カナダは、日本をはじめ、世界各国からの留学生から人気のある語学留学先として知られています。
しかし、カナダは留学に適した時期が渡航目的によって異なるため、最適な渡航時期がわからない方も多いです。
本記事では、カナダ留学を検討している方向けに、おすすめな渡航時期について解説します。
さらに、季節別に現地で体験できるアクティビティや、航空券を購入する際に注意しておきたいポイントもまとめて取り上げるため、ぜひ参考にしてください。
カナダへ留学する際の渡航時期は基本的に任意
カナダ留学の最適な渡航時期は、留学の目的によって異なります。
基本的には、自分の都合に合わせて渡航時期を決定して問題ありませんが、留学プランによっては特定の時期に渡航しなければならない場合もあります。
そのため、日本にいる間の予定も考慮しつつ、留学時期を決定することがおすすめです。
たとえば、大学生がカナダへ留学をする場合、就職活動が本格化する前の時期や1〜2年生の間に渡航するとよいでしょう。
【目的別】カナダ留学の渡航時期の目安
前述したとおり、留学の時期は、渡航先や留学形態によって異なります。
具体的にいつ出発すればよいのか、留学の目的別にチェックしてみましょう。
高校留学の場合
近年、国際感覚や語学力を早い段階から養うために、高校留学を検討する方が増えています。
高校留学の場合、中学を卒業した直後の3月下旬から4月下旬、もしくは高校1年生や2年生を終えたあとすぐの渡航が、もっともポピュラーな出発時期です。
また、日本の高校の1学期が7月下旬に終了し、すぐにカナダに向けて出発する方法もあります。
正規の高校留学の時期に合わせる場合は、8月下旬から9月上旬に渡航することが適しています。
大学留学の場合
カナダの大学は、通常9月から学期が始まるため、正規留学をする場合は8月下旬から9月初旬に渡航することが一般的です。
一部のケースでは、日本の学校の終了時期に合わせて3月から4月に渡航することもありますが、大学の開始時期に合わせて渡航すれば基本的には問題ありません。
ただし、特定の渡航時期が指定されている場合もあるため、留学先の合格書や関連書類をしっかりチェックしてください。
渡航時期が未定の場合でも、授業開始前には現地に到着するように計画しましょう。
語学留学の場合
数あるカナダ留学の形式のなかでも、もっとも一般的なのは、語学学校に通いながら英語を学ぶ、語学留学です。
語学学校は、毎週生徒を受け付けているため、渡航時期に関する規定はありません。
そのため、基本的には自分にとって都合のよい時期に渡航すれば問題ないです。
ちなみに、渡航時期によって語学学校の日本人比率はやや異なります。
日本人が多い時期に留学したい場合は4月から5月、日本人が比較的少ない時期に留学したい場合は冬に渡航することがおすすめです。
\ 語学学校の選び方を紹介!/ワーキングホリデーの場合
ワーキングホリデー(ワーホリ)とは、日本と協定を結んだ国で1年、もしくはそれ以上の期間、仕事をしながら滞在できる制度です。
ワーホリでカナダへ渡航する場合、基本的には語学留学と同様、自分の都合に合わせて渡航時期を選ぶことが可能です。
とくに、渡航におすすめな時期は、航空券が安くなる冬です。
冬場は仕事がみつかりにくいため、冬の間に英語力を磨き、春になったタイミングで仕事を探すとよいでしょう。
ただし、ワーホリはビザの取得のみならず、渡航にも年齢制限が設けられているため、ビザを取得する前にあらかじめ確認しておくことが重要です。
\ ワーホリの特徴と留学との違いは?/長期休暇を利用した留学の場合
昨今は夏休みや春休みなど、長期休暇を利用して海外留学をする方が増えています。
たとえば中高生の場合、プログラムの開講期間の都合上、夏休み前半に出発するケースが多く、大学生や短大生の場合は夏休みの中盤から後半にかけて出発するパターンが多いです。
長期休暇を利用して留学を検討している方は、プログラムの開始時期や予算と相談しながら、自分に合った渡航時期を決定しましょう。
カナダ留学を決めるポイント
カナダ留学を決めるにあたり、おさえておきたい重要なポイントがいくつかあります。
留学までの計画を立てるうえで、どのような点に注目するべきかを明確にすることが大切です。
以下では、カナダを留学先として決める際のポイントを解説します。
費用
留学を決める前に、あらかじめ決めた予算内で留学が実現可能かどうか、かならず確認しましょう。
海外留学をするためには、学費やビザ申請費、現地での生活費など、さまざまな費用が必要になるため、留学前に十分な予算の確保が必要です。
もし、お金の面で不安がある場合は、奨学金を利用することも一つの手です。
カナダ留学での費用を抑えたいのであれば、冬がおすすめです。
冬は留学生が少なくなるため、語学学校の学費や航空券などが安くなります。
また、通学期間が長くなると学費の割引をしてもらえるケースもあるため、語学学校の公式サイトなどで確認しましょう。
環境
渡航前は、滞在予定地の環境もチェックしておきましょう。
カナダには、日本人が多いエリアとそうでないエリアがあります。
バンクーバーやトロントなどの日本人が多いエリアは、困ったときに日本人同士で助け合えるメリットがありますが、日本語環境から離れられず、英語が向上しづらいといえます。
一方で、ビクトリアやカルガリーなど、日本人が少ないエリアでは、自然に英語を話す機会が増え、英語の上達が早まるでしょう。
ただし、英語に慣れていない時期は、ホームシックになりやすいというデメリットがあります。
どちらの環境が自分に適しているかを見極め、留学先を決めましょう!
