2025/03/13

アメリカのボーディングスクールの探し方&州別最新おすすめ学校ランキング

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

アメリカのボーディングスクール(全寮制学校)は、質の高い教育と国際的な環境が魅力です。

生徒たちは学業と生活を共にしながら、多様性に富んだ環境の中で学びを深めることができます。

しかし、アメリカは州によっても特徴が異なり、さらにボーディングスクールの種類や費用、入学準備など考慮すべき要素が多いため、自分に合った学校を見つけるのは容易ではありません。

本記事では、ボーディングスクールの基本情報から選び方、州別のおすすめ学校ランキング、留学に必要な費用や手続きまで詳しく解説します。

目次

自分にぴったりのボーディングスクールを見つけよう!

アメリカのボーディングスクールは、質の高い教育と国際的な環境が魅力の全寮制学校です。

学校の管理下で生活をし、学習に集中できる環境が整っている点はもちろん、課外活動や異文化交流の機会の豊富さ、優れた進学実績などから、将来の可能性を広げる場として注目されています。

しかし、アメリカは50もの州からなり、各地域にさまざまな特色を持ったスクールがあります。

学校の選択肢が非常に多いため、自分に合ったスクールを見つけることは簡単ではありません。

ボーディングスクールの基本情報や選び方のポイントなどをおさえ、自分の目標や希望にぴったりのボーディングスクールを見つけましょう。

ボーディングスクールとは?

全寮制であるボーディングスクールでは、生徒は学校の敷地内に住み、ともに生活をしながら学びます。

学業だけでなく、寮生活を通じ、自主性や協調性を育むことができるなど、全寮制ならではのさまざまな特徴があります。

次に、ボーディングスクールのおもな特徴を紹介します。

全寮制の学校で、学習と生活を共にする

寮で生活しながら学業に励むボーディングスクールでは、授業のみならず、課外活動や生活全般が学校内で完結する環境が整っていることが大きな特徴です。

生徒同士が日常生活をともにすることで、協調性や自己管理能力が養われます。

また、規律のある生活習慣を身につけることができるため、将来の大学生活やキャリア形成にも役立ちます。

世界中から生徒が集まり、多様性に富んだ環境

アメリカのボーディングスクールには、世界各国から多様なバックグラウンドを持つ生徒が集まります。

そのため、生活をする中で日常的に異文化交流がおこなわれ、国際的な視野が広がり、異文化理解を深められる点も大きな特徴です。

異なる文化や価値観を持つ仲間との生活を通じ、柔軟な思考力やコミュニケーション能力も自然と身につきます。

将来、グローバル人材として活躍するうえで必要となるスキルを、実践的に学べる場ともいえるでしょう。

また、多様な文化に触れることで、自分自身の価値観を見つめ直し、成長する機会も得られます。

教師との距離が近く、手厚いサポートを受けられる

ボーディングスクールでは、少人数制のクラスが一般的で、教師との距離も非常に近いです。


授業中だけでなく、放課後や個別指導の時間を通じ、きめ細やかなサポートを受けられます。

教師は学業面だけでなく、生徒の生活や進路相談にも積極的に関わってくれるため、安心して学びを深めることができる環境です。

とくに、大学進学を目指す生徒には個別の指導プログラムが用意され、それぞれの目標に合わせた学習計画でサポートしてもらうことができます。

アメリカでボーディングスクールを選ぶメリット

アメリカのボーディングスクールは、質の高い教育を受けられるだけでなく、課外活動やスポーツなど多彩なプログラムを通じて、生徒の個性を引き出す教育を取り入れています。

