2023/06/14

社会人がアメリカ留学でできることとは?留学方法や成功ポイントを解説

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この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

アメリカ留学を考える社会人の方にとって、留学で得られるメリットや留学方法、成功へのポイントは知りたい情報ではないでしょうか。

社会人経験を積んだ方にとって、留学はスキルアップやキャリアアップを目指す一つの手段となるかもしれません。

留学にはさまざまな選択肢があるため、どこから調べ始めれば良いか迷う方もいると思います。

本記事では、社会人のアメリカ留学の種類やメリット・デメリットについて解説します。

社会人がアメリカ留学で成功するためのポイントも紹介しているため、ぜひ参考にしてください!

目次

社会人のアメリカ留学とは?

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社会人の方にとって、アメリカ留学はどのような意味をもつのでしょうか。

社会人での留学は、学生留学とは違った選択肢や側面があります。

リフレッシュとキャリアアップのための留学

社会人の留学には、主に2つのタイプがあります。

1つは短期間の留学で、リフレッシュ休暇や転職期間などを活用して行われるリフレッシュ兼語学留学です。

もう1つは、キャリアアップを目指し、英語だけでなく専門的なスキルを身につけるための留学です。

どちらの留学タイプも、留学前に自分の目的や希望を明確にし、十分な情報収集と計画を行うことが大切です。

社会人ができるアメリカ留学の種類

社会人がアメリカへ留学する際は、さまざまな選択肢があります。

社会人ができるアメリカ留学の種類

  • 短期から長期の語学留学
  • エクステンション留学
  • 大学・大学院留学

上記の留学方法にはそれぞれメリットや特徴があります。

そのため、留学する目的や期間・予算などに応じて最適なプログラムを選ぶことが重要です。

3種類の留学方法のそれぞれの特徴について、以下で詳しく解説します。

語学留学

語学留学には、短期と長期の2つの留学タイプがあります。

短期留学は1〜2週間から数か月程度で受講できるため、手軽に参加できます。

しかし、短期間の留学では、英語力が劇的に向上するわけではないため、注意が必要です。

短期留学のメリットは、留学先がさまざまな文化体験プログラムを提供しており、異文化の理解を深めることや自己課題を把握できる点です。

長期留学は、6か月から1年程度の期間をかけて、より高度な語学力を身につけるためのものです。

ただし、3か月以上の留学では、F-1ビザの取得が必要になります。

3か月未満の場合は、ビザ免除プログラムが適用されることがありますが、1週間の授業時間が18時間を超える場合はF-1ビザが必要です。

留学をとおして自身の英語力を再評価し、次のステップを計画することが重要です!

エクステンション留学

エクステンション留学は、語学学習だけでなく、ほかの分野の学びも組み合わせることができるため、新しいスタイルの社会人留学として人気です。

英語以外に、ビジネスやマーケティングなど専門分野の知識を得ることが可能です。

英語だけでなく、より広範囲の知識を身につけられますが、専門分野の授業を理解できるくらいの英語力が必要になるでしょう。

エクステンション留学の場合、講座が3か月以上にわたり開催されるのであれば、F-1ビザの取得が必要です。

講座期間が3か月未満であっても、1週間に18時間以上受講時間があれば、F-1ビザの取得が必要になる点は注意が必要です。

大学・大学院留学

ある程度の英語力があり、キャリアアップ・キャリアチェンジを目指すための留学であれば、大学・大学院留学を目指しましょう。

なかでも、社会人留学で人気の高いのがMBA留学です。

経営修士学を取得でき、ビジネスのプロフェッショナルとして認知されます。

授業内容を理解できるリスニングレベルが十分であることはもちろんですが、スピーキング力や自信をもって自分の意見を述べる力も必要です。

また、大学・大学院への入学が難しければ、コミュニティカレッジを検討しても良いでしょう。

コミュニティカレッジは、日本の短期大学と専門学校を組み合わせたような教育機関であり、一般的な大学に比べて入学試験が比較的容易であり、高い英語力をもつ必要がない点が特徴です。