学校
カナダには、語学学校や大学、専門学校など、留学生を受け入れるための教育機関が多く存在しています。
英会話の習得に力を入れている学校や資格の取得に力を入れている学校など、学校によってさまざま特色があります。
そのため、留学を検討する際に、どのような学校が最適か迷う方も多いです。
学校選びに迷う場合は、自分が留学をとおして何を学びたいのかを明確にし、自分の興味や目標に合った分野が学べる学校を選ぶことが重要です。
学校の情報収集は、インターネットや学校のパンフレット、SNSなどを活用することがおすすめです。
また、学校の公式サイトに日本人比率を公表している学校もあるため、参考にしてみるとよいでしょう。
カナダ行きの航空券を購入する際のポイント
カナダへ渡航するためには、航空券が必要不可欠です。
航空券を購入する際におさえておきたい重要なポイントについて、以下で解説します。
航空券が安い時期を狙う
航空券の価格は、購入する時期によって値段が変動するため、渡航費を節約したい方は航空券が安い時期を狙いましょう。
航空券が安くなる時期は、国や地域によって異なりますが、カナダの場合は観光シーズンを外した11月上旬から12月中旬までの時期の購入がおすすめです。
一方で、航空券の価格が高騰するのは、気候が良い8月頃のため、特別な理由がない限りは8月頃の購入は避けることをおすすめします。
格安航空券を利用する
渡航費を抑えたい場合は、LCCと呼ばれる格安航空会社を利用することも一つの手です。
さらに安さを求める場合は、中国を経由するルートがもっとも最安値になります。
最近では、中国以外のアジア諸国、とくに韓国や香港を経由するルートも人気があります。
格安航空会社を利用するとサービスが劣るのではないかと心配する方もいますが、近年は各国の航空会社もサービスも向上しているため、心配する必要はありません。
ただし、LCCを利用すると乗り継ぎが多く、移動時間が長くなります。
できるだけ早く現地に到着したい方は、ANAやJALなどの大手航空会社を利用しましょう。
オープンチケットを利用する際は注意が必要
カナダ行きの航空券をオープンチケットで購入する際は、とくに注意しましょう。
オープンチケットとは、搭乗区画と有効期限だけが決まっている航空券です。
フライトの予約が入っていない状態で、有効期間内であればいつでも予約を入れることが可能な航空券です。
ただし、オープンチケットは柔軟性が高い反面、通常の航空券よりも高額となります。
また、利用期限を過ぎるとチケット購入代金が無駄になるため、帰国時期が不明確な場合は片道チケットを購入することをおすすめします。
カナダ留学の渡航時期別に楽しめるアクティビティ
留学の楽しみといえば、さまざまなアクティビティに参加することですが、カナダでは季節によって参加できるアクティビティが異なります。
現地では、季節ごとにどのようなアクティビティが楽しめるのか、季節別にみていきましょう。
夏のアクティビティ
カナダの夏は、日本と比較すると湿気が少なく、気温もやや低めです。
そのため、ハイキングやキャンプなど、屋外のアクティビティが最適な季節といえます。
とくに、ハイキングを楽しむのであれば、カナディアン・ロッキーがおすすめです。
カナディアン・ロッキーは、世界自然遺産に登録されており、夏にはカナダを代表する氷河湖であるモレーンレイクの壮大な景色を楽しめます。
また、湖での水遊びも夏のカナダにおける定番のアクティビティです。
現地では、水着のレンタルサービスも提供されていますが、サイズが合わない可能性を考え、日本から水着を持参することをおすすめします。
冬のアクティビティ
冬になると、カナダではさまざまなウィンタースポーツが楽しめます。
もっとも定番のアクティビティは、スキーやスノーボードですが、そのほかにも犬ぞりレースやオーロラ観測などのアクティビティも人気があります。
また、語学学校によっては英語のレッスンに加えて、スキーやスノーボードが習えるため、興味がある方は調べてみましょう。
なお、ウィンタースポーツに積極的に取り組みたい場合は、冬場でも気候が安定しているバンクーバーへ留学することがおすすめです。
まとめ
カナダは、留学の目的などによって、最適な渡航時期が異なります。
自分の都合に合う渡航時期を見極めて、実りのある海外留学を実現しましょう。
もし留学に関する準備や英語力などに不安がある場合は、バークレーハウスの留学カウンセリングをご利用ください。
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