また、全寮制の生活により規則正しい生活習慣が身につくなどのメリットもあります。

続いては、アメリカのボーディングスクールを選ぶメリットをいくつか紹介します。

質の高い教育を受けられる

アメリカのボーディングスクールは、世界的に高い評価を受けている教育機関が多いです。

各学校で厳選されたカリキュラムと優れた教師陣による、質の高い教育が魅力です。

小人数クラス制が設けられている学校も多く、個別指導や個別面談などを取り入れるなど、生徒一人ひとりの学力や才能を最大限に引き出す教育・学習環境が提供されています。

また、多くの学校が、STEM(科学・技術・工学・数学)やアート、スポーツといった幅広い分野での教育プログラムを提供しているため、自分の興味や目標に合った学びを深めることが可能です。

最新の施設や設備が整えられていて、充実した環境で学ぶことができます。

学術的な成果も期待しやすく、アメリカ国内外の大学進学においても大きな強みとなります。

アメリカの有名大学への道が開ける

アメリカのボーディングスクールは、国内の有名大学への進学実績が多いことでも知られています。

とくに進学実績が豊富な学校では、ハーバード大学やスタンフォード大学といったトップ校への合格者も多数います。

大学進学をサポートする専任スタッフを配置するなど、生徒一人ひとりに合わせた進学計画をサポートしてくれる環境が魅力です。

進路指導も手厚く、アメリカの大学受験に用いられる試験「SAT」や「ACT」に向けた準備、出願時に提出するエッセイ指導など、大学進学やキャリア形成のためのサポートが豊富に提供されます。

