2023/09/20

中学生が海外留学する方法とは?費用の目安とおすすめの国を解説

junior-highschool-student-studyabroad_thumbnail

この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

日本でもグローバル化が進むなかで、子供に海外留学をさせるか迷われている方も多いのではないでしょうか。

中学生でも安全に海外留学ができるのか、親子での留学も可能かについての情報を探している方もいると思います。

本記事では、中学生の留学のメリット・デメリット、おすすめの留学先などを詳しく解説します。

中学生の留学方法や留学にかかる費用についても紹介するため、海外留学の参考にしてください!

目次

中学生でも海外留学はできる?

junior-highschool-student-studyabroad3

結論からいうと、中学生からでも海外留学は可能です。

日本でもグローバルな人材を育てる動きが進むなかで、中学生の海外留学が増加しています。

中学生の段階から海外での経験を積むことで、視野を広げる機会を提供することが重要視されています。

他国においては、中学生の留学は一般的であり、価値観や感性、自己成長を促進する有益な経験とされています。

中学生の段階からの留学は、語学力や入学条件といったハードルが比較的低いため、高校生からの留学に比べてアクセスしやすい選択肢といえます。

中学生が海外留学する方法

子供たちが国際的な視野を広げ、異なる文化や言語に触れる機会は、将来の成長に大きな影響を与えます。

中学生が海外留学できる方法は、以下の5つです。

中学生が海外留学する方法

  • 語学留学
  • サマースクール
  • ホームステイ
  • 現地校体験
  • ボーディングスクール

それぞれの特徴やプログラムの内容などを紹介するため、ぜひ参考にしてください。

語学留学

中学生の留学方法として、まず語学留学が挙げられます。

現地での語学研修やアクティビティを通じて異文化を体験し、交流を深められます。

文法やリーディングなどの学習もおこなえるため、英語力を向上させたい生徒や定期テストや高校受験に備える生徒にとって価値ある経験となるでしょう。

また、短期プログラムでは長期休暇中に参加できるものや、1か月以上の中長期のプログラムも選択できます。

長期留学を考える方には、短期プログラムへの参加を事前準備として検討することもおすすめです。

サマースクール

2つ目は、サマースクールです。

大学や語学学校が夏季(7月から8月)に提供しているサマースクールは、英語学習と異文化交流を重視したプログラムです。

サマースクールでは、新しい友人を作りやすい環境が整っており、海外の友達を得たい方にとくにおすすめです。

コミュニケーション能力を高め、協調性や自立心を養うために、英語での交流が中心となる内容が用意されています。

気軽に国際感覚を身につけるチャンスがあり、中学生の留学方法として非常に人気です。

ホームステイ 

中学生ができる留学方法の3番目は、ホームステイです。

ホームステイでは、実際の現地の家庭に滞在することで、日常的な交流を通じて語学力を向上できます。

海外の生活を実際に経験できるため、異文化を学びたい方にとっておすすめの選択肢です。

ホームステイ先のルールを守り、良好な関係を築くためには、積極的にコミュニケーションを取ることが大切です。

ホストファミリーとの対話を望む気持ちも高まり、モチベーションの向上にも繋がる環境といえます。

\ ホームステイをするうえでの注意点は?/
関連記事
アメリカ留学でホームステイするなら何に気を付ければいい?注意点を解説

アメリカ留学でホームステイするなら何に気を付ければいい?注意点を解説

続きを読む

現地校体験

4つ目の留学方法は、現地校体験です。

世界各国の現地校へ体験入学し、授業や課外活動に参加ができます。

現地の学生とともに学校生活を過ごすことで、異文化交流や英語でのコミュニケーションスキルの向上が期待できます。

必要な英語力は受け入れる学校によって異なりますが、初心者向けに補習授業が提供される学校も存在します。

現地の学生がパートナーとしてサポートしてくれるプログラムも人気があります。

ボーディングスクール

5つ目の留学方法は、ボーディングスクールです。

トップ高校への進学を目的とした、進学校の全寮制の宿舎学校で学ぶプログラムです。

友達や学校の先生との共同生活を通じて、日常会話における英語力が向上します。

ボーディングスクールでは、語学力の向上だけでなく、自立学習や生活態度が身に付けられる環境としてもおすすめです。

授業料が高い分、高い教養や芸術、スポーツなどさまざまな経験を積めます。

留学が不安な場合は親子留学も可能

中学生の子ども1人で留学をさせるのに不安を感じる方には、親子留学がおすすめです。

