2024/04/30

【アメリカ留学の時期選び】大学の入学時期と出願タイミングはいつ?

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

アメリカは、日本をはじめ、さまざまな国から留学生が集まる国です。

アメリカへの留学を考える際、現地への渡航タイミングについて迷う方も少なくありません。

今回は、アメリカ留学に最適な時期や渡航のタイミングについて解説します。

また、留学準備の流れや留学後の就職活動についても紹介するため、アメリカ留学を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

アメリカ留学の魅力

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アメリカは、世界トップレベルの教育環境が整っている国の一つです。

イギリスのタイムズが発行している高等教育情報誌である「Times Higher Education」が発表した世界大学ランキング2024にも、スタンフォード大学をはじめ、アメリカの大学がトップ10に7校もランクインしています。(https://sekai-hub.com/posts/the-world-university-ranking-2024

アメリカ留学する最大の魅力は、英語学習をしながら、ハイレベルな専門知識も一緒に学べることです。

また、アメリカにはさまざまなバックグラウンドをもつ方々が集まっており、多様な文化や価値観を自然に学ぶことが可能です。

留学を通じて多様性を受け入れる姿勢を養うことで、誰とでも円滑な関係を築く能力が身につくでしょう。

アメリカ留学までのスケジュール

アメリカの大学留学は、一般的に4月または9月に開始するケースが多いですが、留学先やプログラムによっては異なる時期に開始することもあります。

そのため、かならずしも年2回しか留学できないというわけではありません。

自分の留学する目的や、期間に合わせて最適な時期を選ぶようにしましょう。

以下では、アメリカ留学までのスケジュールを解説します。

大学の学期と入学時期

アメリカの大学の多くはセメスター制と呼ばれる、秋学期(9~12月)と春学期(1〜5月)の2学期制を採用しています。

学期は独立しているため、入学時期は一般的に9月と1月の年に2回あります。

しかし、アメリカの高校の卒業時期は通常5月から6月のため、多くの高校卒業生は9月に大学へ入学します。

また、アメリカにはセメスター制のほかにクォーター制と呼ばれるシステムを採用している大学もあります。

クォーター制では、1年度を4つの学期に分けていることが特徴で、年に4回入学と卒業のチャンスがあります。

なお、セメスター制では卒業するためには120単位の取得が必要ですが、クォーター制では180単位の取得が必要となります。

アメリカの大学への出願時期

アメリカの大学へ入学するには、日本の大学入学共通テストのような入試はありません。

代わりに、志望する大学に必要書類を提出し、審査を受ける仕組みが一般的です。

多くの大学では、9月入学を目指す場合、出願期限がその年の1月から3月に設定されています。

たとえば、UCLAなどは出願期限が早めに設定されており、前年の11月までに書類を提出する必要があります。

また、定員が埋まらない間は、特定の提出期限を定めていない大学も少なくありません。

コミュニティ・カレッジなどの2年制大学では、基本的に1年中出願を受け付けていますが、遅くとも5月から6月までには出願を終えておくことをおすすめします。

合否通知のタイミング

アメリカの場合、大学からの合否通知は3月から5月頃の間に届きます。

一部の大学では、書類提出後に面接をおこなう場合もあります。

また、合格通知には奨学金の額が提示されているケースも多いです。

複数の大学に合格した場合は、奨学金の提示額を比較して入学の決め手にするのもよいでしょう。

なお、5月を過ぎても合否結果がわからないときは、直接大学側に問い合わせてください。

アメリカへの渡米の時期

入学する大学が決まったら、留学に向けての準備をします。

パスポートがない方は取得し、健康診断と予防接種を受けて学生ビザを申請をしましょう。

入寮日は大学ごとに定められ、入寮時期は8月中旬〜下旬頃が一般的です。

寮に入った翌日には、オリエンテーションがおこなわれます。

海外経験が少ない方は、現地で開催される英語のサマースクールに参加することも多いです。

サマースクールに参加する場合は、渡米の時期は6月から7月になります。

アメリカ留学の準備期間と流れ

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次に、アメリカ留学の準備期間と手順について解説します。

必要な書類や詳しい手続きについても解説するため、おさえておきましょう。

アメリカ留学までの流れ

アメリカ留学の準備は、出発の6か月前から始めることをおすすめします。

出発までの大まかな流れは、以下のとおりです。

期間内容
出発まで6か月志望する大学について情報収集
出発まで5か月学校の決定
留学費用の見積もりを出す
出発まで4か月必要書類の準備
願書を提出
出発まで3か月入学許可証(I-20)の入手
学生ビザの申請
パスポート準備
出発まで2か月学生ビザの面接予約
申請航空券の手配
滞在先の手配
クレジットカード準備
出発まで1か月海外旅行保険への加入
学生ビザの取得
出発まで1〜3週間パッキング
現地通貨へ両替

スケジュールに遅れが発生した場合は、都度予定の見直しをおこないましょう!

