この記事では、TOEFL対策でおすすめのアプリ15選を紹介していきます。
アプリを選ぶポイントや基礎固め、4技能別おすすめアプリを活用方法も含めてご紹介します。
TOEFL対策をこれからはじめる、伸び悩んでいる方には必見の記事となっています。
TOEFLアプリが試験対策に向いている理由
TOEFL学習だけでなく、英語学習にアプリは今や欠かせないツールとなっています。
学習アプリを活用することのメリットを確認しておきましょう。
- 通学や通勤のスキマ時間を利用して学習できる
- 学業や仕事で忙しい人にとって、手軽に学習を始めて、記録を残せる
- 個人のレベルに合わせて、語彙や文法問題を調整してくれるものもある
- スキマ時間で語彙力強化をすれば、短期間でスピーキング力やリーディング力を向上させられる
- 日本人が苦手な、リスニング対策の時間を大量に確保でき、かつネイティブの音声を手軽に聞ける
- 日本国内のTOEFL対策専用アプリはTOEICほど多くはないが、英語学習アプリは近年、充実しつつある
- 海外の対策アプリでも、多くのTOEFL対策方法を学ぶことができる
アプリなしでの英語学習やTOEFL対策は、効率的な勉強方法とはいえないでしょう。
うまくアプリ活用し、目標スコアまで短期間で到達できるようになりましょう。
TOEFL対策の基本的知識
TOEFLは海外大学へ留学する際に必要となるスコアです。
国内大学の一部でも受験で活用されることがありますが、一般的には英検など他試験の方が国内では使いやすいかもしれません。
TOEFLを活用して海外大学へ出願する場合、TOEFL iBTであれば80点を目標に学習することになるでしょう。
TOEFL iBT 80点は英検では準1級レベルとなります。
では、英検準1級ホルダーが一度受験しただけでTOEFL80点を取得できるかと言われると、かなり厳しいです。
準1級と比較すると、語彙レベルや英文の質・量が圧倒的にTOEFLでは違います。
- アカデミックな学術論文を読み、理解するリーディング力
- 大学、大学院の講義を聴いて、理解するリスニング力
- キャンパスライフを不自由なく過ごせるだけのスピーキング力
- 提出するレポートを時間内に書き上げるライティング力
上記4技能を含めた英語力が、TOEFLでは問われます。
また、4技能を別々にトレーニングしないと、いずれかのスコアが足を引っ張る結果となり、80点には到達できないことがあります。
本記事で紹介しているアプリを活用しながら、4技能対策をおこないましょう。
記事の後半では、各パートの対策に使えるアプリを紹介していきます。
TOEFLアプリを選ぶ際のポイント
どういったアプリを選ぶと、受験に有利になるのでしょうか。
まずは、アプリ選びの際のポイントを解説していきます。
信頼度の高いアプリを選ぶ
そのアプリの提供元、評価・口コミなどをチェックしましょう。
無料版は気軽にインストールできますが、有料版は内容を調べてから課金するようにしましょう。
また、お手持ちのスマートフォンOSとアプリをアップデートし、最新版の状態で使用しましょう。
iOS版、Android版など、自分のスマホに適合するかも確認しましょう。
自分の習得したい内容や実力に合わせてアプリを選ぼう
TOEFL対策では、専用アプリでの学習に取り組むべきです。
当たり前ですが、TOEFL対策のために英検対策のアプリを使っていては、遠回りになってしまいます。
TOEFL対策をしていく上で、効率よく対策学習をおこなわなければいけません。
TOEFLの受験料は一回約3万円と高額です。
できるだけ受験回数を少なくし、経済的な負担も減らしましょう。
学習効果を見極めよう
有料アプリの場合は、値段と学習効果を見極めなければなりません。
有料アプリがかならずしも、あなたに良い学習効果をもたらしてくれるとは限りません。
自分のやりたい対策にきちんと答えてくれるかを購入前に見極めましょう。
無料版の場合は、広告が出てくる、一部機能に利用制限がついている場合があります。
基礎固めから試験対策までのおすすめアプリ
TOEFL Global Go!