また、大学の入学審査では、ボーディングスクールでの経験が高く評価されることが多いため、進学に有利です。

アメリカの大学進学を見据えてボーディングスクールを選ぶことで、将来の目標をより確実に達成する道が開けます。

多様な課外活動に参加できる

ボーディングスクールでは、学業だけでなく課外活動も充実しています。

スポーツ、音楽、演劇、ボランティア活動など、多彩なプログラムが用意されており、生徒の興味や才能を伸ばす機会が豊富です。

また、課外活動を通じ、リーダーシップやチームワーク、問題解決能力といった実践的なスキルを身につけることができます。

学業では得られないこのような経験を積んでおくことも、大学進学や将来のキャリアにおいて重要なポイントとなります。

生徒がバランスの取れた成長を遂げるために、幅広い活動の場が提供されている点もボーディングスクールの魅力と言えるでしょう。

全寮制で生活習慣が身につく

寮生活では、起床や就寝、食事、学習時間がしっかりと管理されており、生徒たちは自然と時間管理能力を鍛えることができます。

これは、自律心を養うだけでなく、大学や社会人生活でも役立つスキルとなります。

また、寮での生活を通じて、他の生徒や教師との協調性も育まれます。

日常生活の中で課題を共有し、ときには助け合う経験が積み重なり、チームワークの重要性を学ぶ機会となります。

さらに、寮内でのルールを守ることが求められるため、責任感や自己規律の向上も期待できます。

単に勉強を支えるだけでなく、規則正しい生活習慣や自律心を養える点も全寮制のメリットです。

世界中に友人ができる

アメリカのボーディングスクールには、世界各国から多彩なバックグラウンドを持つ生徒が集まります。

さまざまな文化が交わる環境で生活をすることは、国際的な視野を広げ、異文化理解を深めるための理想的な機会となります。

異なる文化や価値観を持つ友人たちとの交流は、自己理解を深めるだけでなく、柔軟な思考やコミュニケーションスキルの向上にも繋がります。

さらに、世界中に友人をつくることができるのも大きなメリットです。

ボーディングスクールの卒業生や在校生とのつながりは、進学や就職の際に貴重な人脈となる可能性もあり、将来的に大きな資産となります。

ボーディングスクールで築かれる友情は、国境を越えた生涯の財産といえるでしょう。

アメリカのボーディングスクールの種類

アメリカのボーディングスクールには、共学・男子校・女子校のほか、進学校、芸術学校、宗教系学校など多様な種類があります。

それぞれの学校の特徴を紹介します。

共学・男子校・女子校

アメリカのボーディングスクールには、おもに共学、男子校、女子校の3つのタイプがあります。


共学の学校は、男女が同じ環境で学ぶことで、互いの違いを尊重し、多様な価値観を理解する力を育むことができます。

一方で、男子校や女子校は、性別特有のニーズに応じた教育プログラムや課外活動を提供しており、集中力や自己表現力を伸ばす環境が整っているといえます。

近年ではとくにリーダーシップ育成やキャリア志向の支援に力を入れている女子校が増えている点も特徴です。

ボーディングスクールは全寮制のため、学業だけではなく、生活全般をともにすることとなります。

自分の学びや目標だけでなく、生活でもストレスを感じない雰囲気の学校を選ぶことが、充実した留学生活の第一歩となります。

進学校・芸術学校・宗教系学校など

アメリカのボーディングスクールには、進学重視の学校、芸術に特化した学校、宗教に基づいた教育をおこなう学校など、専門的な教育方針が特徴の学校もあります。

進学校では、ハイレベルな授業と進学指導が充実しており、とくに名門大学進学を目指す生徒におすすめです。

芸術学校では、音楽、演劇、ビジュアルアートといった分野での専門的な教育を受けることができるため、将来的にアーティストやクリエイターを目指している生徒に最適です。

また、宗教系学校では、道徳教育やコミュニティ活動を通じて、精神的な成長を促すプログラムが提供されています。

将来の進路を見据えたうえで、自分の興味や将来の目標に合った学校を選ぶことで、より効果的な学びが得られるでしょう。

ボーディングスクールの探し方

アメリカのボーディングスクールを探す際には、以下の手順を参考にするとスムーズです。

1:目標や希望条件を明確にする

留学の目的により、最適な留学先が異なります。

学びたい分野、希望する課外活動、卒業後の進路などをリストアップし、自分に必要な環境を明確にしましょう。

2:情報収集をおこなう

学校の公式ウェブサイトやパンフレットを確認し、カリキュラムや学費、施設、進学実績などの基本情報を調べます。

学校の口コミや卒業生の体験談なども参考にするとよいでしょう。

多くの学校では、学校見学や体験入学を設けているため、実際の学校生活を体験し、自分に合った学校かどうかを判断するのがおすすめです。

留学前の渡航が難しい場合は、日本国内で開催されている留学フェアなどの説明会や、留学先のオンライン説明会などを活用して学校の特色や雰囲気を掴むとよいでしょう。

3:希望する学校を絞り込む

情報収集をおこなった結果をもとに、最終的に自分の目標に最も合っている学校を絞り込み、出願準備を進めましょう。

アメリカには多数のボーディングスクールがあるため、情報収集にもかなりの労力を要し、自分に最適な学校を見つけることに難航する場合もあります。

その場合は、留学エージェントを利用することで、情報収集や手続きがスムーズになり、最適な学校選びがしやすくなります。

【最新版】州別アメリカのおすすめボーディングスクールランキング

アメリカには、州ごとに特色あるボーディングスクールが多数存在します。

有名校が集まるマサチューセッツ州やカリフォルニア州、歴史ある名門校が多いボストンやシカゴ、首都ワシントンDCの学校など、地域ごとに異なる魅力があります。

続いては、各エリアの特徴とともに、州別におすすめボーディングスクールランキングを紹介します。

TEN SCHOOLS(テンスクールズ)

アメリカ北東部に位置する名門ボーディングスクール10校は「TEN SCHOOLS」という名で知られています。

すべて共学校で、進学実績や教育の質の高さで世界的に有名です。

将来的に名門大学への進学を目指す生徒にとって、ふさわしい学習環境が整っています。

  • フィリップス・エクセター・アカデミー Philips Exeter Academy (ニューハンプシャー州)
  • フィリップス・アカデミー・アンドーバ Philips Academy Andover(マサチューセッツ州)
  • チョート・ローズマリー・ホール Choate Rosemary Hall(コネチカット州)
  • ディアフィールド・アカデミー Deerfield Academy (マサチューセッツ州)
  • ザ・ルーミス・チャフィー・スクール The Loomis Chaffee School(コネチカット州)
  • ザ・ヒル・スクール The Hill School(ペンシルバニア州)
  • ザ・ホチキス・スクール The Hotchkiss School(コネチカット州)
  • ザ・ローレンスビル・スクール The Lawrenceville School(ニュージャージー州)
  • セント・ポールズ・スクール St. Paul’s School(ニューハンプシャー州)
  • ザ・タフト・スクール The Taft School(コネチカット州)

