海外からやってくる交換留学生を見て、自分も海外に留学してみたいと考える高校生は少なくありません。
ただし、未成年である高校生の留学にあたっては、大学生や社会人の留学に比べて、本人や家族が課題や懸念を感じることも多いでしょう。
しかし、しっかりと準備をして留学に臨めば、海外でしか得られない経験ができるうえ、人生観や価値観にも影響を与えるような機会になります。
この記事では、高校生でもできる海外留学の種類やメリット、おすすめの留学先などについて解説します。
本記事では、下記の内容をわかりやすく解説しています。
- 高校生留学の種類
- 高校生留学のメリット
- 高校生留学の課題
高校生が出来る海外留学とは?
グローバル化が進んでいる現在、日本国内だけではなく、世界レベルで人生設計を考えることが必要になってきています。
高校に入り、大学受験・就職などを考えたとき、海外経験を持つことの有意性などから、高校生での海外留学はよいタイミングであると言えます。
大人になってから海外留学に行っておけばよかったと後悔する人は実は多いです。
留学に興味のある方は、はやめに留学しておくのがおすすめです。
高校生の海外留学には、個人で計画する私費留学と高校や自治体を通しておこなわれる交換留学の2種類があるので、それぞれについて解説します。
私費留学
私費留学は、その名の通り、個人でお金を払って留学することを指します。
個人のお金で留学をするので、学校の選択肢や地域などを自由に選択できるという特徴があります。
また、語学学校や公立、または私立の高校など学校の種類も自分で選択することができます。
私費留学では、留学の目的に合わせて自由に学校や地域を選ぶことができるので、自分で留学を計画して、自分の選んだ学校や地域で留学したいという方におすすめの留学方法です。
費用は高い
- その反面、交換留学より費用が高くなるケースが多いので、費用を抑えて留学したい方はまずは交換留学を検討し、交換留学が難しい場合は私費留学がおすすめです。
交換留学
交換留学は、私費留学とは逆に高校や自治体を通しておこなわれる留学を指します。
交換留学は、私費留学と比較して費用が安く、学校や留学先の地域の選択肢は狭いというのが特徴です。
また、交換留学をするためには英語能力テストと面接を受ける必要があります。
現地の公立学校に留学することが多いので、基本的な英語力をつけてテストに受かった方のみ渡航することができます。
中期的な留学になる
- 期間は、基本的に1年間で語学学校への入学はできません。
交換留学を実施している高校に通っている高校生や地元の自治体が交換留学制度を持っている場合は、費用の安い交換留学を検討してみましょう。
高校生に可能な3つの海外留学
高校生に可能な海外留学は、大きくわけて下記の3種類があります。
詳しく解説していきます。
- 卒業留学
- 1年間留学
- 短期留学
卒業留学
卒業留学とは、現地の留学先の学校を卒業することを目的に留学する留学方法です。
一般的な卒業留学は、日本で中学を卒業した後に現地の高校に入学して、3年間現地の高校で学習し、現地の高校を卒業するというパターンです。
なかには、日本で高校1年生または2年生まで修了して、残りの1年〜2年を現地の学校で修了する方法もあるようです。
また、出発時期は、国によって異なります。
7月から1年が始まる国や9月から始まる国などそれぞれなので、留学前にチェックしておきましょう。
卒業留学は、3年間留学することが基本なので英語力や現地の文化などを十分に学ぶことができます。
また、高校時代から海外の友達と触れ合えることもメリットのひとつです。
逆に、デメリットは海外の高校は日本より学費が高くなってしまう場合があります。
また、親から離れて異国の地で過ごすため、治安や安全面には十分に注意して留学先を検討する必要があります。
また、日本の大学へ進学することを前提にしている場合は、帰国子女枠での入学となる可能性がありますので、大学入学についても視野に入れて検討しておくことがおすすめです。
1年間留学
1年間留学は、私費留学と交換留学のどちらかで1年間留学することを指します。
1年間の留学なので、日本の学校に復学することを前提に留学する場合が多いです。
在籍している日本の学校から許可が出た場合は、現地の学校の取得単位を日本の学校の単位として換算することができる場合もあります。
1年間留学は卒業留学と比較して安価に留学でき、海外の文化にも触れられる点がメリットです。
また、私費留で1年間留学すれば日本の学校に復学するか海外の学校に進学するかも自由に選択できるので、まだ将来の進学先や、やりたいことが決まっていない人におすすめの留学方法となります。
短期留学
短期留学は、数週間から数か月の短期的な留学を指します。
短期留学の特徴は、日本の学校を休まずに留学できる場合が多い点です。
数週間から1か月程度であれば、夏休みや冬休みの間に留学することができるので、学校の授業を休んで行く必要がありません。
また、短期の留学は日数が少ない分、安価に留学できます。
ただし、短期間の留学では英語が上達しにくいというデメリットもありますので、留学期間と費用をどうバランス取るか慎重に検討しましょう。
高校生が海外留学するメリット
高校生が海外留学するメリットについて紹介します。
留学期間には短期、中期、長期と、3種類あります。
4か月未満の短期、中期留学は費用が安いため、金額を抑えて留学することができます。
一方で1年以上の長期留学は、語学力が上達しやすく、語学力がネイティブレベルになる人もいます。
また、長期留学では語学以外の面でも成長を感じられるでしょう。
より専門的な学問を学ぶことや、インターンシップなどの経験をすることもできます。
費用と時間に余裕のある方は、長期留学がおすすめです!