TOEFL試験を作成するETS公認の唯一のアプリです。
TOEFLスコアを向上させたい人にとって、アプリの一つです。
練習問題やテストの過去問に取り組みことができます。
公式HPでも提供されているような、スコアを最大限に引き出すヒントや戦略を学ぶことができます。
アプリ自体も使いやすくシンプルなインターフェイスと、使い方の説明がついています。
また、練習問題は効果的で、TOEFL対策プランを立てるうえで必要不可欠です。
TOEFLスコアをアップさせたい人におすすめのアプリです。
TOEFL試験対策に役立つアプリ
Magoosh TOEFL Prep
Magoosh のアプリは、TOEFLの類似問題をたくさん解きたい人におすすめです。
以前の過去問をよく研究して作られていますので、実践前のトレーニングにも最適です。
ただ、解説などもすべて英語になります。
英語レベルが中級者〜上級者の方におすすめです。
TOEFL iBT Preparation
TOEFLのすべてを対策しているアプリです。
このアプリには、質問タイプや形式をよく知るための練習テストがついています。
また、効率よく学習するためのチュートリアルビデオを視聴することができ、個人の学習履歴を保存もできます。
注意点として、日本語がついておらず英語とその他言語のみとなっています。
TOEFL対策になる英単語アプリ
英単語by物書堂
各種の英単語帳を網羅しつつ、TOEFL英単語3800を学習できる英単語アプリです。
英検2級から徐々に学習していきたい人にもおすすめです。
これ一つで、多種多様な英語検定試験へ対応できるでしょう。
似たアプリとしては、mikanもあります。
また、こちらはApp Storeでのみダウンロードができます。
キクタン【All-In-One版】
お馴染みのキクタンシリーズを一つにまとめた単語帳アプリです。
コーパス分析により、使用頻度の高い単語から順番に学習できます。
また、単語力診断機能がありますので、自分の実力を計測することもできます。
TOEFL特化ではありませんので、幅広く日常会話からTOEICのビジネス用語まで網羅した人におすすめです。
各パート別おすすめアプリ【リーディング】
レシピー(旧POLYGLOTS)
AIが個人の学習を最適化してくれます。
スキマ時間を有効活用すれば、さらに学習効率を高めることができます。
4技能、さらに語彙と文法もカバーしていますので、リーディング特化して学習もできますし、英語力を総合的に高めるためにはこれ一つで十分かもしれません。
また、BHブログには弊社講師によるレシピーの体験記事もございます。
こちらもぜひ、参考にしてみてください。
TOEFL Practice Test
リーディングとリスニングのボリュームを増やして学習したい人におすすめです。
本番のTOEFL試験に類似した練習問題に手軽に取り組むことができます。
スマホよりも、タブレットなど大きい画面でリーディング問題に取り組むことをおすすめします。
各パート別おすすめアプリ【リスニング】
英語の友 旺文社リスニングアプリ
このアプリでは、旺文社の教材を学習できます。
リスニング教材も豊富に用意されていますので、スキマ時間で有効にリスニング時間を確保できるでしょう。
旺文社のリスニング教材は、ややゆっくりで綺麗に読まれるものが多いです。
実際に学習する際には、スピードを変えて聞くのがおすすめです。
TPO TOEFL リスニング TOEFL Plan
無料プランでもじゅうぶん使えますが、有料プランでは、さらに多くの過去問や類似問題に取り組むことができます。
リスニングのボリュームを増やすのにお得なアプリと言えるでしょう。
音声スピードも変えられますので、自分のレベルに合わせて学習することもできます。
※こちらのアプリはApp Storeのみ配信
TEDICT
TEDの素材を学習教材に応用したアプリで、ディクテーションを基本とした学習方法です。
ネイティブの音声を聞き取ってタイプすることで、どれだけ正確に聞き取れていたかを測定できます。
スピーチの内容はTEDの定評あるコンテンツですので、英語力にプラスして、教養を高めることができるでしょう。
TED
TEDのスピーチを通して、ネイティブ英語を聴きたい場合におすすめです。
先述のように、TEDの内容は秀逸です。
お気に入りのスピーチは、完コピできるようにリピートして聴きましょう。
教養と英語力を同時に高めるにはうってつけのツールといえます。
先述のTEDICT、TEDで学んだ内容はTOEFL試験や留学先で役立つでしょう。
各パート別おすすめアプリ【スピーキング】
Real英会話
学校英語ではあまり習うことのない英語を学ぶことができます。
会話形式でネイティブのやり取りを学ぶことができますので、自然なやり取りを学習したい人にはおすすめです。
アプリの音声を聴いて、イントネーションや発音、音の崩れについても学習しましょう。
東大生に人気のアプリにランクインしたこともありますので信頼性も高いです。
Magoosh:TOEFL Speaking and English Learning
TOEFLの本番形式の類似問題に取り組むことができます。
independent、integratedの問題形式に合わせてそれぞれタイマーが表示されますので、本番同様に繰り返しトレーニングしましょう。
各パート別おすすめアプリ【ライティング】
瞬間英作文 英会話アプリ:An Instant Reply
文法の復習もしつつ、ネイティブが日頃使う表現までカバーしたいという人におすすめのアプリです。
目標設定機能など、学習継続をサポートする機能も備わっています。
ただし、TOEFL専用アプリではありませんので、英語の総合力を高めたい人向けです。
IDIY(アイディー)
世界中の英語ネイティブから添削を受けることのできるアプリです。
TOEFLの過去問に取り組んだあと、ネイティブに採点して欲しいときに役立つアプリでしょう。
TOEFL以外にも様々なトピックも用意されていますので、幅広くライティング力を高めたい方におすすめです。
アプリを効果的に活用する方法
ここからは、アプリを効果的に活用する方法についてお伝えします!