世界中から入学者を集めていますが、入学基準は非常に高く、学業だけでなくスポーツや芸術などの課外活動においても優れている学生が好まれる傾向にあります。

ボストンのボーディングスクール

ボストンは、世界トップレベルの学術都市として知られ、ボーディングスクールに限らず、優れた教育機関が数多く集まっています。

歴史ある街並みが残っており、ニューヨークやロサンゼルスなどの都市部と比べ、落ち着いた雰囲気が魅力です。


ボーディングスクールの傾向としては、リベラルアーツ教育を重視する学校が多く、個人の可能性を伸ばすプログラムが充実している点が特徴です。

評価学校名タイプ特徴
1位グロトンスクール
Groton School
共学・平均11名の少人数クラス
・キリスト教カトリック系で週4日は教会での朝礼をおこなう
・リーダーシップと社会貢献に重きを置いた教育方針
2位フィリップス・アカデミー・アンドーバ
Philips Academy Andover
共学・名門大学への進学を前提としたカリキュラム
・一般大学をしのぐ300以上の幅広い科目を提供
・授業はディスカッションが中心
3位ノーブル・アンド・グリーノー・スクール
Noble and Greenough School
共学・リーダーシップを育むことを目標とした教育
・体験学習や地域社会参加型学習など課外学習を重視
・北海道札幌国際情報高等学校の姉妹校
ボストンのボーディングスクール

シカゴのボーディングスクール

シカゴは、中西部のイリノイ州に属し、ニューヨークとロサンゼルスに次ぐアメリカ国内3番目の大都市として知られています。

大都市でありながらコンパクトなため利便性が高く、音楽・芸術・スポーツが盛んな地域です。

ボーディングスクールでも、学業や進学実績だけでなく、多文化的な学びや課外活動が豊富に取り入れられている傾向にあります。

評価学校名タイプ特徴
1位レイク・フォレスト・アカデミー
Lake Forest Academy
共学・森と湖に囲まれた自然豊かな環境
・世界35ヵ国から学生が集まる多国籍校
・大学進学サポートが手厚く、4年制大学から入学許可をもらう学生率は100%
2位ウッドランズ・アカデミー・オブ・ザ・セイクレッド・ハート
Woodlands Academy of the Sacred Heart
共学・ローマカトリック大司教区内にあるカトリック系校
・カトリック信仰に基づいた教育指針や理念
・自由な雰囲気の中で個人的成長を目指す
3位カーメル・カトリック・ハイスクール
Carmel Catholic High School
共学・世界クラスの施設・設備で大学合格率100%
・先進工学プログラムや天文学など幅広いSTEMコースを提供
・アメリカ国内で卓越した学校にのみ与えられるブルーリボン賞を5度受賞
シカゴのボーディングスクール

