スコットランド留学を検討しているなら、留学するメリットや留学費用が気になる方も多いと思います。特にイギリスは物価が高いといわれているので、留学するにあたりどのくらい費用がかかるのか気になりますよね。
そこで今回は、スコットランドに留学するメリットやかかる費用について紹介します。これからスコットランドに留学する予定の方も、ぜひ参考にしてくださいね。
スコットランドってどんなところ?
イギリスは、スコットランド・イングランド・ウェールズ・北アイルランドの地域で構成されています。そして、スコットランドはイギリス全土のおよそ3分の1を占めるほど大きな地域なのです。
イギリス留学と聞くとロンドンを思い浮かべる方も多いですが、実はスコットランドも留学先として人気があります。そこで、まずはスコットランドの基本情報から見ていきましょう。
スコットランドの特徴
スコットランドはイギリス全土の多くを占める大都市で、首都は歴史的な建造物が並ぶエディンバラです。ただ、人口の4割はスコットランドの大都市グラスコーに集まっています。
そんなスコットランドは、イギリスの一部でありながら教育や法、裁判は他の地域と異なる独自の制度があるのが特徴です。また、使用言語は英語・スコットランド語・ゲール語の3種類あるのも大きな特徴でしょう。
物価
物価が高いといわれるイギリス国内の中でも、スコットランドは物価が高めです。
ただスーパーで購入できる食材は比較的安いため、自炊することで留学費用を抑えられます。
治安
スコットランドは全体的に治安は良いです。特に首都のエディンバラは富裕層が多く治安が安定しているので、女性でも安心して留学生活を送れます。
ただしスコットランドの地域の中には、不審者が多発するエリアもあるので注意が必要です。
天候
スコットランドは比較的温暖ですが、夏場でも寒い日があるので防寒対策は必須です。
また雨の日が多く1日の気候の変化も激しいため、持ち歩き用の折り畳み傘を持参すると役立ちます。
教育水準
スコットランドでは、他の地域と異なり独自の教育制度があります。
また定期的にスコットランド政府による審査が行われているので、学校を問わず全体的に教育水準は高いといえます。
スコットランド留学の特徴
スコットランドへの留学を検討するにあたり、実際にどのようなメリットがあるのか気になっている方も多いと思います。
イギリス留学と聞くとロンドンを思い浮かべる人も多いですが、実はスコットランドに留学することで色々なメリットを得られるのです。ここでは、スコットランド留学の特徴を紹介します。
特徴1.教育水準が高い環境で勉強できる
イギリスは本来教育水準が高いことで知られていますが、他の地域と比べてもスコットランドの教育レベルは高く位置付けられています。スコットランドの教育水準が高いのは、スコットランド政府が定期的に審査を行っているからです。
スコットランド政府が行う審査によって、他の地域に負けない高い教育水準を保っています。スコットランドの大学や語学学校に通うことで、教育水準が高い環境で勉強することが可能です。
またスコットランドは、ロンドンより日本人が少ないので英語環境を整えられるのも大きなメリットでしょう。渡英して間もない頃は少し大変ですが、英語力は格段に上げられるはずです。
特徴2.勉強・遊び・インターンシップなど幅広く体験できる
自然豊かなスコットランドには、スカイ島にある絶壁の岩キルトロックがあったり妖精のプールと呼ばれる谷があったり遊べる場所がたくさんあります。他にも、スコットランドには無料で入れる美術館や博物館があるので雨の日でも退屈しません。
また、大学によっては授業の一環でインターンシップを体験できる学校もあります。インターンシップを通して、現地の方とコミュニケーションもとれるのでさまざまな体験ができるでしょう。
特徴3.スコットランド文化に触れられる
スコットランドに留学すると、独自の文化が根付く地で、歴史や独特な文化、芸術を体感できます。例えば男性が身につけるスコットランドの伝統的な衣装やバグパイプの演奏も街中で見れるはず。
また、毎年エディンバラで開催される「エディンバラ国際フェスティバル」では、世界最大規模の芸術祭も楽しめます。日本とは異なるスコットランドの文化を学べるでしょう。
スコットランド留学の費用相場
スコットランドは物価が高いので、留学費用が気になる方も多いはずです。
ここでは、状況別にスコットランド留学における費用相場をまとめました。どのくらいの費用を用意すれば良いのかも把握できるので、ぜひ参考にしましょう(2021年6月時点の為替レートで計算しています)。
1ヶ月の語学留学の場合
内訳 | 費用 |
---|---|
語学学校 | 17万円 |
滞在費 | 11万円 |
航空券(往復) | 13万円 |
海外旅行保険 | 2万円 |
合計 | 43万円 |
大学・大学院留学の場合
内訳 | 費用 |
---|---|
大学・大学院 | 314万円(文系)・413万円(理系) |
滞在費 | 150~170万円 |
航空券(片道) | 8〜15万円 |
海外旅行保険 | 12〜24万円 |
合計 | 484〜523万円(文系)・583〜622万円(理系) |
留学費用を抑える方法
スコットランドは物価が高いので、少しでも費用を抑えたいと考える人も多いでしょう。
スコットランドもロンドンと同じくらい物価は高いですが、スーパーで買える食材は比較的安く手に入れられます。外食が続くと食費もかかるため、できる限り自炊するのがおすすめです。
ホームステイや寮生活、シェアハウスなど生活環境はさまざまですが、多くの場合、最低限の料理器具は揃っています。
すべてを現地で揃える必要もないので、食材さえあればすぐに料理できます。日本ではまったく料理していなかった方も、スコットランド留学中に始めてみましょう。
語学学校では就労が認められていませんが、大学や大学院の場合はアルバイトが認められています。現地で収入を得ることでお金に余裕ができるので、ギリギリの費用で生活しているならアルバイトを検討するのも良いでしょう。
スコットランド留学で必要な準備
スコットランド留学を決心したら、次は留学における準備を進めなければなりません。
特に長期間の語学留学になると、学生ビザの申請なども必要になります。申請を忘れると、渡英できない可能性もあるので注意が必要です。
ここからは、スコットランド留学で必要な準備を紹介します。
ビザ
6ヶ月以内の語学留学であれば、観光ビザで渡英できます。観光ビザの場合は、特別な申請は必要ありません。
ただ留学期間は6ヶ月を超えると、短期学生ビザや学生ビザの取得が必要です。
東京と大阪にあるイギリスビザ申請センターにて、申請者本人が必要書類を提出する必要があります。2021年にビザ制度が一新され、審査も厳格化されているのが現状です。
少しでも不備があると申請を却下されることもあるので、個人でビザの手続きを行うときは十分に注意しましょう。
英語力
現地で英語を勉強すれば良いと考える方もいますが、日本にいる頃から英語力を高めておきましょう。
日本で基礎をしっかり高めて渡英すれば、現地でもスムーズに馴染めます。限りある留学生活で充実した時間を過ごせるはずです。
またスコットランドは、訛りが強いといわれるスコットランド語を話す方もいます。授業中や普段の会話でも聞き取れないこともあるかもしれません。
スコットランド語に慣れておくためにも、日本で少し耳慣れさせておきましょう。
まとめ
本記事では、スコットランド留学のメリットや費用相場についてご紹介しました。教育水準が高い環境で英語を学べたりスコットランド独自の文化に触れられたりさまざまなメリットがあります。
またスコットランドは物価が高いといわれますが、自炊を心がけたり現地で就労したりすれば少しは経済的な不安も解消されるはずです。
現在スコットランドへの留学を検討している方は、今回ご紹介したポイントを踏まえ、具体的な留学プランを立ててみてはいかがでしょうか。