学習意欲の高い方たちが勉強するための教育機関という側面があり、学生の年齢は10代から40代、50代とさまざまです。

大学、大学院、またはコミュニティカレッジのいずれを選択する場合でも、F-1ビザの取得が必要です。

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社会人がアメリカ留学する主な理由

社会人になってからの留学は、学生がアメリカ留学を目指す理由とは異なる点があります。

転職後のリフレッシュ休暇

転職後のリフレッシュ休暇中に、自身のご褒美として短期留学をする方もいます。

勉強と観光を兼ねて、アクティビティが充実した語学学校を選べば、学校主催の小旅行やパーティなどにも参加できます。

観光とは違い、異文化をより深く理解したり、世界各国から来ているクラスメートと話す機会が増えるでしょう。

海外移住・海外での就職を目指す

長期留学をしたあとに、海外移住や海外就職を目指す方がいます。

海外大学などで、これまでの社会人経験を活かせるような、専門知識を身につければ、海外での就職も不可能ではありません。

インターンやボランティアなど、自身のスキルを伸ばし、実践的な経験を積めるような留学を検討しましょう。

社会人がアメリカ留学で得られるメリット

社会人になってから留学するメリットは、社会人としての経験や成熟した視点をもちながら留学できる点です。

留学先での学びや経験は、今後のキャリアや人生のさまざまな面において、大きな影響を与える可能性があります。

以下では、社会人がアメリカ留学をして得られるメリットを紹介します。

アメリカ英語が身に付く

アメリカ留学では、格式高いイギリス英語とは異なるアメリカ英語の習得が可能です。

政治・経済など、今や世界の中心的な存在であるアメリカの言語を取得する強みは大きいでしょう。

言語は時代によって微妙に変化し、アメリカが牽引役といっても過言ではありません。

トレンドに沿った言葉を学べるのも、アメリカ留学ならではの魅力です!

ビジネス英語が習得できる

前述したとおり、政治経済の中心地であり、ビジネス英語が広く使用されています。

アメリカ留学では、現地でビジネス英語を実際に使いながら学べる点がメリットといえます。

ビジネス英語に特化した語学学校では、伝統的なビジネス英語だけでなく、新しいビジネス英語にも精通しています。

最新のビジネス英語を即座に実践できる環境であれば、ビジネスパーソンとしてのスキルが向上するでしょう。

最先端の技術・サービス・ビジネスを体感できる

アメリカには世界のトップ企業があり、最新のサービスやIT技術が日々生まれています。

日常生活のなかで、最新のものに触れる機会は日本より多いかもしれません。

さらに、インターンシップの機会を通じて、世界最先端のビジネス現場を体験するチャンスも存在します。

英語試験対策のための授業が受講できる

アメリカで学ぶことにより、英語の試験対策も効率的に進められるでしょう。

英語に囲まれて生活をしていくなかで、自然とリスニング力がアップし、TOEIC・TOEFLなどの対策になります。

最近の語学試験は、アメリカ人やイギリス人などのネイティブの方だけでなく、第2言語として英語を話す方の発音をリスニングパートで使用するケースがあります。

アメリカは世界的に人気のある留学先であり、さまざまな国籍や人種の方々が集まるため、英語圏以外の文化に触れる機会が日本よりも多くあります。

ネイティブの英語に慣れることはもちろんですが、英語圏以外の方が話す英語を聞く良いチャンスです。

エクステンションプログラムが受講できる

エクステンションプログラムを受講できるのもアメリカ留学ならではです。

エクステンションプログラムとは、大学外での短期学習プログラムです。

留学生や社会人が専門知識やスキルを学ぶために利用し、柔軟なカリキュラムや実践的な教育が特徴です。

アメリカの大学へ入学をしなくても、ビジネスやマーケティングなどの専門知識を高いレベルで学ぶことができるプログラムがあります。

留学できる学校が多い

アメリカには、4,000校以上の大学があります。

日本の大学は1,000校ほどあるため、4倍の選択肢があります。

選択肢が多ければ、自身の目的にあった学校を探しやすくなります。

語学学校やエクステンションプログラムなどを含めると、留学先はさらに増え、選択できる学校が多くなるでしょう。

ホストファミリーが多い

アメリカでは留学生が数多く訪れるため、ホストファミリーも留学生の受け入れに慣れているケースが多くあります。

文化交流を目的として、無料で留学生を受け入れるホストファミリーもいます。

アメリカ人の生活スタイルを体験できるのは、お金には代えがたい経験となるでしょう。

ホストファミリーと積極的に会話をすれば、より効率的に英語を学習できます。

社会人がアメリカに留学する際の課題

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社会人留学はメリットばかりではなく、デメリットを理解したうえで、留学するかを検討する必要があります。

自身の今後の人生に関わることも多いため、よく考えて行動しましょう。

キャリアブランクが発生する

1、2週間の短期留学であれば、夏休みなどの休暇を利用すれば留学は可能です。

一方、長期留学となれば、休職や退職を視野に入れなければなりません。

留学は経済的だけなく、時間も投資していると考え、留学の目的に合わせて留学方法を変える必要があります。

留学先では、自身の経験を活かしてキャリアを向上させるか、新たな分野を学んでキャリアチェンジを目指すかによって、適切な対策を取る必要があります。

退職した場合、留学後に転職できるのか、という不安をもつ方もいると思います。

留学中に得た経験やスキルをアピールできれば、転職する際にもプラスに作用します。

そのため、留学前からキャリアパスをしっかりと考えて行動しましょう。

ただし、語学留学はキャリアの評価対象とならないことには注意が必要です!