次に、高校留学のメリットを下記で紹介していきます。
異文化を理解する力が向上する
高校生のときに留学することで、異文化を理解する力が向上します。
日本は移民が少なく、日本での生活をしている中で異文化を感じる機会は少ないですよね。
しかし、アメリカやオーストラリア、イギリスなどの英語圏の国ではさまざまな国からやってきた移民の方が現地でコミュニティを形成し、暮らしています。
移民の多い英語圏で生活することで、生活しながら多様な国の文化に触れることができます。
日本で常識だったことが、海外では通用しないこともよくあります。
高校生のときから異文化に触れることで、思考が柔軟になりグローバルな視点から物事を考えることができるようになります。
日本と海外の文化を理解し、受け入れることでクリエイティブな思考を手に入れることができます。
語学の吸収、上達が早い
語学の吸収や上達が早い点が高校留学の大きなメリットです。
学習効率が良い高校生の時期に、海外で生活することは大きなアドバンテージになります。
高校生の1年間と20代の1年間では英語の上達率が大きく異なります。
英語を確実に習得したい方にはおすすめです。
また、高校生留学では語学学校ではなく、現地の高校に留学するケースも多いです。
現地の学校では、周りのほとんどがネイティブの英語話者環境にあります。
毎日、ネイティブ英語を聞ける環境にいることで、必然的に英語の上達も早くなります。
多様な価値観に触れ視野が広がる
10代の頃に日本とは異なる文化に触れ、多様な考え方の人と接することで、自分の価値観の狭さに気づかされる可能性が大いにあります。
20代になると、人の価値観はすでに形成されている場合が多いです。
まだ形成段階の高校生のときに色んな価値観に触れることで、より視野が広がるでしょう。
高校生のときに海外留学し、多様な価値観に触れることは人生のなかでも特に有意義な時間、経験となるはずです。
将来のキャリア形成や価値観形成にも、高校時代の留学が大きく影響して自分のやりたいことを叶えやすくなります。
自立心・行動力・自信が身につく
自立心、行動力、自信が身につく点も高校生留学のメリットです。
言葉が通じず、考え方も異なる環境で、自分自身の判断で生きていくことにより、自立心や行動力、積極性、自信が身につきます。
高校生から親元を離れて、自分で考えて行動する必要があります。
欧米の国では、自己主張することが求められるため自己主張する能力も身に付きます。
日本人が苦手としている自己主張する能力を高校時代に学べることで、将来の人生の中で役に立つときがやってくるはずです。
日本で過ごしているとなかなか得られない経験を異国の地で経験できるのは貴重な機会です。
海外コンプレックスがなくなる
海外コンプレックスがなくなる点も高校生留学のメリットです。
日本人の中には外国の方とコミュニケーションを取る、生活することに苦手意識を持っている人もいます。
実際に自分が海外で生活して海外の人と触れることで、海外コンプレックスを克服することができます。
大人になってから海外コンプレックスを克服するのは時間がかかりますが、高校生で海外の人と生活をすることでコンプレックスの克服も短時間で済みます。
海外生活を若いうちに経験することで、ものおじせずに外国人に話しかけることもでき、自分の意見が躊躇なく言えるようになります。
将来の展望が広がる
高校生で海外留学をすることで、将来の展望が広がるのもメリットです。
将来自分がやりたいことが見つかる可能性があります。
日本で高校に通っていると将来のやりたいことが見つからない高校生も多いですが、海外の生活や文化に触れることでより視野が広がり将来のやりたいことが見つかる可能性があります。
また、留学体験を大学入試や就職に活かせる可能性が出てきます。
日本で就職する場合も、海外で就職する場合もどちらにしても海外での留学経験は生きると思います。
高校留学前に将来について考えてから留学することは難しいですが、将来の選択肢を増やす上でも高校留学はおすすめです。
高校生の海外留学における課題
孤独とホームシックに対する対応策
孤独やホームシックが、高校生の海外留学における課題になる可能性があります。
高校生で留学する際には、現地の高校へ留学することが多いため、英語ネイティブの方といきなり会話する必要があります。
