2024/05/13

留学生活をもっと充実させる!カナダでのバイト事情とおすすめの職種

カナダ留学 アルバイト

この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

留学には学費だけでなく、滞在費や渡航費など多額の費用がかかります。

そのため、現地で少しでも稼げれば生活費や娯楽費を賄うことができ、お金の心配をせずに留学生活を満喫できます。

本記事では、カナダ留学のビザの種類、アルバイト可能なビザ、カナダでのアルバイト事情などについて解説します。

カナダ留学中にアルバイトをするメリットとデメリットも記載しています。

ぜひ参考にしてください。

目次

カナダ留学の特徴について

カナダは、北米でもっとも治安が良いとされており、自然の多い環境も魅力の一つです。

また英語だけでなくフランス語も学ぶこともでき、フレンドリーな国民性も留学先として人気の一つです。

カナダ留学は、さまざまなビザがありそれぞれ異なった特徴があります。

留学の際は、自分の学びたいことや留学できる期間、費用などを考えて検討しましょう。

また、カナダ留学でアルバイトができるのか、どのようなビザであればバイトが可能なのかを説明していますので、ぜひ参考にしてください。

カナダ留学でバイトはできる?

カナダ留学では、アルバイトをすることが可能です。

学生ビザやワーキングホリデービザを取得することでアルバイトができ、ビザによってはインターンシップや実務経験が積めるものもあります。

学費や生活費の一部をまかないながら、スキルや言語を習得できます。

留学中のアルバイトは、ビザの種類によって働ける時間に制限があるので、注意しましょう。

カナダ留学の際に必要なビザ

カナダ留学は、学生ビザやワーキングホリデービザが必要です。

eTAはかならず取得しよう!

  • 学生ビザを発行しなくても「eTA(電子渡航認証)」を取得すれば、最長6ヵ月学校に通うことができます。

語学学校などであればeTAで短期的に留学可能です。

しかし、大学や専門学校に通いたい場合は、学生ビザが必要です。

また各ビザの取得には一定の要件があります。

ビザの要件を確認し、自分に合ったものを取得しましょう。

カナダ留学の就労時間とビザの条件について

カナダに留学中の際の就労時間は、ビザの種類によって異なります。

以下のリストに、カナダ留学のビザと特徴や就労時間について説明しています。

ビザの種類就労時間
留学生ビザ週20時間
ワークパーミット週40時間
COOPプログラム週20時間
ワーキングホリデービザ週40時間(1年限定)
観光ビザ就労不可
PGWP週40時間(最長3年の就労)

留学生ビザ

留学生ビザは、カナダでの学習を目的とする留学生が取得するビザです。

公立カレッジに通学するためのビザを取得しており、SIN(Social Insurance Number)を申請していれば通学期間中でも週に20時間の就労が認められています。