アメリカ留学に必要な書類と手続き

アメリカの大学には、アドミッションズ・オフィスと呼ばれる入学審査を専門におこなう部署があります。

アドミッションズ・オフィスでは、出願者の書類をさまざまな観点から総合的に審査し、入学生を選定します。

アメリカの大学の出願に必要な書類は、以下のとおりです。

出願に必要な書類

  • 願書
  • 高校の成績(編入する場合は大学の成績証明書)
  • エッセイ(自己アピールの作文)
  • 推薦状
  • TOEFL/SAT/ACTなどのスコア

推薦状は高校の先生や部活動の顧問に依頼することが一般的で、推薦状は英語での提出が必要です。

また、一部の大学では、書類審査に加えて面接を実施することもあります。

また、芸術大学や音楽大学への入学を希望する場合、ポートフォリオと呼ばれる作品集の提出を求められることも多いです。

書類漏れや不備がないように、志望する大学の受験要項をしっかり確認しておきましょう。

留学準備にかかる時間

アメリカ留学の準備は、個人の状況や計画によって異なります。

そのため、早くから留学する目的や希望するプログラム、留学期間などを考慮し、計画的に進めることが重要です。

出願期限が1月から3月の場合、願書とともに提出書類を準備する必要があります。

提出書類を準備する際は、エッセイのテーマや推薦状を誰に依頼するかなど、よく検討しましょう。

完成度の高い願書を仕上げるためには、十分な時間が必要です。

余裕をもって準備を進めるためには、最低でも4か月の準備期間を確保しましょう。

高校3年生の9月がベストなタイミングです !

準備が遅くなった場合の対策

留学を希望する年の1月、2月になってから留学を検討し始めた場合、急いで対応すれば間に合うでしょう。

しかし、慣れないアメリカの大学への入学についてのリサーチや大学選び、出願までを短期間で一気にこなす必要があります。

4月になってから留学を検討し始めた場合、入学許可を6月初旬までに入手するために残された時間は、1か月程度です。

通常の対応では間に合わないことが多いため、留学エージェントなどを利用することをおすすめします。

とくに期間間近の場合は、毎日面接をおこないながら書類作成に取り組むなど、時間を詰め込んで準備を進めることもあります。

また、準備期間が短いと、選べる大学の選択肢も限られてしまいます。

入学を希望する大学の締め切りから逆算して、もし出願に間に合わせることが難しい場合は、次の年の1月入学へ向けて予定を延期することも検討してみましょう。

就職活動と卒業に向けた準備

最後に、アメリカ留学後の就職活動や卒業に向けた準備について解説します。

どちらも自身の進路を左右する重要なイベントのため、十分な備えが必要です。

渡米する前にしっかり内容を把握し、計画を立てておきましょう。

留学生の就職活動期間

海外の大学に在籍している留学生は、日本の大学生のように就職活動に十分な時間を割けないことがあります。

そのため、就職に対して心配を抱えている方も少なくありません。

しかし、近年は新卒の一括採用だけでなく、通年採用が企業にとって当たり前になっています。

留学を通じて養われた英語力や世界的な視野は、企業への大きなアピールポイントとなるため、グローバル人材としての留学生は日本の大学生よりも有利に就職活動を進められるでしょう。

もし、アメリカに在住しながら就職活動をする場合は、キャリアフォーラムへの参加がおすすめです。

キャリアフォーラムは、毎秋ボストンで開催されているバイリンガル対象の就活イベントで、200以上の企業が参加しています。

内定まで最短3日で進むケースもあるため、興味をもった方はぜひ調べてみてください。

また、現地企業が提供するインターンシップへの参加もおすすめです。

海外経験を活かしたい大学生や、ステップアップしたい社会人にとって、海外インターンシップは近年注目を集めています。

インターンシップを通じて生きた英語を学び、国籍を超えた仕事への考え方も深められるでしょう。

卒業時期とその後の計画

1年生としてアメリカの大学に入学する場合、卒業は4年後の5月になりますが、3年生としてアメリカの大学に編入する場合、卒業は2年後になります。

アメリカの大学は単位制のため、単位取得のペースを早めれば、4年制大学を3年や3年半で卒業することも可能です。

そのため、大学を早く卒業したい方は、夏期の集中講座であるサマースクールに参加して単位を取得することをおすすめします。

単位制を活用して留学期間を短くすれば、費用も節約できるでしょう。

ただし、大学生活に慣れていない状態でサマースクールに参加すると、要領がわからないまま試験に突入してしまう可能性が高いです。

試験をパスできなければ単位は取得できないため、サマースクールは、無理をしない範囲で利用しましょう。

まとめ

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アメリカは世界最大の経済大国であり、教育水準も世界トップクラスです。

そのため、アメリカ留学は多くの留学生にとって、刺激的な経験とともに英語や専門知識を学ぶ絶好の機会となるでしょう。

ただし、無計画のまま渡米しても、留学は成功しづらいもので、とくに日本での事前準備はとても重要になります。

もしアメリカ留学の準備に不安を感じている場合は、ぜひバークレーハウスを利用してください。

バークレーハウスは、日本ではじめてアメリカへの正規留学を実現させた語学スクールです。

英語スクールとしても創業50年のノウハウを有しており、渡航前に一定レベル以上の語学力も身につけられます。

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