2024/09/20

オーストラリア留学のメリット・デメリット12選!注意するべきことは?

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

近年、国際社会のグローバル化が進み、語学の重要性はますます高まっています。

そのため、語学を学ぶために海外留学を検討する方も増えていますが、留学先の選択に迷うことも多いでしょう。

そこで、今回留学先としてとくにおすすめしたい国がオーストラリアです。

本記事では、オーストラリア留学のメリットとデメリット、そしてどのような方がオーストラリア留学に向いているかについて解説します。

海外留学に興味や関心をもっている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

オーストラリアの魅力

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オーストラリアは、多くの留学生に選ばれている人気の留学先で、魅力的なポイントが複数あります。

以下では、オーストラリア留学の魅力を紹介します。

安全で治安の良い生活環境

渡航先選びにおいて、現地の安全性の高さはとても重要な判断要素となります。

とくに、日本人は海外で「お金持ち」や「自衛意識が低い」というイメージをもたれており、犯罪のターゲットにされるケースが多いです。

オーストラリアは、世界的にも安全性の高い国として知られており、2023年の「世界平和度指数」ランキングで22位にランクインするほど、安全な国です。

ちなみに、同じ英語圏であるイギリスは37位、アメリカは131位に位置しています。

また、オーストラリアは銃刀法が厳しいため、銃に関する事件や事故も少なく、社会情勢も安定しているため、暴動に巻き込まれる心配もほとんどありません。

さらに、ナイトクラブやパブでは、武器の所持のチェックやIDチェックが厳しく実施されており、夜間の外出も比較的安心して楽しめます。

また、2023年の「世界の住みやすい都市」ランキングでは、メルボルンが3位、シドニーが4位にランクインしており、生活環境の良さも評価されています。

こうした理由から、オーストラリアは留学生にとって安心して過ごせる国といえるでしょう。

質の高い教育を受けられる環境

留学先を選ぶ際には、その国の教育レベルも重要なポイントとなります。

留学には多額の費用がかかるため、できるだけ質の高い教育環境が整った国を選ぶべきです。

オーストラリアには43の大学があり、そのうち7校がQS世界大学ランキングのトップ100に入っていることから、世界最高水準の教育を受けられます。

さらに、オーストラリアには200以上の国と地域から留学生が集まっており、さまざまな国英語に触れながら、国際的な視野を広げることができる点も魅力です。

加えて、オーストラリアには政府が認可するCRICOS(クライコス)制度があり、留学生を受け入れる語学学校はかならずCRICOSに登録しなければなりません。

CRICOSに登録するためには、コース内容をはじめ、コース内容や教育水準が一定の基準を満たしている必要があります。

そのため、CRICOSに登録されている語学学校に在籍すれば、ハイレベルな教育とサービスを受けられることが保証されます。

英語をしっかり学びたい方や英語力を高めたいと考えている方にとって、オーストラリア留学は非常におすすめです。

また、オーストラリアでのMBA留学を検討している方はこちらの記事も参考にしてみてください!