ワシントンDCのボーディングスクール

ワシントンDCは、アメリカの首都として世界的な知名度を誇る都市です。

ホワイトハウスや国会議事堂などの政治関連の施設のほか、美術館や博物館などの芸術関連の施設も豊富で、レストランやショップなどの商業施設も充実しています。

教育面では、首都の特性を活かし、グローバルな視点を育てるカリキュラムが特徴で、政治や国際関係に興味がある生徒にとくに人気があります。

評価学校名タイプ特徴
1位ザ・マデイラ・スクール
The Madeira School
共学・世界を変える女性たちの輩出を目指す教育
・大学進学準備に重点を置いたカリキュラム
・ボランティア活動や自治体でのインターンシップなどの実習を毎週開催
2位エピスコパル・ハイスクール
Episcopal High School
共学・バージニア州初の高校としての伝統を誇る
・キリスト教カトリック系で週3回の礼拝がおこなわれる
・大学進学準備を見据えたオーソドックスなカリキュラム
3位ジョージタウン・プレパラトリー・スクール
Georgetown Preparatory School
共学・アメリカで最古の男子校
・国内唯一のキリスト教カトリック系イエズス会のスクール
・名門大学Georgetown Universityの予備校として設立
・2010年にキャンパス設備が全面的に刷新された
ワシントンDCのボーディングスクール

カリフォルニア州のボーディングスクール

カリフォルニア州は、アメリカの中で最多の人口を持つ州で、ロサンゼルスやサンフランシスコ、サンディエゴなどの大都市があります。

気候が温暖なことで知られる西海岸にあり、過ごしやすいのも特徴です。

人口が多いため高校の数も非常に多く、選択肢が豊富です。

とくに創造性を重視する学校が多く、芸術やテクノロジー分野に特化したプログラムが充実しています。

評価学校名タイプ特徴
1位ケイト・スクール
Cate School
共学チャネル諸島を見下ろせる全米有数の美しいキャンパス
・多様性を重視しており生徒の国籍や人種もさまざま
・ゼミ形式で生徒たちの学業・情緒の成長を目指すプログラムもある・世界を変える女性たちの輩出を目指す教育
・大学進学準備に重点を置いたカリキュラム
・ボランティア活動や自治体でのインターンシップなどの実習を毎週開催
2位ザ・サッチャースクール
The Thacher School
共学・大学進学準備を重視したオーソドックスなカリキュラム
・馬の飼育や乗馬訓練など乗馬のプログラムに定評がある
・すぐ近くに森林公園があり美しい大自然に囲まれた環境
3位シエラ・キャニオン・スクール
Sierra Canyon School
共学・名門校への進学率も高く大学準備を重視したカリキュラム
・芸術に特化したプログラムも提供
・スポーツに力を入れておりバスケットボールでは全米屈指の注目校
カリフォルニア州のボーディングスクール

マサチューセッツ州のボーディングスクール

マサチューセッツ州は、アメリカを代表する大都市・ニューヨークのある州です。

ニューヨークの周辺都市圏を含めた人口は2000万人を越える世界でも有数の大都市として知られています。

名門大学として、ハーバード大学やマサチューセッツ工科大学(MIT)がある教育の中心地としても有名です。

周辺のボーディングスクールも高い教育水準を誇り、進学を目指す生徒に人気です。

マサチューセッツ州のボーディングスクールは、上述のボストン周辺をご確認ください。

アメリカのボーディングスクール留学に必要な費用

住まいや食事も提供されるアメリカのボーディングスクールは、アメリカ内のほかの学校と比較して、費用が高額になる傾向にあります。

しかし、提供される教育の質や学習環境を考慮すると、非常に価値が高い選択肢といえます。

続いては、ボーディングスクールに留学するために必要な費用ついて詳しく解説します。

学費

アメリカのボーディングスクールの学費の相場は、年間約300万円〜800万円程度となっています。

学費には授業料のみならず、寮費や食費などの生活費が含まれていることが一般的ですが、出願先の学費の詳細を確認し、予算に合った学校選びをおこないましょう。

進学校や名門校の場合、学費が高額になる傾向がありますが、その分教育内容や設備、進学実績が充実しているというメリットもあります。

また、多くの学校が奨学金制度を提供しており、優れた成績や特技を持つ生徒は学費の一部または全額が免除される可能性もあります。

奨学金の申請には、成績証明やエッセイが必要な場合が多いため、早めの準備が重要です。

生活費

ボーディングスクールは全寮制のため、寮費や食費などの生活費は、学費に含まれているのが一般的です。

アメリカは州や地域によって、生活費や物価の相場に差があるため、その差が学費にも反映される場合があります。

一般的に、都市部に位置する学校は生活費が高く、郊外の学校は比較的安価になる傾向があります。

その他の費用

学費や生活費以外にも、個人の生活習慣やライフスタイルに応じて追加の出費が必要になること可能性があります。

予算の計算の際には、以下の費用を考慮しておきましょう。

  • 教材費(教科書やパソコンなど)
  • 交通費(航空券や学校外の移動費)
  • 小遣い(衣類、娯楽、外食などの日常的な支出)