最初は言葉の壁があり、孤独を感じることもあるかもしれません。
また、異国の地で親元を初めて離れて生活をするため、不慣れな生活にストレスを感じてホームシックになってしまう可能性があります。
言葉の壁以外にも友達作りや日常生活など様々な理由からホームシックになり、孤独感を感じてしまうかもしれません。
ただし、留学直後に孤独感を感じるのは、高校生だけでなく大人になってから留学をしても孤独感を感じるものです。
寂しさを感じたときは、日本にいる家族や友人に電話をすると孤独感をすこしだけ忘れることができるかもしれません。
困ったときは、家族や友人に相談しましょう。
挫折の可能性とリスク
挫折の可能性やリスクがあるのも高校生留学のデメリットです。
実際に留学するまでは希望がいっぱいでも、現地で生活しているうちにモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。
モチベーションの低下が、挫折感に繋がっていく可能性があります。
また、多くの挫折を経験すると、留学を途中で辞めてしまうリスクもあります。
ある程度は問題は自分で解決しようと努力することで、解決に向かうことも多いです。
しかし、辛くて体調を壊してしまうこと、メンタルが疲弊してしまう方もいるので、体調を崩す前に帰国や登校を一時中断するなど、対応策を検討しましょう。
帰国後の進学への不安
帰国後の進学に不安を感じる人もいるかと思います。
日本にいれば、高校卒業後に進学や就職の情報もたくさん入ってくるので、比較的スムーズに進学や就職がしやすいです。
しかし、海外にいると進路の情報がリアルタイムに入ってこないこと、国によって入学と卒業の時期が日本とは異なることも多いので、帰国後の就職や進学のタイミングが難しい場合もあります。
帰国子女枠
- また、帰国後に大学進学などがある場合は、試験勉強をするより帰国子女枠で受験する場合も多いので、帰国子女枠を採用している大学を見つける必要もあります。
留学から帰国した後すぐに就職や進学をする場合、日本の友人や先生と連絡を取り、帰国後にスムーズに就職や進学に進めるように事前準備をしておくことがおすすめです。
高校生の海外留学でおすすめしたい国
アメリカ
留学といえば最初に思いつくのがアメリカではないでしょうか。
アメリカは、留学に人気の国なので世界各国から留学生がやってきます。
そのため、アメリカにいながら色んな国の文化に触れ、さまざまな国の友達と仲良くなれます。
また、都会から田舎まで訪れるべき場所がたくさんあるのもアメリカの特徴です。
逆にアメリカのデメリットは、治安が日本と比較して悪いという点です。
留学する都市によっても変わりますが、地域によっては銃乱射事件が発生するなど危険な地域があります。
アメリカに留学する際は、なるべく治安のよい都市を選びましょう。
また、最近アメリカの物価が高くなっていますので、お金の使い方も考えながら生活する必要があります。
カナダ
次に、カナダです。
カナダは、比較的治安がよく、場所によっては日本人がたくさんいるという特徴があります。
特に、バンクーバーには日本人が多いので、日本食や日本に背景を持った人たちに簡単に出会うことができます。
カナダは、日本の学校教育で習うアメリカ英語と比較的似た発音をしており、日本人にとっては馴染みのある英語が使われています。
カナダのデメリットは、気候です。
カナダはほとんどの都市で日本より寒いので、防寒対策が必須の国になります。
体調を崩さないためにも防寒具を持って留学に向かいましょう。
イギリス
イギリスも高校生留学におすすめの国です。
イギリスは英語の発祥地で、留学先として人気のある国です。
イギリスは英語圏の国の中でも歴史の長い国のため、歴史的建造物や観光名所が多く存在しているという特徴があります。
ロンドン以外にも名所が多いので、留学をしながら休日には観光名所巡りをすることができます。
また、ヨーロッパ各国と近いので週末の小旅行でヨーロッパ各国へ旅行することもできます。
また、イギリス英語にはコックニー英語やスコットランド英語、ウェールズ英語などさまざまな英語の種類があるのもイギリスの特徴です。
デメリットとしては、雨が多いことです。
急に雨が降ってくることもあるので、雨が降りそうな日はフードがついた服を着用したり、折り畳み傘などを持参して、体調を崩さないようにしましょう。
オーストラリア
