英検を受検するためには、英検の本人確認表に顔写真を貼付する必要があります。
今回は、英検の顔写真について、守るべきルールと写真の撮り方のコツ、注意点などをまとめています。
さらに、英検受験時に顔写真以外に必要な持ち物や当日の試験の流れなども紹介。
持ち物や流れを知っておき、計画的に英検対策の勉強を進めましょう。
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英検 顔写真の規定
本人確認表に貼りつける顔写真には、以下のような決まりがあります。
それぞれの決まりを解説していくので、英検の受験を考えている方は、参考にしてください。
- ・正面から撮影されている
- ・サイズは縦3cm×横2.4cm
- ・6ヶ月以内に撮影されたもの
- ・帽子をかぶっていない
正面から撮影されている
本人確認のための写真なので、正面から写っていなくてはいけません。
横を向いているのはもちろん、正面を向いていたとしても極端にあごを引いているような写真も避けましょう。
履歴書に貼る写真のように、真っ直ぐカメラを見て撮影してください。
サイズは縦3cm×横2.4cm
証明写真機や自分でプリントする場合は、サイズに注意が必要です。縦3cm×横2.4cmのサイズの写真を用意しましょう。
数字を記憶するのが苦手な方は、「運転免許証サイズ」と覚えておくと間違いがありません。
サイズを間違えてしまった場合、余白を切って調整する方もいますが、体の一部が見切れてしまうと本人確認に支障が出るリスクがあるため、撮り直しておくほうが安心です。
6ヶ月以内に撮影されたもの
本人確認のための写真なので、直近で撮影されたものが望ましいとされています。
特に、中高生の場合は成長期でもあるので、古い写真だと見た目が現在とは異なる可能性があります。
成人の場合も、人によっては半年の間に外見が変化することもあるでしょう。
そうなると「本人確認」が難しくなってしまうので、規定にあるように6ヶ月以内に撮影した写真を使いましょう。
帽子をかぶっていない
帽子をかぶると、顔に影ができてしまうので規定違反となっています。
また、髪型の判別も難しくなるので、写真撮影時には帽子は脱ぎましょう。
試験会場で本人確認する際も、帽子を取って確認してもらうのが無難です。
顔写真を撮影する際のポイント
顔写真撮影時に気をつけておきたいポイントや写真の撮り方などについて紹介します。
撮影に失敗してしまうと、時間やお金もかかってしまうので、しっかりとチェックしておきましょう。
顔写真撮影時の服装はどうすればいい?
制服やスーツなどで撮影しなければいけないというルールはありません。
そのため、私服でもOKです。注意したいのは、普段の服装とはかけ離れた私服です。
服装は人のイメージを左右します。そのため、受験日に来ている服と写真の服の系統が大きく違うと、確認する方が戸惑ってしまうかもしれません。
「服装が大きく違うから受験させない」ということはないですが、余分な手間を取らせないためにも、普段よく着ている系統の服装で撮影しましょう。
服装に悩むようなら、制服やスーツで撮影しても問題ありません。
デジカメやスマホで撮影して自宅プリントでもOK
自宅近くに証明写真機がないような時は、デジカメやスマホで撮影した写真を使っても問題ありません。
注意事項にもある「真正面から映す」「帽子はかぶらない」といったポイントは押さえておきましょう。
ただし、プリントアウトする紙は「写真専用シート」を使ってください。
いわゆるコピー用紙のような写真用ではない紙は適切でないとされています。
自宅プリントの場合も、写真サイズは3㎝×2.4cmになるようにサイズはしっかり確認しましょう。
スマホアプリを使うという手も
スマートフォンのカメラで撮影した顔写真をプリントアウトできるアプリがあります。
アプリによっては色味フィルターで顔色の簡単な修正が行えますが、目鼻立ちが変わるような加工は不適格です。
顔立ちが変わってしまうと本人確認用としての意味がなくなってしまいます。
撮影した写真は、コンビニプリントで出力できるので、近くに証明写真機がない場合に便利です。
映り方とサイズに問題なければスナップ写真でも大丈夫?
スナップ写真とは、普段の生活の中で撮影した写真のこと。
英検の顔写真は、スナップ写真から切り抜いて使っても大丈夫です。
ただし、真正面を向いている・顔に影ができていない・撮影から6ヶ月以内に撮られている・規定サイズに収まるもの、と必要な条件をすべてクリアしたものに限ります。
軽く微笑む程度を意識すると◎メイクも普段通りに
写真を撮る時の表情は、軽く口角を上げる程度でOK。
印象を良くしようと無理に笑顔を作る必要はありません。
また、メイクをしている方も普段と同じで大丈夫です。
繰り返しになりますが、あくまで試験当日に本人かどうかを確認するための写真ですので、試験当日のイメージと大きくかけ離れた写真にならないようにしましょう。
でもやっぱり少しでも印象良く撮影したい!
普段通りの自分で写るのがいちばんではありますが、「せっかく撮るなら写真映りの良い顔写真を使いたい!」という方もいるでしょう。
そんな時は、パーソナルカラーを意識するのがおすすめです。顔の印象が明るく保てます。
パーソナルカラーは肌や瞳、髪の色から自分に似合う色が何かを出してくれるもの。
ネット上で簡単にパーソナルカラーがわかる診断でチェックしてみましょう。
そのうえで、写真撮影時や受験当日に来て行く服や小物の色を意識します。
メイクをする方は、アイシャドウや口紅の色選びの参考にもなります。
英検の試験会場で本人確認ができないとどうなる?
