
現地で実際に暮らし、生の英語を学ぶ、語学留学。
アメリカは語学留学先として人気が高く、たくさんの日本人が留学をしています。
そこで本記事では、アメリカの語学学校の特徴や費用相場、おすすめの語学学校などについて紹介します。
留学を意義のあるものにするためには、事前の下調べが欠かせません。
アメリカの語学学校の様子や、おすすめの語学学校について調べている人は、ぜひ本記事を参考にしてください。
\ 留学に関する相談をプロにしてみよう/アメリカの語学学校を選ぶ理由

アメリカで英語を学ぶことは、単に言語を学習するだけでなく、その言語を「生きたかたち」で体験することです。
アメリカで学ぶことで、ネイティブスピーカーに囲まれ、実際の生活のなかで使われる英語に触れ、学業面でも人間的にも成長できる文化のなかで学習ができます。
大学進学を目指す方、キャリアアップを狙う方、あるいは日常生活のために英語力を向上させたい方にとって、語学学校は目標達成を支える特別な環境を提供してくれます。
多くの語学学校は大学やカレッジを直接つながっており、将来的に高等教育を目指す方にとっては、その第一歩として最適です。
学業面だけでなく、アメリカでの学びは多文化的で活気ある社会を体験しながら、コミュニケーション力、批判的思考、自立心を養う機会でもあります。
また、世界中から集まった学生たちと友情や人脈を築く貴重なチャンスでもあり、英語力を高めながら国際的なネットワークも広がります。
ニューヨークやロサンゼルスといった大都市でも、より落ち着いた地域でも、柔軟で質の高いプログラムがあなたの成功をしっかりとサポートしてくれるでしょう。
アメリカにある語学学校の種類・特徴
アメリカの語学学校は、大きく3種類に分けられます。
ここでは、それぞれの特徴やメリットなどを紹介します。
特徴を知れば、自分にあった語学学校を絞り込むのに役立つでしょう。
私立の語学学校
私立の語学学校とは、大学のキャンパスの外にあり、学校として独立した校舎を持つ語学学校のことです。
私立の語学学校は、何よりも自由度が高いのが特徴です。
現在の英語レベルに関係なく入学ができ、コースが幅広く用意されています。
英語だけでなく、ダンスや演劇などが学べる学校もあります。
幅広い選択肢の中から、自分のレベルや希望にあった学校やコースが見つけやすいでしょう。
また入学時期が自由に選べて、短期間から留学をすることもできます。
夏休みや長期休みを利用して、数週間留学するといったスタイルも可能です。
自分の都合にあわせて留学プランを組めることは、大きなメリットといえるでしょう。
大学附属の語学学校
大学附属の語学学校は、大学進学のための英語力を身に付けることを目的として、大学内に設置された語学学校です。
大学の施設が利用可能なので、アメリカの大学生活を疑似体験しつつ英語を学ぶことができるのがメリットです。
多くの学校では、レベル別にコースが設定されています。
大学進学を前提としているため、私立の語学学校と比べると高い英語力が求められます。
英語レベルが上がるにつれて、英語の書籍を読んだり英語で文章を作成したりと、大学の授業を意識した授業内容となります。
場合によっては、大学の授業を受けられることもあります。
大学のキャンパス内にある私立の語学学校
校舎は大学のキャンパス内にあるものの、大学附属ではなく学校として独立して運営されている私立の語学学校がこれに該当します。
私立の語学学校ですが、場所は大学のキャンパス内にあるため大学の施設を利用できます。
語学学校が提携している大学については、入学に必要なTOEFL(R)が免除される制度もあります。
まだ具体的に大学は決めていないけれど、大学への進学を考えている人は、この制度のある語学学校から絞り込んでみるのもよいかもしれません。
あなたに合った語学学校のタイプは?
特徴 | 私立の語学学校 | 大学附属の語学センター(IEP) | 大学キャンパス内の私立語学学校 |
提携形態 | 独立した教育機関 | 大学が運営 | 私立学校が大学と提携 |
主な目的 | 一般英語の習得 | アカデミック英語・大学進学準備 | 柔軟な学習+キャンパス体験 |
プログラムの柔軟性 | 非常に柔軟(個別対応プログラムもあり) | 比較的構造化され、大学の学年カレンダーに準拠 | 中程度の柔軟性 |
大学進学への道 | 限定的/間接的 | 学位プログラムへの強力な進学ルート/条件付き入学あり | 条件付き入学の提携を提供する場合あり |
キャンパス利用 | 大学キャンパスの利用不可 | 大学施設をフルに利用可能 | 一部大学施設の利用が可能 |
授業スタイル | 少人数制でカジュアルな雰囲気 | 学術重視でフォーマルな授業スタイル | 両者のバランスが取れたスタイル |
学生の多様性 | 非常に多国籍・国際色豊か | より学術志向の学生が多い | 短期学習者と進学希望者の多様な混合 |
おすすめのタイプ | 旅行者、社会人、趣味で学びたい人 | 高等教育への進学を計画している学生 | キャンパスライフを体験したい学生 |
アメリカの語学学校の費用相場