親子留学には、中学生向けの短期から長期までのプランや、親が留学する際に子供を同伴させる方法など、さまざまな選択肢があります。

親子でともに学びながら海外での生活をスタートすることで、家族旅行では得られない異文化体験が可能です。

また、将来的には海外移住などの可能性を広げる一歩となるでしょう。

中学生が海外留学するメリット・デメリット

中学生での留学は、時期尚早と懸念される方も多いですが、実際はそんなことはありません。

若い時期から海外の文化に触れることで、豊富な経験を得られます。

以下では、中学生で留学するメリットとデメリットを詳しく解説するため、ぜひ参考にしてください。

メリット

中学生で海外留学するメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

  • 自立心が芽生えて海外への興味も増す
  • 英語を学ぶモチベーションが上がる
  • 将来の選択肢が広がる

日本では英語教育が小学生から義務化され、海外への興味をもつ子供が増えています。

海外生活で親元から離れることで、自立心が芽生え、海外への興味がより一層深まります。

現地の方々とコミュニケーションをとるなかで、英語をより多く話したいというモチベーションも高まります。

中学生のうちに海外留学を経験すれば、視野が広がり、将来の可能性も広がるため、おすすめです。

デメリット

一方で、中学生が海外留学するデメリットとしては、以下の2つが挙げられます。

  • 留学経験だけでは進学の強みにならない場合がある
  • 費用がかかる

海外留学において、現地に行ってただ生活をするだけでは英語力が向上しづらい現実があります。

英語力を伸ばしたいという強い意志がなければ、語学力が伸びず、進学の強みにもなりません。

また、短期留学であっても、留学費用は50万円以上と、かなりの費用がかかります。

さらに、中学生が1人で留学する場合、一部の国では現地での生活をサポートしてくれる後見人(ガーディアン)の手配が必要となり、その費用も別途かかることがあります。

長期留学と短期留学のメリット・デメリット

留学をする際に検討しなければいけないことの一つに、留学期間が挙げられます。

短期間でも充実した経験が得られるのか、それとも長期にすることで得られる価値があるのか、検討が必要です。

以下では、中学生が長期または短期で留学する際のそれぞれの長所と短所について、詳しく紹介します。

長期留学

中学生が長期留学するメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリットデメリット
語学力が向上しやすい費用がかかる
学べるコースが幅広い慣れない環境で体調を崩す恐れがある
自分に自信がつく進学や帰国後の準備が大変になる
海外での生活を体験できる留学の目的を見失う可能性がある

長期留学のメリットは、英語力の向上だけでなく、学べるコースの選択肢が多いことです。

イベントごとの海外生活を体験でき、長く生活した分だけ自信にもつながります。

デメリットとしては、長期滞在にはかなりの費用がかかること、帰国後の進学準備が複雑になることなどが挙げられます。

そのほかにも、留学中の健康管理への不安や、長期間滞在すると留学の目的を見失ってしまうこともあるため、注意が必要です。

短期留学

中学生が短期留学するメリット・デメリットは、以下のとおりです。

メリットデメリット
留学費用を抑えられる体験できることが限られ、物足りなさを感じる
長期留学の準備として体験できる語学力の向上に限界がある
気軽に留学できる日本人同士で固まってしまう
自由に渡航期間を選べる
留学に必要な手続きが比較的簡単

短期留学のメリットは、手続きが少なく、経済的な負担も軽減できることです。

短期留学では、気軽に旅行気分で留学が可能で、将来の長期留学の参考にもなり、渡航期間も自由に選べます。

しかし、短期間のため経験できる範囲に限界があり、物足りなさを感じるかもしれない点が難点です。

また、慣れない環境で日本人同士で関わってしまうことで、語学力が思うように向上しない可能性もあるため、気を付ける必要があります。

\ こちらもあわせてチェックしよう!/
関連記事
中学生がアメリカ留学するメリットとは?留学の方法や費用を解説

中学生がアメリカ留学するメリットとは?留学の方法や費用を解説

続きを読む

中学生の海外留学費用の目安

junior-highschool-student-studyabroad1

中学生が海外留学する際の留学方法別の、滞在費や生活費、授業料を含めた費用の目安は、以下のとおりです。

海外留学の費用

  • 語学留学(1週間):約10~40万円
  • サマースクール(2週間):約15~70万円
  • 短期留学(1週間):約20~50万円
  • 親子留学(1か月):約40~120万円
  • 長期留学(1年):約150~700万円