とくに長期休暇中に一時帰国や旅行を計画している場合には、予算に余裕を持たせることをおすすめします。

また、留学をするためには、英語力証明のためのスコアの提出や学生ビザの取得が必要です。

留学準備において、TOEFLやIELTSなどの語学試験の費用や、ビザの申請料なども発生します。

総合的なコストを計算して、予算管理をおこなっておくことが重要です。

アメリカのボーディングスクールに留学する際の注意点

アメリカのボーディングスクールへ留学するためには、ビザの取得や最低限の語学力などの事前準備が欠かせません。

また、日本とは異なる環境での生活には、異文化への理解も必要です。

最後に、留学準備で注意すべきポイントと、現地での生活をスムーズにスタートするためのアドバイスを紹介します。

ビザの取得

アメリカのボーディングスクールに留学するには、学生ビザ(F1ビザ)が必要です。

ビザ申請には、留学先のボーディングスクールから発行された入学許可証(I-20フォーム)、学生ビザの申請のために必須となる「SEVIS費用」の支払い証明、パスポートのコピーなどの書類提出が必要となります。

また、学生ビザの申請者は、アメリカ大使館または領事館に出向いて、面接を受けなければなりません。


ビザ面接では、留学の目的や学びたい内容などが質問されるため、事前にしっかり準備しましょう。

必要書類の発行や面接予約など、ビザの申請プロセスには想定以上の時間がかかる場合もあるため、はやめの対応を心がけましょう。

英語力の向上

ボーディングスクールでは、授業はもちろん、仲間との共同生活における日常会話も英語となるため、現地の学習や生活についていくためには、十分な英語力が必要です。

現地での生活で語学力を高めることも期待できますが、授業や生活に早く慣れるためにも、留学する前からできるだけ英語力を上げる努力をしておきましょう。

留学先で使う専門用語やフレーズを学んだり、英会話練習を定期的に取り入れたり、英語のオンラインコースや家庭教師を活用するのもおすすめです。

また、学校への出願の際に、TOEFLやIELTSなどの英語力を証明するスコアの提出を求められる場合もあります。

出願先を決めたら、語学力の規定なども確認しておくと安心です。

文化の違いを理解する

アメリカの文化や生活習慣は、日本とは大きく異なる点が多いです。


代表的なものとしては、日本では人付き合いにおいて協調性が重視される傾向にありますが、アメリカでは自己主張が重視されるなど、人との関わり方における違いや、日々の食文化の違い、時間に正確かどうかなどが挙げられます。

現地の文化を知らないまま、日本に住んでいる感覚で、現地での生活をはじめると、周りの行動や環境にギャップや不便を感じる場面も多く、ストレスを溜め込む原因になる可能性もあります。

事前にアメリカの生活習慣やマナーについてリサーチしておき、適応力を高めておくとスムーズに新しい環境に馴染むことができます。


また、文化の違いを楽しむという姿勢を持っておくことで、異文化を柔軟に受け入れることができ、より豊かな留学体験が得られるでしょう。

アメリカのボーディングスクールならバークレーハウス

バークレーハウスは、多くの留学希望者をサポートしてきた実績があり、個別相談や学校選び、出願準備、渡航手続きまでトータルでサポートを提供しています。

アメリカのボーディングスクールを検討している際は、ぜひお気軽にバークレーハウスまでご相談ください。

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