また、休暇中はフルタイムでのアルバイトが可能となり、週40時間の就労ができます。

COOPビザなしに、学生ビザのみでアルバイトをしたい場合は、政府認定の学校への6ヵ月以上のコースの登録が必要になります。

ワーク・パーミット

ワーク・パーミット(Work Permit)、留学生がアルバイトやインターンシップなどの労働活動をおこなうために必要なビザです。

  • On-Campus Work Permit
  • Off-Campus Work Permit
  • COOP Work Permitなど

留学生の労働活動に関連するさまざまな種類があります。

On-Campus制度は大学やカレッジのキャンパス内でのアルバイトで、Off-Campus制度はキャンパス外でのアルバイトです。

COOPプログラム

COOPビザは、大学やカレッジのカリキュラムに組み込まれたインターンシップや実務経験を積むためのビザです。

カナダの高校、大学・大学院に正規留学をした場合には、COOPプログラムを使えば週に20時間の就労が可能になります。

申請には別途費用はかからず、学生ビザの申請をするときに「就労が必須」という項目にチェックをつけることで取得できます。

ワーキングホリデービザ

ワーキングホリデービザは、観光と仕事を両立するためのビザです。

1年間限定で就労が可能で、取得すればフルタイムでアルバイトが可能です。

半年以内であれば、語学学校にも通うことができ、どこに滞在するかも自由に選べます。

ワーキングホリデービザは、18〜30歳までの人が取得可能ですが、1カ国に1度しか使えないビザで、カナダは延長もできないので注意しましょう。

観光ビザ

観光ビザは、カナダに一時的に訪れるためのビザです。

留学生が留学先以外の場所を訪れるのに使用、もしくは卒業後に一時的に滞在する場合に使われることがあります。

ビザの期間は6ヵ月以内で、日本国籍保持者であればビザ免除プログラムによって渡航前にビザを取得する必要はありません。

入国時に出国予定以上のパスポートと帰国の航空券、十分な資金を持っていることを証明できれば滞在できます。

PGWP

PGWP(Post-Graduation Work Permit)は、カナダの公立カレッジ・大学、または移民局が認定する一部の私立カレッジ・大学を卒業後、申請できます。

