2022/05/10

交換留学の費用はどれくらい?安くするには国選びと奨学金の活用がカギ!

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

留学では学費や現地生活費など、何かと費用がかかります。

また、既に日本の大学に通っているケースでは、改めて海外の大学に入学し直すのは大きな負担となります。

そういった事情がある場合、比較的安く休学や退学をすることもなく留学できるおすすめの方法が交換留学です。

本記事では交換留学について、費用の目安をお伝えします。

また、さらに費用を安くする方法や、留学費用が安い国も紹介しています。

交換留学を考えている方は、読んでみてください。

目次

交換留学の費用が私費留学より安いといわれる理由

交換留学の費用が、私費留学より安いといわれる理由を解説します。

現地大学の授業料を支払う必要がない

交換留学では在籍する日本の学費を支払っていれば、現地大学の授業料を支払う必要がありません。

追加で費用を負担することなく、留学先で授業が受けられる仕組みになっています。

そうなると、留学費用として必要となるのは渡航費や現地生活費となります。

授業料は通常、留学費用において大きな割合を占めます。

現地大学の授業料の支払いがないだけでも、留学費用は大きく抑えられます。

休学せずに留学でき、4年で卒業できる

通常の留学では、日本の大学に在籍していた場合、大学を休学して渡航しなくてはなりません。

大学によっては、休学中でも在学費用を支払わないといけない場合があり、費用負担が増えてしまいます。

交換留学なら日本の大学を休学することなく留学を経験でき、大学も4年で卒業できます。

休学や留年をした場合、就職活動ではどうしても目立ってしまい、理由を聞かれる場合があります。

大学の在学期間を延長したくない場合は、交換留学がおすすめです。

半年から1年と留学期間が短い

正規留学では学位がとれるまでの期間、留学先に滞在し続ける必要があります。

つまり、学部生なら4年、短くても3年は留学することになります。

留学期間が長くなるほど、留学費用は大きくなります。

また、海外生活に不安がある場合、いきなり3〜4年の留学を決断するのは難しいですよね。

交換留学なら期間は半年から1年と、比較的短く設定されています。

正規留学と比べてハードルが低く、かつ留学先の大学で勉強できる交換留学制度は、長すぎる留学は避けたい場合に最適です。

1年の大学への交換留学でかかる費用

それでは、1年間交換留学をした場合の費用の目安を紹介します。

アメリカの大学に交換留学した場合

項目費用
学費0円
航空券代約10万円
留学保険代約15万円
ビザ代5万円
滞在費約125万円
生活費約100万円
交際費約35万円
交通費約10万円
合計約300万円

・学費
上述したとおり、交換留学では現地大学に支払う授業料が発生しません。

・航空券代
アメリカへの渡航費は、安い時期なら往復7万円、高い時期だと20万円ほどです。

・留学保険代
留学保険の代金は保証内容によって変わります。アメリカは医療費が非常に高額なことで有名なので、留学中のケガ・病気に備えた保険に加入しましょう。

・ビザ代
F-1ビザと呼ばれる学生ビザの申請費用が約2万円、SEVIS登録費用が約2万円、入学許可証の発行費用が約1万円かかります。入学許可証の代金は学校によって異なります。

・滞在費
交換留学でも滞在費はかかります。大学によっては学生寮が用意されている場合もあります。

・生活費
食費、日用品代、通信費が含まれます。

・交際費
留学中の友人との交際費や、旅行に行った場合の観光費などです。

・交通費
滞在場所から、学校やアルバイト先へ移動する際にかかる費用です。ライフスタイルによって異なります。

アメリカの大学に正規留学した場合

項目費用
学費約350万円
航空券代約10万円
留学保険代約15万円
ビザ代5万円
滞在費約125万円
生活費約100万円
交際費約35万円
交通費約10万円
合計約650万円

交換留学の場合と比較して、授業料による留学費用負担が大きいことがわかります。

交換留学の費用をさらに抑える方法

比較的費用が安い交換留学ですが、さらに費用を抑える方法を紹介します。

物価の安い国に留学する

授業料が必要ない交換留学で、さらに費用を抑える場合は、生活費が安い国を選ぶのがおすすめです。

フィリピンはアジアにある英語圏として留学生に人気が高く、そのうえ地理的に日本に近いため渡航費も抑えられます。

物価や滞在費が他の英語圏の国に比べて安いフィリピンは、人気の留学先です。

費用を抑えてヨーロッパに留学したい場合は、マルタがおすすめです。

マルタはイタリア・シチリア島の下に位置する島国です。

マルタの公用語はマルタ語と英語です。

毎年、英語学習のために多くの留学生がマルタを訪れます。

マルタも物価が安く、近年留学先として人気が高まっています。

奨学金を活用する

奨学金を活用すれば、費用負担を抑えながら充実した留学生活が送れます。

留学生を対象とした奨学金の中には、交換留学で使えるものも数多く用意されています。

奨学金を受け取るためには、大学での成績や英語スコアに条件がある場合がほとんどです。

また、志望動機の提出や面接、帰国後の成果報告が課される場合もあります。

交換留学におすすめの奨学金

交換留学におすすめの奨学金を3つ紹介します。

トビタテ!留学JAPAN

トビタテ!留学JAPANとは、2013年に開始した留学促進キャンペーンです。

トビタテ!留学JAPANでは、「日本代表プログラム」という海外留学支援制度を運営していて、奨学金の給付も行っています。

なお、支給される奨学金は返還の必要がない給付奨学金です。

日本学生支援機構(JASSO奨学金)

日本学生支援機構(JASSO奨学金)の「海外留学支援制度(協定派遣)」では、交換留学に行く学生に対して、奨学金を支援しています。

支給額は月額6万〜10万円となっており、留学先地域によります。

一定の家計基準を満たす場合には、渡航支援金として32万円が支給されます。

松岡幸之助国際スカラシップ

松岡幸之助国際スカラシップの「日本人留学助成」では、諸外国との交流促進や国際相互理解を目的として、奨学金を支給しています。

人文科学・社会科学分野で、海外で研究を行う学部生・大学院生・研究機関在籍者が対象です。

費用を節約するポイント

交換留学は費用を抑えて、現地大学で授業を受けられるコスパのいい留学方法です。

正規留学では、現地大学の授業料が大きな負担となり、また留学期間も長期になります。

交換留学制度を利用すれば、半年から1年ほどの期間、日本の大学を休学することなく留学できます。

さらに留学費用を安くするポイントは、滞在費や生活費が安い国に留学することと、奨学金を活用することです。日本には交換留学を対象とした奨学金がいくつかあります。

交換留学を検討している方、できるだけ留学費用を抑えたい方は、参考にしてください。

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