英検の試験会場で本人確認ができない場合は、受験できない可能性があります。また、受験できたとしても、合格証書が発行されない場合もあるようです。
試験に向けて頑張っていた努力が水の泡になってしまう恐れがあるため、顔写真の撮り忘れはないようにしましょう。
英検の受験で写真の他に、当日必要な持ち物は何?
ここでは、顔写真の他に、英検の受験当日に必要な持ち物を一次試験と二次試験に分けて紹介します。
一次試験の持ち物
一次試験の受験時に必須の持ち物は以下になります。
- 一次受験票(4~5級)
- 一次受験票兼本人確認票(1~3級。顔写真必要)
- 身分証明書(4~5級は不要。定期券はNG)
- HBの黒鉛筆、もしくはシャープペンシル、消しゴム
- 上履き・くつ袋(土足厳禁の場合)
- 腕時計(電子機器やスマートフォン等はNG)
一次試験は、1級~5級までの方が受験します。
4~5級と1~3級で受験票のみか、受験票兼本人確認表が必要かに分かれているので受験級に合った用意をしましょう。
受験票のみが必要な4~5級の方は、顔写真は不要です。
また、1~3級受験の方は、本人確認票とは別に身分証明書が必要になります。身分証明書として認められているものは以下の通りです。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証(コピー可)
- 学生証・生徒手帳(写真なし可)
- 社員証
- マイナンバーカード 等
名刺や定期券は身分証明書としては使用できません。
また、運転免許証やパスポートは有効期限が切れている場合は認められていないので、注意しましょう。
二次試験の持ち物
1~3級受験の方は、一次試験に合格すると二次試験に進みます。
本会場受験と準会場受験で持ち物に違いがあるので気をつけましょう。
- 二次受験票(準会場受験だった方は顔写真を貼付)
- 本人確認票(一次試験と二次試験は共通)
- 本人確認票に協会印のない人は身分証明書
- HBの黒鉛筆、もしくはシャープペンシル、消しゴム
- 上履き・くつ袋(土足厳禁の場合)
- 腕時計(電子機器やスマートフォン等はNG)
二次受験票は、本会場・準会場受験のどちらの方にも送られます。
準会場受験者のみ、二次受験票に顔写真が必要です。
一次試験を本会場で受験した方は、その際に使用した本人確認表を忘れずに持参しましょう。
身分証明書は、本会場・準会場どちらで受験した方も必要です。
必須ではないけど会場に持って行くと良いもの
以下は必須ではありませんが、必要と思われる方は用意しておきましょう。
- ハンカチやティッシュ
- 持病の薬
- 上着やカイロなどの寒さ対策グッズ
- 飲物や食べ物
- 勉強に使用した参考書やノート類
ハンカチやティッシュの他、持病がある場合はお薬も忘れないようにしましょう。また、会場が寒い可能性があるため、冷え性の方や冬の時期に受験する際は防寒できるようにしておきたいところです。 冷えるとお手洗いも近くなってしまうので、試験に集中するためにも対策は必須です。
飲物や食べ物は、会場近くにコンビニやスーパーなどがない場合は持って行くのが良いでしょう。
英検の勉強で使用した参考書やノートは、試験が始まる前の復習に使用します。
自分が頑張ってきた証拠でもあるので、試験前に読み返せば、メンタルを落ち着かせてくれるお守りにもなります。
書籍やノートの持ち運びが大変なのであれば、必要なところだけスマートフォンで撮影しておいて、要点のみ事前に確認するようにしてもよいかもしれません。
英検試験当日の流れ
ここからは、英検の受験の流れを見ていきましょう。
事前用意から、一次試験・二次試験を見通してまとめました。
本番前に行うこと
申し込み
個人受験の場合は、インターネットやコンビニで申し込めます。
また、全国にある特約店(書店)も利用可。団体の場合は、その団体の代表者が申し込みます。
一次試験受験票が到着
試験の1週間前までに届きます。
受験票が届いたら、1~3級受験者は顔写真を貼り付けます。
試験の日時や会場について書かれているので、移動ルートも確認しておきましょう。
試験当日
必要な持ち物を持って会場へ行きましょう。
試験の開催が危ぶまれるほどの悪天候の場合は、公式サイトの「お知らせ」で開催されるか確認し、会場まで行くのが困難な場合は、事務局に問い合わせましょう。
会場に到着したら、本人確認が行われます。
教室に入ったら、試験監督者の指示に従って試験開始を待ちます。
一次試験の流れ
試験は筆記(リーディング・ライティング)→リスニングの流れで行われます。
筆記試験の時間は、5級が50分、4級が1時間ほど、3級が1時間20分、2級以上が2時間ほどとなっています。
時間になると試験監督者が終了の合図を送るので、指示に従って試験を終えてください。
一次試験の結果
4~5級は一次試験結果と合格証書が送付され、試験は終了です。
1~3級の合格者には、一次試験結果と二次試験の受験票が届くため、二次試験に向けて準備が必要です。
二次試験の流れ
必要な持ち物を持って会場へ行きます。
会場では、スマートフォンや携帯電話類は使用禁止なうえ、操作したことが確認されるとその時点で失格になるので注意してください。
面接の順番がくると、係員が誘導してくれるので従いましょう。
誘導された会場が自分の受験級と合っているか確認するのを忘れずに。異なっていた場合は、すぐにスタッフの方に伝えます。
二次試験の結果
合格すると、個人成績表と合わせて合格書が送付されます。
試験後3週間経っても通知が送られてこない時は、事務局に問い合わせましょう。