2023/02/06

イギリスの大学の卒業式はどんな感じ?リーズ大学の日本人留学生が語る

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この記事を書いた人

Y.D
学習院大学文学部卒業
吉田 大輝 Yoshida Daiki
大学卒業後、バークレーハウスでスクールカウンセラーとして勤務。
IELTS対策を中心に、各種試験対策に励む生徒たちをサポートする中で渡英を決意。現在はイギリスのリーズ大学大学院にて翻訳コース、異文化コミュニケーションを専攻。

皆さん、こんにちは。

2021年9月からイギリスのリーズ大学院に留学をし、留学後は現地就職を果たすことができた吉田大輝です。

2022年12月、私が所属をしていたスクールの卒業式が行われました。

今回は、日本ではなかなか馴染みのないイギリス大学の卒業式について、参加案内、準備、卒業式当日の3つに分けて現地の様子を紹介します。

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目次

参加案内

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卒業式の参加案内は、式当日の2か月前(10月中旬)にメールで来ました。

そのメールに記載されているリンクから、式に参加するかを回答する必要があり、学生は以下3つの選択肢から希望を選びます。

  • ① 12月の卒業式に対面で参加し、卒業証書は当日受け取る
  • ② 2023年7月か12月の卒業式に参加する(選択した日付まで卒業証書は受け取れない)
  • ③ 対面での卒業式に参加せず、卒業証書は郵送での受け取り

どの選択肢にするか、学生によって意見が結構バラバラでしたが、私は①を選びました。

大学院終了後もリーズに残って仕事をしていますし、何より人生で一度きりの体験だと思ったので、参加することにしました。

ほかの留学生は、残念ながら③を選択した方がもっとも多かったように思います。

①を選択しなかったのは以下の理由からでした。

【②派の意見】

12月は寒すぎて無理。来年の夏に写真を取りたいから。

【③派の意見】

航空券が高い。年末は仕事が忙しく、12月にイギリスに行けないから。

準備

卒業式に参加するためには、以下の項目を期限までに終える必要があります。

  • 式会場に入場するためのチケット予約
  • ガウンの手配
  • 写真のオーダー(任意)

卒業式のチケットに関しては、卒業生、また卒業生の付き添い最大2名まで無料です。

しかし、それ以上の人数が式に出席する場合、有料でチケットを購入しなくてはなりません。

また、卒業式に参加するには、ガウンの着用が必須となっていました。

このガウンですが、基本的にレンタル方式になっています。

レンタル期限も式当日のみのレンタルか、1週間のレンタルかを選ぶことが可能です。

また、ガウンの上に羽織るフードもガウンと一緒に借りる必要があります。

イギリスでは大学ごとに色が決まっており、リーズ大学の場合は緑色がスクールカラーです。

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リーズ大学の場合、卒業式の四角い帽子はレンタルすることができず、自身で購入する必要がありました。

なお、帽子を購入しても式典中は着用が許されていません。

そのため、あくまで私は写真用、そして記念品として購入しました。

購入した帽子は、卒業式前までに登録されている住所に郵送されます。

ガウンと帽子は、予約をする際に自分のサイズをオーダーすることができます。

ガウンは身長で、帽子は頭周りの長さで自分に合うサイズを調整します。

ちなみに私は、ガウンとフードを当日のみレンタルしたのですが、合計51£(約8,100円)しました。

帽子は43£(約6,500円)で、額に入っている記念写真は50£(で約8,000円)しました。

人生で一度きりの機会ですが、さすがに高すぎないかと思いました(笑)

卒業式当日

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卒業式当日は、会場に早く到着することをおすすめします。

卒業式の会場に着いたら、以下の3つを済ませます。

  • ① 受付を済まし、チケットを受け取る。
  • ② ガウンを受け取り、着用する。
  • ③ 記念写真(購入した学生のみ)を撮影する。

式開始の30分前には、式典会場に到着している必要があり、20分前から順次席に案内されます。

会場ではオルガンの演奏がされており、時間になるとスクールの教授たちが入場して、いよいよ式が始まります。

式全体の流れはとてもさっぱりとしていて、スピーチ、卒業証書授与、スピーチで終わりです。

そのため、非常にリラックスした雰囲気で、式はサクサクと進行します。

卒業証書授与の際、卒業生の名前が呼ばれると両親や親戚が盛大に声を出して盛り上げているのを見て、こちらもなんだか嬉しくなりました。

自分の名前が呼ばれたらステージに登壇し、卒業証書の控え(卒業証書ではありません)を受け取ります。

ただステージ上で紙を受け取るだけですが、やはり自分の番は本当に緊張しました。

式典後は、カフェテリアでシャンパンと軽食を無料で食べることができます。

私は式後、仕事に戻る必要があったため、ゆっくりと過ごす時間はなく、お茶を一杯だけ飲んで帰宅しました。

後日、担当教授に「式後のカフェテリアに大輝がいなくて残念だった」と連絡を貰った際は、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

留学はかけがえのない経験

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今回の記事は、イギリス大学の卒業式について現地からレポートしました。

留学前は不安でいっぱいでしたが、無事に卒業式の日を迎えることができ、実際にやり切ったことを実感しました。

なにより、留学を応援してくれた家族、日本の友人、リーズ大学で出会うことができた友達、私の研究にアドバイスをしてくれた担当教授、困った時にいつでも助けてくれたフラットメイト、さまざまな方のサポートがあり卒業までたどり着けたと思っています。

大学院留学は、私の人生のなかでかけがえのない1年間になったと確信しています。

留学中は大変なことがたくさんあると思います。

しかし、それ以上に得られるものが多いため、辛いことがあっても頑張って乗り越えてみてください。

皆さんが素敵な留学生活を送れるよう、応援しています!

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