継続が力になる
英語学習の最大のコツは、目標とするレベルに到達するまで継続することです。
そして継続するためのコツは、楽しみながら毎日新しい英語に出会うことです。
アプリは上手く使えばそういったサポートをしてくれるとても便利なツールです。
通知機能、レベル調整機能を上手く使い、それぞれの素晴らしいアプリ先生になってもらいましょう。
スキマ時間を上手に活用する
アプリの最大の特徴は、常に学習する環境を提供できることでしょう。
通勤通学や休み時間、寝る前などのスキマ時間にもアプリを活用すれば学習できてしまいます。
スキマの短い時間で語彙や文法問題、30分程度であればリスニング、1時間以上の学習時間を取れるならリーディングなど自分の中でルールを決めておくと良いでしょう。
また、スピーキングトレーニングは出来る機会が限られているため、できるだけ頭の中でトレーニングをしておきましょう。
頭の中にある言語(inner language)を英語にするだけで、かなり効率的なアウトプットトレーニングが可能です。
スキマ時間とアプリを組み合わせて、効率よく学習していきましょう。
学習管理にアプリを活用する
アプリは学習時間を可視化してくれます。
昨日の学習、1週間の学習など、「学習秘書」のように使うことができます。
バランスよく4技能が学習されているか、文法事項はどの単元が苦手か、次にやるべき学習単元は何か、アプリを活用すれば無駄なタスクを省き最短で目標スコアに到達できるでしょう。
アプリと合わせてできるTOEFL対策
TOEFL試験は3時間の耐久レースでもあります。
つまり、日常のトレーニングでも1日3時間以上、英語の学習に苦もなく取り組めるかどうかが大切です。
TOEFLは厳しいトレーニングなしでは、目標スコアには到達できません。
アプリだけで3時間の学習時間を確保するのが大変な方は、書籍との組み合わせがおすすめです。
TOEFLの長文に書き込みながら精読、リスニングしながらメモを取ることもTOEFL対策としては重要です。
平日のスキマ時間にはアプリで、土日などのまとまった時間が取れる場合は、書籍の過去問に取り組むというのも良いかもしれません。
また、本番の試験の1ヶ月前からは、週1回以上は本番と同様の時間をはかり、過去問に取り組むようにしてください。
自分の英語力を把握し学習目標を立てる、試験本番を意識して学習する
これからTOEFL対策を始める人は、現在の英語力と目標スコアをきちんと定めましょう。
また、時間が限られている人は、TOEFLに特化した教材やアプリを選んでください。
目標スコアまでどの技能をどれくらいトレーニングするのかを明確にしましょう。
先述のように、試験本番は約3時間の長丁場ですから、長時間の学習耐性も身につけましょう。
本番前は、静かな環境で本番を想定したトレーニングをおこないましょう。
スクールに通うなど他の学習方法も合わせて活用する
おすすめアプリを紹介していきましたが、アプリだけのTOEFL対策は不安という方は語学スクールによるTOEFL対策講座も検討しましょう。
1人だとなかなか学習がはかどらない、アプリだけでは不安、独学では継続が難しいという方は、ぜひバークレーハウスに無料相談をしてみてください。
まとめ
TOEFL対策には、さまざまなアプリを活用できます。
アプリの他にも参考書や対策講座などをフルに活用し、自分に合った勉強法を見つけ、目標スコアに到達しましょう。
TOEFL受験者にとっては、海外大学に留学するだけの英語力をきちんと身につけることが最終目標です。
試験対策だけはなく留学先でついていけるだけの英語力を身につける覚悟で学習していきましょう。