有しています。

医学やビジネスをはじめとする14の分野で多様なプログラムを提供しており、豊富な選択肢が魅力です。

シドニー内の大学のなかでも比較的学費が安く、奨学金制度も充実しています。

ウーロンゴン大学

ウーロンゴン大学は、シドニーから電車で約1時間30分の場所に位置する、公立の総合大学です。

教育学部の評価が高い大学ですが、最近では海洋学の注目も高まっています。

また、学生満足度と学生サポートの評価も高く、勉強に集中しやすい環境が整っている点が魅力です。

グリフィス大学

グリフィス大学は、クイーンズランド州のゴールドコーストとブリスベンに位置する公立大学です。

開講されているプログラムは200以上あり、法学や看護学など、さまざまな分野を学べます。

また、留学生の受け入れも積極的におこなっており、サポート体制も充実しているため、日本人留学生も安心して学べる環境が整っています。

カーティン大学

カーティン大学は、約56,000人の学生が在籍しており、そのうち26%が海外からの留学生で、国際的な雰囲気が特徴の大学です。

研究のレベルが高いだけでなく、産業界との関係も強いため、学問と実践を融合させた教育が受けられます。

また、クラブ活動も活発で、勉強と趣味を両立させたい方におすすめです。

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学費と生活費の目安

オーストラリアへの留学を考える際には、留学にかかる費用を事前に理解しておくことが重要です。

以下では、留学にかかる授業料と生活費の相場について紹介します。

授業料の相場

オーストラリアの大学に留学するために必要な費用の目安は、以下のとおりです。

留学期間費用
半年100〜400万円
1年間200〜750万円

授業料は、在籍する大学によって異なります。

人気の高いGroup of 8の大学では、年間190〜500万円が授業料の相場です。

また、選択する学部によっても、授業料は変動します。

日本と同じように、授業料は文系学部よりも理系学部の方が高い傾向にあり、とくに医学部はもっとも授業料が高く、年間690万円かかることもあります。

生活費の相場

生活費のなかでも、大きな割合を占めるのが滞在費です。

オーストラリアでは、学生寮、ホームステイ、シェアハウスなどの滞在方法が選べます。

それぞれの滞在方法の費用の目安は、以下のとおりです。

滞在方法費用(1か月)
学生寮1,400〜2,000豪ドル(約14〜20万円)
ホームステイ1,400〜1,600豪ドル(約14〜16万円)
シェアハウス1,200〜2,000豪ドル(約12〜20万円)
※1豪ドル=98円で計算(2024年8月時点)

家賃は都市部に近付くほど高くなるため、費用を抑えたい場合は郊外の住居を探すといいでしょう。

また、生活費を節約するためには自炊がおすすめです。

現地での外食は日本よりも高いことが多いため、自炊をすることで費用を抑えられるだけでなく、栄養のバランスも良くなり、健康にも良いです。

オーストラリアの大学へ進学する方法

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オーストラリアの大学へ進学する方法は、直接入学とファウンデーションコース経由、そして編入学の3種類です。

それぞれの方法について、以下で詳しく解説します。

直接入学

高校卒業後に直接オーストラリアの大学へ入学するには、英語力と最終学歴の2つの条件を満たす必要があります。

英語力は進学を希望する大学のレベルによって異なりますが、一般的にはIELTSの総合スコア6.5以上で、各セクションで6.0以上が目安です。

また、最終学歴はファウンデーションコースの修了、関連するコースのディプロマの修了、または1年以上のバチェラーの修了のいずれかを満たしていれば問題ありません。

ファウンデーションコース経由

日本人がオーストラリアの大学へ進学を希望しても、入学条件を満たせないことが多くあります。

そのため、多くの日本人留学生は、ファンデーションコースを修了してから大学に進学しています。

ファンデーションコースは、英語をはじめ、レポートの書き方やディスカッションスキルなど、大学に必要な知識やスキルを学ぶ準備コースです。

コースへの入学には、一定の英語力と高校での成績が求められます。

編入学

大学付属の語学学校や、専門学校から大学へ編入学する方法もあります。

編入学だと、十分な語学力を身につけてから進学するため、大学の授業についていけなくなる心配が少ない点がメリットです。

また、編入する大学によっては、全体の留学費用が抑えられる場合もあります。

すでに学びたい分野が決まっている場合は、専門学校のディプロマコースを経由して大学へ編入するのがおすすめです。

ディプロマコースで一定の成績を収めて卒業すると、専門学校で取得した単位を引き継ぎ、大学2年次に編入できることが多いです。

ディプロマコースの場合、大学の卒業までにかかる期間は3年、語学研修を経ても最長4年で学位を取得できます。

卒業後の進路

オーストラリア留学を検討する際には、卒業後の進路についてもしっかり計画しておくことが大切です。

以下では、留学後に選ばれる主な進路である「就職」と「大学院進学」について詳しく説明します。

就職ビザの種類

オーストラリアの大学卒業後は、以下のビザを取得することで現地就職が可能になります。

  • グラデュエートワークストリーム
  • ポストスタディワークストリーム
  • ワーキングホリデービザ

グラデュエートワークストリームとポストスタディワークストリームは卒業ビザとも呼ばれており、滞在できる期間はそれぞれ最長18か月と4年です。

卒業ビザの期限が切れたあとに、現地就職や永住権を考える際には、ワーキングホリデービザの取得も一つの方法です。

ワーキングホリデービザは、条件を満たせば最長3年まで延長が可能です。

大学院進学

就職以外の選択肢として、専門性をさらに高めるために大学院へ進学する道もあります。オーストラリアの大学院では、以下のような学位を取得できます。

  • Master(修士号/1~2年)
  • Graduate Certificate(GC/6か月)
  • Graduate Diploma(GD/1年)

上記の学位は同じ専攻でも、入学基準が異なるケースがほとんどです。

大学院への進学を希望する場合は、事前に公式サイトやパンフレットなどで入学要件に関する情報収集をおこないましょう。

まとめ

オーストラリアの大学は、質の高い教育と豊かな留学環境を提供しており、世界的にも高く評価されています。

入学要件をクリアするためには十分な準備が必要ですが、その努力に見合う学びと経験が得られるでしょう。

留学を検討する際は、自分の興味や将来の目標に合った大学やコースを選ぶことが大切です。

留学先の選定をはじめ、留学に関する悩みや疑問がある場合は、バークレーハウスの留学カウンセラーにご相談ください。

バークレーハウスでは、留学サポートサービスを提供しています。

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