留学中は働けない

カナダやオーストラリアなどと違い、アメリカにはワーキングホリデーがなく、留学中の就業は禁止されています。

留学中に働くには、就労ビザが必要ですが、取得の難しさが懸念されます。

就労ビザを取得するには、特定の要件を満たし、厳しい審査を通過する必要があります。

そのため、アメリカ留学へ行く際は、経済的な計画も重要です。

留学費用が高い

短期留学の場合、現地での就労は難しいため、留学中に必要な費用は事前に準備する必要があります。

留学先にもよりますが、最近の円安の影響もあり、学費や生活費は高額な傾向にあります。

留学を検討する際には、費用面をしっかりと計画し、予算を把握しておくことが重要です。

治安が悪い

アメリカは、世界でもっとも銃の保有が多い国です。

2022年の調査では、アメリカ人の30%が銃を所持していることがわかり、保有率は上昇傾向にあるといわれています。

一部の地域では治安の懸念が高まっており、観光客や留学生はとくに注意が必要です。

治安の良し悪しは都市やエリアによって異なるため、事前に危険な地域を調べて近付かないようにしましょう。

社会人がアメリカ留学する際に必要な費用

アメリカへ留学する際の、期間別費用は以下のとおりです。

留学方法によっては異なる場合もありますが、アメリカは英語圏のなかでも比較的費用が高い国の一つです。

期間費用
1週間20〜30万円
1か月30〜50万円
3か月70〜120万円

渡航費

渡航費は、渡航時期にもよりますが、往復で10万円〜20万円が相場です。

夏休み、年末年始などたくさんの方が移動する時期は、当然のことながら渡航費は上昇します。

逆に、春や秋など比較的ローシーズンでは渡航費を抑えることが可能です。

学費

留学費用で大きなウェイトを占め、大きな変動要因でもあるのが学費です。

留学スタイルや学校の公立・私立、都市によっても学費は大きく異なります。

以下で、留学種類別の学費の例を紹介します。

公立・私立や都市により変動幅があるため、金額はあくまでも参考としてください。

留学の種類費用
語学留学100〜200万円
エクステンション留学100〜120万円
コミュニティーカレッジ100〜120万円
大学100〜300万円
大学院150〜500万円

生活費

留学スタイルによって生活費も大きく異なりますが、節約の余地もある項目です。

個人の努力次第で、生活費を抑えることは可能です。

以下に、生活スタイル別に1年間でかかる生活費について表にしました。

住み方生活費
1人暮らし36〜240万円/年間
ホームステイ120〜240万円/年間

必要な項目としては以下を含んでいます。

  • 家賃
  • 光熱費
  • 通信費(インターネット・携帯代)
  • 食費
  • 交通費
  • お小遣い

アメリカ留学でかかる費用について、期間別や総額が知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

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社会人がアメリカ留学を成功させるためのポイント

社会人留学を成功させるためには、おさえるべきポイントがいくつかあります。

準備段階から念頭において、留学のイメージを膨らませましょう。

留学の目的は明確にしておく

社会人の留学は学生の留学とは異なります。

キャリアブランクを経て転職し、キャリアアップを目指す際に、留学の目的を問われることが多いでしょう。

明確な目的をもっていれば、留学中に困難に直面しても、強い意志をもって挑戦ができます。

帰国後のキャリアイメージを描いておく

曖昧な気持ちで留学しても、何も得られない可能性があります。

そのため、留学する前に、帰国後のキャリアイメージをしっかり描いておきましょう。

海外で就職する、外資系企業で働きたい、英語を生かした仕事がしたいなど、将来の展望をもっておく方が、充実した留学生活を送りやすいでしょう。

帰国後のキャリアイメージを描けば、今自分に足りないものがはっきりとわかり、留学を通して何をしなければいけないかが明確になります。

事前準備を怠らない

アメリカの留学事情の下調べは怠らないようにしましょう。

不安なことはどんどん調べて、すこしでも安心して留学に臨みたいものです。

また、語学力は可能な限り、留学前につけておいた方が良いでしょう。

「語学力は現地に行けば伸びる」と思っている方は多いですが、英語力の向上は、渡航前に行う努力が留学先での成長の可能性を広げるといえます。

英語力が一定のレベルにあるならば、英語に留まらず、エクステンション留学への挑戦も可能かもしれません。

英語学習は重要ですが、英語に加えてさらに付加価値を学ぶことで、より充実した留学体験が得られるでしょう。

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次のキャリアが有利になるような留学生活を送ろう

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今回は、社会人のアメリカ留学についてメリットやデメリット、留学費用やおさえておくべきポイントを紹介しました。

留学の成功ポイントとしては、リスニングやスピーキング力の向上、現地での実践的な経験、異文化の理解などが挙げられます。

また、留学前の準備や費用面の配慮も欠かせません。

社会人にとって、アメリカ留学は成長と挑戦の機会であり、自身のキャリアにプラスになるようなものにする必要があります。

留学後の次のキャリアが有利になるような、充実した留学生活を送りましょう。

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