高校卒業以上の高等教育機関の一定のプログラムを卒業すると、8ヶ月〜最長3年間の就労ビザが見込めます。

卒業だけを条件とした就労ビザは世界的にも珍しく、カナダ留学の魅力の一つで、移民申請を目指す人にも人気の制度です。

ビザの申請の際には、雇用主を探す必要がなく、職種や年齢などの就労条件を自由に選択できます。

インターンシップ

インターンシップは、企業が求める分野を学んでいる学生を対象に、企業が学生を一定期間受け入れて就業体験を提供するシステムです。

インターンシップの修了証などを発行してくれる企業もあり、学校側がインターンシップ先を紹介してくれることもあります。

海外インターンシップは、就活でもアピールできるといったメリットもあるためぜひ活用しましょう。

また、インターンシップには有給と無給の2つがあります。

以下にそれぞれの特徴を説明していますので、ぜひ参考にしてください。

有給インターンシップ

有給インターンシップは、インターンシップ期間中に給料が発生するインターンシップです。

もらえる給与が少額であっても、現地での生活費の足しにできます。

ただし有給インターンシップの場合は、ハイレベルな英語力とビジネスにおけるコミュニケーション力などの高いスキルが求められます。

インターンシップの経験を活かして、企業からのスカウトが得られるチャンスもあります。

無給インターンシップ

無給インターンシップは、インターンシップの期間中に給料が発生しないため、学生を受け入れている企業の数がとても多いのが特徴です。

有名企業のインターンに参加することで、高いスキルを持った人々を近くで見て経験値として吸収することができます。

そのためインターンシップ中は無給ですが、卒業後のキャリア形成や就活にとても役立つという大きなメリットがあります。

アルバイトをする前に準備しておくべきこと

アルバイト可能なビザかどうか確認

  • カナダでアルバイトをする前に、アルバイトが可能なビザを保持していることを確認しましょう。

その後、SINナンバーの取得や銀行口座の開設など必要な手続きがあります。

下記にSINナンバー取得、銀行口座の開設方法について解説していますので、ぜひ参考にしてください。

SINナンバーの取得方法

SINナンバーは、社会保険番号のことで日本のマイナンバーのようなものです。

カナダで働く際には、企業にかならず提出しなければいけません。

SINナンバーの取得には費用がかからず、Service Canadaのオフィスに身元確認書類を提出して取得できます。

窓口で申請すれば即日発行が可能で、オンライン申請の場合は10営業日以内、郵送であれば20営業日以内に処理されます。

提出書類は、パスポートと就学許可証または就労許可証が必要になるため忘れずに準備しましょう。

銀行口座の開設方法

給料を受け取るため、企業に口座情報を提出しなければいけません。

そのため、働き始める前に現地の口座開設をしましょう。

口座を開設するには、実際に銀行に足を運ぶ必要があり、その際にパスポートとビザなどの身分証明書の提出が必要です。

口座開設の際には相応の英語力が必要です。自分の語学力が心配な場合は、日本語対応の銀行を利用しましょう。

カナダでバイトをするメリット

  • カナダでアルバイトをするメリットは、以下の3つになります。
  • 異なる価値観や常識が理解できる
  • 言語習得効果が高い
  • チップがもらえる

カナダ留学中の主なアルバイト先として、レストランやパブ、小売店での接客、オフィスでの事務作業などがあります。

現地の人と関わる場所が増えることで、さまざまな文化を体験でき、異なる価値観や常識に触れられます。

カフェやレストランなどの飲食店の接客業は、お客様や従業員同士とのコミュニーケーションも多く取れることから、語学学習に高い効果が得られるうえ、友達も作りやすいでしょう。

また、カナダではチップ文化があることから、アルバイトをすることで給料とは別でチップももらえるメリットがあります。

カナダバイトの注意点

カナダでアルバイトをする場合、日本語を使わない環境であるか確認しましょう。

日本語が使える環境だと、英語の学習機会にならないからです。

英語力がそこまで上達していない人は、現地の日本料理屋、すし屋でバイトを始めることが良くあります。

日本食レストランでアルバイトをすると環境的に、日本語を頻繁に使います。

そのため、語学の勉強がおろそかになるだけでなく、英語力が一向に上達しない結果にもなります。

できるだけ、日本語を使わない仕事を見つけることが重要です。

ただし、現地でローカルの仕事を探す際に、なかなか仕事が見つからない場合は、日本食レストランで働きながら継続して仕事を探す方法もやむを得ないでしょう。

カナダ留学でのおすすめの職種紹介

カナダ留学でのおすすめのアルバイトは、大学の研究補助や飲食店などがあります。

大学内部で働く場合、IT関連や専門職、大学の研究補助などは稼げる可能性が高いですが、専門的なスキルが必要です。

専門的なスキルがない場合は、パブサーバーなどチップが高額になりやすいため、おすすめです。

カフェやレストランといった飲食店でのアルバイトは友達が作りやすい、コミュニケーションが多く言語の習得に良いなど、多くのメリットがあります。

カナダ留学でのバイト体験で得られること

カナダ留学の際にアルバイトをしてみたいと考えていても、実際にどのように動けばいいのかわからない方も多いのではないでしょうか。

そのため、実際にカナダでアルバイトの経験をされた方の体験談を見ることで、イメージをつけることも重要です。

アルバイトを通じた留学生活の充実

アルバイトを始めると、友達の幅も増えさまざまな文化を体験できます。

カナダでは服装や髪色、ネイルなどが自由な労働環境が多く、仕事中も仕事仲間やお客様との会話を楽しみながら働ける仕事場も多いです。

日本とは違い、仕事とプライベートはわけて考える人が多いので、異なる働き方を体験できるのも魅力の一つです。

経済的自立とスキル習得

アルバイトをはじめると、英語に触れる機会が増えます。

英語スキルの向上だけでなく、自分の英語力に自信が持てるようになります。

カナダに行って英語力を伸ばすことはもちろん、過去の経験を活かしたスキルや伸ばしたいスキルを明確にして行動すると良いでしょう。

目標を持つことでやりたいことを絞りやすくなり、アルバイトを見つける上でも志望動機がはっきりしてきます。

また、カナダの平均時給は日本よりも高くチップももらえるためお金が貯まりやすいです。

カナダはアメリカや南米にも近いことから、旅行もしやすいので充実した留学生活を送ることができるでしょう。

まとめ

語学力がない状態でも日本食レストランなど、アルバイト先は見つかりますが、英語に触れる機会があまり多くないため、ローカルの仕事がおすすめです。

そのため、留学前にある程度の語学力を身に付けておくことは必須だと考えておきましょう。

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