2021/07/14

留学に必要な英語力はどれくらい?留学前の勉強方法も紹介します

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

英語力向上のためのベストな方法は、英語圏に暮らして英語を実際に「体験」することです。留学は、その体験をするための有効な手段のひとつといえます。

「英語で自分の思いを伝えたい」「英語圏の人とスムーズに会話をしたい」など、留学で達成したい目標を持っている人も多いことでしょう。

ただ、留学をする上で気になるのが現在の英語力ではないでしょうか。

英語力がないと留学はできないのか、留学前に身につけておくべき英語力はどのくらいなのか。英語に自信のない人には、特に気になるところですよね。

ここでは、留学の目的別に必要な英語力や、英語の勉強法など、留学の前に考えておきたい項目について紹介しています。

目次

留学に必要な英語力はどれくらい?

英語の教科書

留学に必要な英語力は、留学の目的によって変わります。

現在の自分の英語力、および留学に必要とされる目的に応じた英語力を把握することが留学への第一歩です。

留学の目的別に、英検、IELTS、TOEFLなど各テストのスコアで必要な英語力の目安を紹介します。

語学留学

語学留学の場合、英語力が高くなくても留学は可能です。そのため、目安となるテストのスコアはありません。

しかし、事前に勉強をしてから留学した方が、現地での英語力の向上が期待できるでしょう。そのため、最低でも英検準2級、IELTS OA3.5-4.0、TOEFL iBT33-50点は取っておきたいところです。

また語学学校によっては、ビジネス英語などレベルの高いコースを設けているところもあります。その場合、求められる英語力もさらに高くなるでしょう。

大学・大学院留学

大学・大学院留学では、英語で行われる授業についていくためにも、一定レベル以上の英語力が要求されます。

留学する国や大学のレベルにより求められるスコアも変わってきますが、英検準1級、IELTS OA5.5〜6.5TOEFL iBT70〜80点が大学留学のための目安となります。

有名大学や大学院になると、求められるレベルもさらに上がってくるでしょう。

また、英語力に加えて、学ぶ分野に応じた専門用語の習得も必要になってきます。

インターンシップ

インターンシップは、受け入れ企業によって求められる英語力が異なります。英語を苦手としている場合は、日系企業を選ぶなど方法はあります。

とはいえ、現地社員と一緒に働くことになるので、大学進学レベルの英語力は必要になってくるでしょう。ただし、業界によっては一般的な英語力だけでなく、
携わる分野での専門知識も必要となってくることには留意が必要です。

英検準1級、IELTS OA5.5〜6.5TOEFL iBT70〜80点程度の英語力は身につけておきたいところです。

ワーキングホリデー

ワーキングホリデーも、働く場所・職種などによって必要とされる英語力が異なります。日本人がいる環境であれば、それほど英語力が高くなくても可能でしょう。

けれども、スタッフやお客さんと基本的な会話ができるくらいの英語力は必要です。英検準2級、IELTS OA3.5-4.0、TOEFL iBT33-50点を目指して勉強すると良いでしょう。

英語力の中でも、リスニングとスピーキングは特に必要となりますので、重点を置いて勉強することをおすすめします。

留学は英語力がゼロでもできる?

英語勉強中の机の上

留学というと、「元々英語ができる人が、さらなる向上のために行うもの」と考えられがちです。英語力がまったくないと本当に留学は難しいのでしょうか。

語学留学なら英語力が高くなくても可能

英語で会話中の男女グループ

語学留学では、多くの場合生徒の英語力に応じて最初にクラス分けがあります。英語力がまったくなくても、生徒のレベルに応じた授業をしてくれるため留学は可能です。

ただし、語学留学に行きさえすれば、英語力が伸びるわけではありません。

英語力がまったくない状態では、そもそも授業についていくのも大変です。コミュニケーションもままならない状態では、現地での生活にもストレスが生じてしまうでしょう。

そのため、事前準備として勉強はしっかりしておくべきです。最低でも、中学レベルの英単語や文法は勉強しておくことをおすすめします。

大学・大学院留学は厳しい

一方、大学・大学院留学では一定レベル以上の英語力が必要とされます。ですので、英語力がまったくない状態での留学は難しいでしょう。

入学の基準としてTOEFLやIELTSのスコアを設けている大学が多いため、入学前にこのスコアの基準を満たしている必要があります。

大学留学の場合、英語は目的ではなく学ぶための手段となります。英語でレポート作成をしたりディスカッションしたりと、常に英語を使います。

英語がわからないと授業についていくことも難しくなるでしょう。

留学後、英語力はどれくらい伸びる?

英語を使って職場での打合せ模様

留学前あるいは留学中の時間を有効に使うことができれば、留学によって英語力は大きく伸びるでしょう。

日本の英語教育では、テストによく出る単語や熟語をたくさん覚えている人が、テストでも好成績を収め、「英語力の高い人」とみなされます。

しかし、いくら英語の知識があっても、留学ですぐその知識を活かせるわけではありません。自ら考えて話したり、とっさの会話を聞き取ったりする能力は、実際の体験を通じて身につく能力だからです。

これは、英語のテストでは測れません。そして、現地で実際に体験しないと身につかない能力でしょう。

学んだ知識を元に、自ら考えて積極的に行動することで、英語力は大きく伸びます。

留学に必要な英語力を満たすために

オンライン英会話を使って英語学習中

留学中の勉強はもちろんですが、留学前の勉強によっても、留学の効果は大きく変わるでしょう。留学に必要な英語力を満たすために、おすすめの勉強方法を紹介します。

勉強方法(1)英検やIELTSを受験する

英検などのテストを受けることで、現在の自分の英語力や勉強の成果などを測ることができます。目標として取りたいスコアを設定すれば、勉強のモチベーションにもつながるでしょう。

また、勉強の成果を明確に実感できるというメリットがあります。

大学留学を目指している場合は、入学に必要な英語力判定試験として、TOEFLやIELTSを採用している大学も多いため、これらのテスト対策は行っておくべきでしょう。

留学から帰国後に日本企業への就職を考えているのであれば、TOEICを受験しておくことをおすすめします。良いスコアが取れれば、アピールポイントとなるかもしれません。

勉強方法(2)オンライン英会話を利用する

インターネット環境さえあれば、自宅から世界中の講師の人たちとつながって会話ができるオンライン英会話。自宅の近くにスクールがない場合でも、英会話のレッスンが手軽に受けられるのがメリットといえます。

便利なだけでなく、「低料金」「好きなときにレッスンが受けられる」「講師の選択肢が豊富」などの魅力もあって、利用者は着実に増えています。

勉強方法(3)英会話スクールに通う

英会話スクールは、オンライン英会話のような便利さ・手軽さはありませんが、講師と対面でレッスンを行える点がメリットです。オンライン英会話では体験できない対面での臨場感は、留学先でも大いに役に立つに違いありません。

また、よりじっくり対面で講師と話したい人や、グループレッスンで英語を学びたい人もいるでしょう。そのような人はスクールに通うのがおすすめです。

まとめ

英語力がまったくない、あるいはほとんどない状態からでも、語学留学であれば留学は可能です。

とはいえ、日本での事前準備として、ある程度英語を勉強しておくことをおすすめします。

英語を勉強してある程度身につけておけば、留学中によりレベルの高い勉強ができます。結果的に、留学の貴重な時間の有効活用につながるでしょう。

基礎力・語彙力がしっかりと身についているかどうかは、TOEICでいうと600点前後がひとつの目安となります。バークレーハウスでは、留学を考えている人についてのご相談も受け付けております。お気軽にお問い合わせください。

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