留学費用は、滞在期間や留学先、通う学校によっても大きく異なります。

費用を抑えるには、ホームステイか寮の滞在方法を選ぶと良いでしょう。

また、留学の際には、費用とプログラムの内容を比較して最適なプランを選ぶことがおすすめです。

中学生の海外留学におすすめの国

中学生を1人で留学に行かせる際は、できるだけ安全な国を選ぶ必要があります。

以下では、比較的治安が良く、中学生の留学先に向いている国を3つ紹介します。

ニュージーランド

中学生の留学におすすめの国1つ目は、ニュージーランドです。

ニュージーランドは、海外のなかでも比較的治安が良く、フレンドリーな方々が多いといわれています。

また、留学生向けの支援制度が整っており、留学生を積極的に取り入れている国として知られています。

日本人が学校で学ぶ英語はアメリカ英語であるため、訛りのあるニュージーランドの英語は聞き取りにくいことがあるかもしれません。

カナダ

中学生の留学におすすめの国2つ目は、カナダです。

カナダは、留学先として人気の高い国であり、留学プログラムの選択肢が幅広いとされています。

また、アメリカに隣接するカナダでは、訛りの少ない英語が話されることが多く、初めて海外に行く方にもおすすめです。

世界的にみると治安の良い国ですが、犯罪発生率は日本の約5倍の水準となっています。

この点は、留学先選びとして考慮しておく必要があるでしょう。

\ カナダの国の特徴を紹介!/
関連記事
カナダ留学のメリットは?国の特徴や費用、おすすめ都市を解説!

カナダ留学のメリットは?国の特徴や費用、おすすめ都市を解説!

続きを読む

オーストラリア

中学生の留学におすすめの国3つ目は、オーストラリアです。

オーストラリアは、さまざまな国から移民を受け入れているグローバルな国といわれています。

英語圏のなかでは治安が良く、現地の文化に適応すれば安心して生活できるため、留学生にとって魅力的な選択肢といえます。

多くの移民が暮らすため、さまざまな文化に触れ合い、国際的な友人を作る機会も多いです!

\ オーストラリアの国の特徴を紹介!/
関連記事
オーストラリア留学のメリットは?国の特徴や費用、おすすめ都市を解説!

オーストラリア留学のメリットは?国の特徴や費用、おすすめ都市を解説!

続きを読む

海外留学する際に準備しておくべきこと

海外留学に行くには、準備することが非常に多いです。

ビザの種類やプログラムの詳細、留学先の選定、滞在期間の設定など、調べることはたくさんあります。

そのため、留学に関する情報をできるだけ多く集めることが重要です。

情報収集には、留学エージェントや留学支援団体、留学先の地域や学校の口コミ、YouTubeやブログなどの活用がおすすめです。

それらの情報を駆使して、留学先の治安や医療体制、生活環境などを細かくリサーチしましょう。

まとめ

junior-highschool-student-studyabroad2

海外留学は、語学力や自立心の向上だけでなく、さまざまな文化を体験する貴重な機会となります。

中学生1人での留学には、現地の治安や医療面に対して、不安に思う点は多々あると思います。

しかし、事前の情報収集をきちんとおこない、留学費用や留学先を検討することで、これらの不安は払拭できるでしょう。

留学前には、自己紹介や簡単な日常会話といった、基本的な英語力を身に付けることで、友達づくりがスムーズにできます。

また、留学前に英語力を高めておくために、語学学校を利用するのも一つの方法です。

留学前の英会話レッスンをするのであれば、バークレーハウスがとくにおすすめです。

バークレーハウスでは、留学前の英語力向上のサポートをおこなっています。

無料体験レッスンも実施しているため、ぜひお気軽に試してみてください。

https://berkeleyhouse.co.jp/wp-content/uploads/2024/07/ryugaku-seminar-newbie_cta.jpg
Page
top