オーストラリアは、人気の留学先の中でも特に治安がよいという特徴があります。
また、オーストラリアは日本から比較的近く、時差も1~2時間と日本の家族や友人と連絡を取りやすいというメリットもあります。
教育体系も整備されているので、安心して留学することができます。
オーストラリアも各国から留学生や移民が集まるため、オーストラリアにいながら色んな国の文化に触れたり、さまざまな国の人と友達になれます。
オーストラリアのデメリットは、物価が高いことです。
特に家が不足していることから、家賃が値上がりしています。
学生寮やホームステイの費用も値上がりしている場合が多いので、費用面で問題ないかを事前にチェックしておきましょう。
ニュージーランド
ニュージーランドもオーストラリアと同じく、日本からの距離が比較的近くて時差が少ないという特徴があります。
日本から家族や友人が訪れやすいので、日本の長期連休などにニュージーランドに遊びに来てもらいやすいというメリットがあります。
オーストラリアより日本人が少ないので、英語環境に身を置いて徹底的に英語を学びたい人にとっては最適な場所となります。
ニュージーランドのデメリットは都市によっては、寒い場所があるということです。
寒いのが苦手な方は、事前に各都市の気候をチェックしてなるべく温度の高い都市を選択しましょう。
高校生の海外留学先での滞在方法
高校生の海外留学先として人気の方法は、ホームステイと学生寮の2種類です。
留学先の高校と滞在先には関連があるため、留学先の学校がどのような滞在方法を持っているかチェックしておきましょう。
学生寮
学生寮は、学校が提供している宿泊場所です。
各国の留学生が学生寮には住んでおり、一人部屋の場合や相部屋となる場合があります。
キッチンやシャワールームは共用の場合もありますので、気になる方は事前に確認しておきましょう。
また、ホームステイのように食事が出てこない学生寮もあるので、料理が付いてくるかもしっかりと確認しておきましょう。
学生寮はホームステイより自由度が高い一方で、自分で洗濯などもする必要があります。
自由に生活することを求める方には、学生寮がおすすめです。
ホームステイ
次に、ホームステイです。
ホームステイは高校生留学に人気の滞在方法で、現地の家族の家に宿泊させてもらうという滞在方法です。
現地の家族に一部屋貸してもらって、食事などは現地家族と一緒にするのが基本的なスタイルです。
メリットは、食事を現地の家族が作ってくれるので、自分で作る必要はありません。
逆に、デメリットは学校に通学するのに時間がかかってしまう場合があります。
ホームステイ先の家は、郊外の住宅地にある場合が多く、通学に時間がかかってしまう場合があるので、注意しましょう。
ホームステイは、現地の家族にお邪魔させてもらっているという気持ちを持って臨みましょう。
謙虚さを持って現地の家族と接することで、現地の家族にも暖かく迎え入れていただけます。
高校生の海外留学に必要な費用
高校生の海外留学には、下記のような費用が必要になります。
それぞれの費用について、詳しく解説していきます。
項目 | 費用 |
渡航費 | 15~30万円 |
手続き費用 | 5~10万円 |
学費(月あたり) | 15~25万円 |
生活費(月あたり) | 5~15万円 |
渡航費
渡航費は、往復の飛行機代を指します。
飛行機代は国によっても異なりますが、15~30万円程度になる場合が多いです。
渡航費を抑えたい方は、比較的安価なLCCを使いましょう。
費用より快適さやサービスの質を求める方は、大手キャリアのチケットを取ることがおすすめです。
また、フライト時間の長いアメリカ、カナダやイギリスなどは疲労も溜まりやすいので、LCCより大手キャリアのフライトを選ぶことをおすすめします。
国 | 費用 |
アメリカ | 20~30万円 |
オーストラリア/ニュージーランド | 15~25万円 |
イギリス | 20~30万円 |
カナダ | 20~30万円 |
手続き費用
手続き費用は、ビザの申請費用やパスポートの取得費用などを指します。
また、ホームステイや学校の手配が必要な場合は、手配代行手数料も手続き費用に含まれます。
どこまで手続きの代行を依頼するかによって、手続き費用は大きく異なりますが、5~10万円程度のことが多いです。