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多様な文化や人種を体験できる

オーストラリア留学の魅力として、多様な体験や出会いを通じて視野を広げられる点が挙げられます。

オーストラリアは、人口の約4分の1が移民で成り立っている移民大国です。

そのため、現地ではさまざまなルーツをもつ方々が暮らしており、多種多様な文化や価値観に触れる機会に恵まれています。

世界のグローバル化が進むなかで、異文化に対する柔軟な考え方や姿勢を養うことは非常に重要です。

さらに、異文化交流を通じて幅広い人脈を構築できれば、将来のキャリアや進路において新たな可能性を広げる助けにもなるでしょう。

豊かな自然と観光スポット

自然環境や観光スポットに恵まれている点も、オーストラリア留学の魅力です。

留学の主な目的はもちろん学業ですが、勉強ばかりでは生活のメリハリがつかず、モチベーションの維持が難しくなる方も少なくありません。

そのため、観光地でのアクティビティやエンタメを楽しむことで、気分転換になるでしょう。

オーストラリアには、エアーズロックをはじめとする世界自然遺産や美しいビーチ、美術館など、多くの見どころがあります。

また、日本食レストランやカフェ、クラブなど、アクティビティやエンタメも豊富で、充実した時間を過ごせます。

さらに、現地でおこなわれている環境保全や動物保護のボランティアに参加することもおすすめです。

オーストラリアは、人間と自然が高いレベルで共存している国であり、自然に囲まれつつ、都会的な生活を楽しみたい方にとって、理想的な環境といえるでしょう。

 さまざまなスポーツやアクティビティ

オーストラリアはスポーツが盛んな国のため、現地ではさまざまなスポーツを楽しめます。

スポーツは心身の健康維持に加え、新たな交友関係を築く手段にもなります。

学校によっては、放課後のアクティビティとして各種スポーツのレッスンがおこなわれていることもあるため、ぜひ積極的に参加してみてください。

現地で取り組めるスポーツはさまざまで、サッカーやバスケ、テニスなどがあります。

新しいスポーツに挑戦したい方には、マリンスポーツもおすすめです。

海に囲まれたオーストラリアでは、サーフィンをはじめ、多種多様なマリンスポーツに挑戦できます。

オーストラリア留学のメリット

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オーストラリアは、数ある留学先のなかでも、日本人留学生に人気のある国です。

日本との時差が少なく、治安が良いなどの理由から、とくに留学が初めての方や女性から高い支持を得ています。

物価は高目ではありますが、アメリカやイギリスに比べると為替の影響で比較的安く感じられます。

そのため、カナダとともに毎年多数の日本人留学生がオーストラリアを留学先として選択しています。

なお、留学先として人気の高い6か国の特徴の比較は、以下のとおりです。

国名治安自然ワーホリ時差物価英語環境気候
オーストラリア最長3年+0.5〜+2.0普通
アメリカなし-14.0〜-17.0高い
イギリス最長2年-8.0〜-9.0高い
カナダ最長1年+14.0〜+17.0普通
ニュージーランド最長1年3か月+3.0〜+4.0普通
フィリピン×なし-1.0安い

