日本人が知らないイタリア文化
誕生日に耳を引っ張る
イタリアでは、誕生日を迎えた人の耳たぶを年の数だけひっぱる風習があります。おばあちゃんから孫へ、といった感じで、主に年上の人が両耳を持って行います。年齢とともに耳たぶが長くなるといわれていますので、耳たぶがのびるほど知恵を授かるという言い伝えもあり、子どもが賢く育つことを願って行われるようです。
白トリュフ祭り!
イタリアのアルバは白トリュフで知られる街。いくつかある産地の中でもっとも上質で高価な白トリュフが集まります。毎年、収穫シーズンの10月中旬から11月中旬の週末に特設会場が設けられ、白トリュフはもちろん、様々な食材やワインを購入することができるため、世界中の美食家が集まります。興味のある方、是非一度訪れてみてはいかがでしょう。
3月8日=ミモザの日
ホワイトデー近くに、男性が女性に感謝の気持ちを込めてプレゼントを贈る日があります。3月8日の「ミモザの日」です。3月8日といえば、1975年に国際連合によって定められた「国際女性デー」としての知名度のほうが高いかもしれないですが、イタリアでは、この日にシーズンを迎える黄色い花「ミモザ」を、男性から女性にプレゼントするのが習慣。贈る相手は、恋人はもちろん友人でもOK。マンマ(母親)やノンナ(祖母)に贈ることもあるなど、齢問わず、女性全員が対象とされています。この時期イタリアに行くと、街のあちこちでミモザが売られているため、とても明るい雰囲気を楽しむことができるでしょう。
運転マナーは、サーキット並み
様々な噂のあるイタリアの運転マナーですが、何といってもスタートダッシュが早い!のが特徴とされています。信号が青になるとみんな一斉にスタート。日本であれば、前の車が動いてからおもむろに走り出しますが、みんな一斉に、しかもアクセル全開で走り出します。これに乗り遅れるとクラクションの嵐ですから、注意が必要です。
イタリア人の血液は、コーヒーでできている
イタリア人の生活にコーヒーは不可欠なものとなっています。誰もが家の近所や、職場のそばに行きつけのバールを持ち、顔なじみのバリスタや常連の仲間たちとの会話を楽しみながら、朝に、仕事の前後に、1日何杯ものコーヒーを飲むのが日課となっています。また、イタリアには現在約16万の数のバール(喫茶店)が存在しており、日本全国のコンビニエンスストアの総数がその半分にも満たないことを考えると、その軒数の多さに驚くことでしょう。
ベラ・フィグラ
ベラ・フィグラ=「美しい姿」を意味する言葉。イタリア人が持つ美学と言われ、ベラ・フィグラでありつづけるというのは、まわりの人に対して良いイメージでいるということ。イタリア人が公然で酔っ払ったり、歩きながらものを食べたり、部屋着のような格好でディナーに行ったりしないのは、まわりの人に悪いイメージを与えたくない。という気持ちからきているようです。美学と教養を大切にする生き方を見習いたいものです。
タバコ屋のシャッター
日本で人気のアニメ「ルパン三世」のキャラクター「次元大介」が、イタリアの街角で良く見られると話題になっているそうです。特に、喫煙シーンがよく似合うからか、タバコ屋のシャッターで見られることが多いそうです。
昼休みがやたらと長い島
シチリア島のどこの町に行っても気づくこと、それは、お店などのお昼休憩(シエスタ)がやたら長いと言うことです!昼の13時頃から16時半頃まで、大抵のお店は閉められますし、オフィスなども、しっかりこの時間にお昼休憩をとります。その分、夜は9時ごろまでと、結構遅くまで開いているお店が多いんです。たまには、そんな「超スローライフ」を楽しんではみませんか?