手続き費用は、抑えられる費用があまりありませんが、留学エージェントを使用する場合は、手数料無料の留学エージェントを使用することで費用を抑えることができます。
手続き費用
手続き費用は、ビザの申請費用やパスポートの取得費用などを指します。
また、ホームステイや学校の手配が必要な場合は、手配代行手数料も手続き費用に含まれます。
どこまで手続きの代行を依頼するかによって、手続き費用は大きく異なりますが、5~10万円程度のことが多いです。
手続き費用は、抑えられる費用があまりありませんが、留学エージェントを使用する場合は、手数料無料の留学エージェントを使用することで費用を抑えることができます。
国 | 費用 |
アメリカ | 5~10万円 |
オーストラリア/ニュージーランド | 5~10万円 |
イギリス | 5~10万円 |
カナダ | 5~10万円 |
学費
学費は、その名の通り語学学校や高校に通う際の費用になります。
交換留学の場合は比較的安い費用で行けますが、私費留学で語学学校に行く場合は費用が高額になる場合があります。
また、私立の高校か公立の高校によっても費用は異なります。
どの学校に行くかで学費は大きく変わります。
どの程度の学費まで許容できるか、しっかりと事前にチェックしておきましょう。
留学方法 | 費用(目安) |
語学留学 | 10万~25万円 |
サマースクール | 30~80万円 |
交換留学 | 無料 |
現地高校への留学 | 100~500万円(年間) |
生活費
生活費は、現地で生活する際に必要な友達と遊ぶ際の費用や交通費を指します。
高校生は、大人と異なり外食や飲酒の費用がかからないので、5万~15万円程度になることが多いです。
ホームステイでは、食事が出るので生活費用は、5万円程度に抑えることも可能です。
英語圏の国は物価の高い国が多いので、友達と出かけて買い物をするのにも日本より出費がかさんでしまうことが多いので注意しましょう。
国 | 生活費 |
アメリカ | 5~15万円 |
オーストラリア/ニュージーランド | 5~15万円 |
イギリス | 5~15万円 |
カナダ | 5~10万円 |
高校生の留学で気を付けるべきポイント
高校留学に行くうえで気を付けるべきポイントを解説していきます。
- 高校留学に必要な英語力
- 高校生の留学のために必要な準備
- 高校留学修了語の進路
高校留学に必要な英語力
高校留学の場合、英語が母国語でない場合は英語の特別授業を受けることができます。
特別授業で、基本的な英語の勉強ができるので、英語の心配をしすぎる必要はありません。
ただし、留学を実りのあるものにするためにも事前に中学レベルの文法の理解や単語力をつけておくことがおすすめです。
事前に英語力をつけてから留学にいくことで、留学時の英語の上達率が大きく異なります。
高校生の留学のために必要な準備
高校生の留学のためには、入念な準備が必要となります。
留学に行く前には、情報収集が重要となります。
インターネットやSNSなど自分で収集できる情報も多いので、なるべく多くの情報を収集しておきましょう。
ただし、誤った情報も多く存在するので、正しい情報なのか誤った情報なのか取捨選択を慎重にしましょう。
下記のような準備をしておくことがおすすめです。
- 留学に必要な書類
- 日本の文化や歴史に関する知識
- 留学先の都市の雰囲気や天候など
高校留学終了後の進路
高校留学終了後の進路としては、日本での進学と海外での進学の2種類あります。
日本の学校に進学する際は、AO入試や帰国子女枠での試験を受ける場合が多いです。
小論文や面接などで、人物像を判断して合否判定がされます。
海外の大学に進学する場合は、国によって異なりますが書類の提出と試験を受けるというパターンが多いです。
高校留学に行く前に高校卒業後の進路についても視野に入れて高校留学を検討することをおすすめします。
まとめ
高校留学には、下記のようなメリットが多いです。
興味のある方は情報収集して可能か検討してみましょう。
高校留学のメリット
- 語学の吸収・上達が早い
- 多様な価値観に触れ視野が広がる
- 自立心・行動力・自信が身につく
- 海外コンプレックスがなくなる
- 将来の展望が広がる
交換留学や私費留学など留学方法にもさまざまな方法がありますので、自分に合った留学方法を見つけ、実際の留学につなげましょう!