以下では、オーストラリア留学のメリットについて、さらに詳しく解説します。

オーストラリア留学に興味がある方は、ぜひ参考にしてください。

選択肢が豊富

オーストラリアへ留学をするメリットの一つとして、留学スタイルの豊富さが挙げられます。

「長期休暇の間に留学をしてみたい」「将来的に海外での就職を考えている」「海外で専門分野の能力を高めたい」など、留学の目的は人それぞれです。

語学留学をはじめ、ワーキングホリデーやビジネス留学など、留学生の目的にあった留学方法が用意されています。

また、ビザの種類も豊富で、3か月未満の短期留学であれば観光ビザでの入国も可能です。

留学生を守るESOS

オーストラリア留学をするメリットとして、ESO(イーソス)の存在が挙げられます。

ESOSとは、留学生の権利を守るために制定された、オーストラリアの法律です。

海外留学では、滞在期間中に在籍している学校が突然閉校したり、利用していたエージェントが倒産して連絡が取れなくなるなどのトラブルが発生することも珍しくありません。

しかし、オーストラリアではESOSにより、各教育機関が転校や返金手続きなどに対応してくれるため、こうした問題にも安心して対処できます。

留学生に対してこれだけ手厚い対応をしてくれる国は少ないため、オーストラリアであれば海外経験が少ない方でも安心して留学生活を送れるでしょう。

アルバイト可能で高時給

留学中に就労ができる点も、オーストラリア留学のメリットです。

就労時間に制限があるものの、学生ビザの所有者は現地でアルバイトができます。

オーストラリアにおける最低時給は23.23豪ドル(約2,230円)で、東京の最低時給1,113円を大きく上回ります。

そのため、働き方次第では、貯金をして日本に帰国する方もいます。

留学中のアルバイトは、収入を得るだけでなく、交友関係を広げる手段にもなります。

交友関係を広げる過程で英語もかならず使用するため、自身の英語力がどれくらい成長したかを試す場にもなるでしょう。

また、現地でアルバイトを探す場合は、日豪プレスやJams TV、Gumtreeなどのオンライン求人サイトを利用すると便利です。

なお、給料を受け取るためにはタックスファイルナンバー(TFN)の取得が必要なため、アルバイトを始める前にかならず手続きを済ませておきましょう。

ワーキングホリデーも最長3年間可能

オーストラリアは、ワーキングホリデービザの発給数が世界一です。

他国と異なり、発給制限も抽選もなく、最長3年間の滞在が可能な点が特徴です。

通常、ワーホリの滞在期間は基本的に1年間と決まっており、ちょうど仕事に慣れてきたタイミングで、日本に帰国しなければならないケースも少なくありません。

しかし、オーストラリアではセカンドワーキングホリデーやサードワーキングホリデーといった制度があり、条件を満たせば最大3年間までビザを延長することが可能です。

ビザの延長には、オーストラリア政府が指定する仕事に一定期間従事していた証明が必要です。

ただし、3年の滞在があれば、ほかの国では経験できない豊かな留学生活を送れるでしょう。

日本との時差が少ない

オーストラリアと日本の時差の少ない点も、日本人留学生にとっては大きな魅力でしょう。

留学生が抱えやすい問題点として、時差の存在が挙げられます。

時差が大きすぎる国へ滞在した結果、時差ボケに悩まされる留学生も少なくありません。

眠くなるだけであれば問題ありませんが、ときには授業に集中できないほど体調不良に苦しめられる場合もあります。

しかし、オーストラリアと日本の時差は最大でも2時間しかないため、体内時計が狂いにくく、留学初日から現地の生活に適応しやすいです。

とくに、日本とオーストラリアを頻繁に行き来する方や、短期留学を検討している方にとっては、大きなメリットといえるでしょう。

過ごしやすい気候

留学先を選定する際、渡航先の気候も重要なポイントになります。

イギリスやカナダは寒さが厳しく雨が多いため、留学生によっては気分が落ち込みやすくなり、留学生活に深刻な影響が出る可能性があります。

一方で、オーストラリアの主要都市は基本的に温暖な気候のため、快適な環境のなかで留学生活を楽しめるでしょう。

また、湿気が少ないことから日本人にとっても過ごしやすく、留学に必要な荷物を減らせるなど、精神的な面以外にもさまざまな利点があります。

オーストラリア留学のデメリット

オーストラリア留学にはさまざまなメリットが存在しますが、考慮すべきデメリットも存在します。

以下で詳しく取り上げるため、留学先を決定する際の参考にしてください。

物価が高く、留学費用がかさむ

オーストラリアは人口が少なく市場競争が少ないため、日本と比較すると全体的に物価が高い傾向にあります。

外食に必要な料金は日本の1.5倍ほどで、都市部では住宅バブルの影響で家賃が急騰しています。

そのため、オーストラリアへ留学する場合は、普段から節約を意識した生活が必要です。

たとえば、自炊して食費を抑えたり、滞在先も個室ではなくルームシェアを選べば、家賃も節約できるでしょう。

物価が高いというデメリットがある一方で、物価の高さに比例して給与が高いというメリットがあります。

オーストラリアの最低時給は23.23豪ドル(2023年7月現在)と、英語圏の国のなかでもトップクラスに高いです。

そのため、留学中にアルバイトし、生活費を補うことで全体的な費用を抑えることも可能です。

日本人留学生が多く、英語漬け環境が得にくい

留学生によっては、オーストラリアに日本人が多くいることが気になる可能性があります。

オーストラリアはさまざまな国の留学生が集まっていますが、とくに日本人をはじめとするアジア人留学生からの人気が高いです。

観光地として有名なゴールドコーストやケアンズでは、街を歩いているだけでたくさんの日本人に出会うでしょう。

日本人が多い環境では、困ったときに助け合いやすいというメリットがありますが、日本人同士で行動しすぎると英語の上達に支障をきたす可能性もあります。

英語を学ぶためにオーストラリアへ留学するのであれば、英語を習得できなければ目的を果たせません。

もし日本人が少ない環境を望む場合は、ビクトリア州や西オーストラリア州など、日本人が比較的少ない地域に留学するのがよいでしょう。

また、語学学校によっては、在籍している学生の国籍データを公開している場合があります。

日本人比率を調べて、日本人が少ない学校を選択すれば、英語環境が手に入るでしょう。

オーストラリア英語にはなまりがある

オーストラリアのネイティブの英語には、独特の訛りがあります。

オーストラリアに限らず、すべての英語に訛りは存在していますが、オーストラリア英語の訛りはかなり特殊です。

とくに、都市部から離れているエリアでは、同じ英語ネイティブであるアメリカ人やカナダ人でも理解できないような英語が使用されていることもあります。

ただし、日本人留学生の多くは英語の訛りを気にするレベルまで英語を習得できていないため、そこまで気にする必要はありません。

語学学校の講師たちは、イギリス英語をもとにしたベーシックな英語を教えてくれます。

留学は貴重な経験のため、オーストラリア英語の訛りも楽しむつもりで渡航しましょう。

一部地域では節水や紫外線対策が必要

オーストラリアに滞在する場合は、水不足と紫外線に注意しましょう。

オーストラリアは砂漠をはじめ乾燥しているエリアが多く、水不足が深刻です。

そのため、ホームステイ先によっては、シャワー時間や洗濯の回数に制限が設けられている場合があります。

日本と同じ感覚で水を使用していると、思わぬトラブルに発展する可能性もあるため、注意してください。

そして、オーストラリアの紫外線は、日本と比較して約5倍強いといわれています。

ビーチやアウトドアに出かけるときのみならず、普段の外出の際も日焼け止めを忘れないようにしてください。

また、湿気が少なく乾燥しているため、使い慣れているスキンケア用品を日本から持参するのをおすすめします。

ビザの規定が厳しい

オーストラリアは、ビザの規定が厳しい国として知られています。

とくに、学生ビザでオーストラリアへ渡航する場合は、注意が必要です。

オーストラリアに学生ビザで滞在するにあたって、一定の出席率と成績をキープしなければなりません。

出席率が80%を下回ると、その時点で学生ビザが停止されてしまい、最悪の場合日本へ強制帰国させられてしまいます。

ただし、病気や怪我などの理由がある場合は、学校側に相談して対応を検討してもらえば大きな問題にはなりません。

また、2週間で48時間以内(2023年7月以降)までしか就労許可がなく、規定の労働時間を超えてアルバイトをした場合も、学生ビザを停止されます。

基本的に学校の授業に毎日きちんと出席していれば問題ないため、過度に心配する必要はありません。

なお、一度でも学生ビザが停止されると、一部のビザを除き、3年間はビザ申請の資格を失うため、注意しましょう。

留学生でも税金の支払いが義務付けられている

オーストラリアに滞在する場合、税金の支払い忘れに注意しましょう。

オーストラリアでは、留学生であっても税金を支払わなければなりません。

徴収される金額は、ビザの種類によって異なります。

学生ビザの場合は収入金額の0%〜47%、ワーキングホリデービザかつ年間所得が37,000豪ドル以下の場合は収入金額の15%です。

ちなみに、高額商品を留学中に購入した方は、帰国時に空港で免税手続きをおこなうことで税金が返金される可能性があります。

ただし、購入60日が経過する前の出国が必要、税金を含む300豪ドル以上の購入から対象になるなど、いくつかルールがあるため注意してください。

オーストラリア留学に向いている人、向いていない人

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オーストラリアは留学先としてさまざまな魅力に溢れていますが、やはり留学生によって向き不向きはあります。

オーストラリア留学に向いている方は自然やアウトドアが好きな方、治安や学校の質を重視する方、そして現地で働く経験をしたい方です。

英語学習と仕事を両立しつつ、週末にリフレッシュしたい方にぴったりの国といえるでしょう。

自然が豊かでゆったりとした時間が流れるオーストラリアは、アウトドアな生活を送りたい人に向いています。

週末にはビーチでBBQをしたり、動物や自然と触れ合ったりと、のんびり気ままな暮らしができる点が魅力です。

学校やホームステイの質が高く、初めての海外留学にもおすすめです。

他国と比べて働く制限が少ないため、帰国後に役立つビジネス経験や就労経験を積むこともできます。

一方で、メジャーでない国に行きたい方や暑さが苦手な方、厳しい環境で頑張りたい方には、あまりオーストラリアはおすすめできません。

もし日本人が少ない環境で勉強に集中したい方は、留学カウンセラーに相談してみましょう。

まとめ

オーストラリアは教育レベルが高く治安もよいため、海外経験が浅い方も安心して留学できる国のひとつです。

もちろん、すべての留学生にとってよい国とは限らないため、記事内で取り上げた情報をもとに、自分と相性がよいかしっかり判断して渡航するか決めましょう。

もし留学先の選定をはじめ、留学に関する悩みや疑問がある場合は、ぜひバークレーハウスに相談してください。

バークレーハウスは、日本ではじめてアメリカへの正規留学を実現させた語学スクールです。

英語スクールとしても創業50年のノウハウを有しており、渡航前に一定レベル以上の語学力も身につけられます。

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