アメリカの物価は、一般的に日本より高めです。
ニューヨークやロサンゼルスなどの大都市では、外食費や住居費などの物価はさらに高くなります。
ここでは1ヶ月の費用の概算を紹介しますが、留学場所や期間などによって費用は大きく変わります。
自分の留学プランではいくら位になりそうか計算した上で、余裕を持って留学資金を準備しておくことをおすすめします。
1ヶ月の合計費用は約30〜100万円
アメリカの語学学校に入学し、1ヶ月生活したときの費用(日本円)の概算が下表になります。
もちろんケースによって費用は変わってきますが、平均すると、1ヶ月あたりの費用の相場は30〜100万円ほどです。
費用の種類 | 費用の目安 |
渡航費(往復) | 13~26万円 |
海外留学保険費 | 1~3万円 |
パスポート・ビザ申請費 | 6~8万円 |
学費(授業料・入学金・教材費) | 5~30万円 |
滞在費(家賃・光熱費) | 5~20万円 |
生活費 | 3~11万円 |
合計 | 30〜100万円 |
※2022年8月現在 1ドル = 130円で計算
アメリカの語学留学におすすめの語学学校

アメリカには語学学校がたくさんあるため、ひとつに絞り込むのは難しいかもしれません。
そこで、主要な都市別におすすめの語学学校をピックアップしました。学校を選ぶ際の参考にしてみてください。
(1)OIEG New York
OIEG New Yorkは、ニューヨーク市に位置する語学学校で、質の高い英語教育と国際色豊かな学習環境を提供しています。
世界中から学生が集まり、グローバルな視点で英語を学べることが大きな魅力です。
OIEG New Yorkでは、一般英語やビジネス英語、IELTS対策など多彩なコースが用意されており、目的やレベルに応じて柔軟に選択可能です。
経験豊富な講師による丁寧な指導と、学習・生活面でのサポート体制も充実しています。
さらに、施設面では快適な教室や最新設備が整っており、高速Wi-Fiも利用可能です。
また、ニューヨークの立地を活かした課外活動も豊富で、実践的な英語力を身につける機会が多く用意されています。
(2)Kaplan International Languages
Kaplan International Languagesは、世界9か国・39都市に語学学校を展開している国際的な語学教育機関です。
英語をはじめ、フランス語、ドイツ語、スペイン語など、多言語のコースが用意されており、自分の目的やレベルに合ったプログラムを柔軟に選択できます。
さらに、一般英語や試験対策、インターンシップ付きなど多様なコースが開講されており、目的や期間に応じて柔軟に選べます。
学校の施設は快適で、最新の学習設備や自習スペース、Wi-Fi環境が整っており、学びやすい環境が整備されています。
また、ホームステイや学生寮の紹介など、滞在先に関するサポートも手厚く、生活面での不安も軽減されます。
San Francisco – Berkeley
Kaplan International Languagesのサンフランシスコ・バークレー校は、アメリカ・カリフォルニア州バークレー、サンフランシスコ湾エリアに位置しており、文化的な体験や観光地へのアクセスが容易です。
現地の文化や観光を体験できるアクティビティも充実しており、学外での課外活動を通じて、実践的な英語力を身につけることが可能です。
アドバイザーのサポートを受けながら、バークレー・シティ・カレッジやカリフォルニア大学バークレー校のエクステンション・プログラムに申し込むことができます。
カプランの上級中級レベルを修了した学生は、その証明書を利用してバークレー・シティ・カレッジに進学できます。
Chicago
シカゴ校は、アメリカ中西部の大都市・シカゴの中心部に位置し、学習環境と生活の両面で恵まれた立地が魅力の語学学校です。
周辺には観光スポットやカフェ、ショップが多く、学びながらアメリカ文化を体験できる環境が整っています。
さらに、アクセス面でも優れており、徒歩圏内(10分以内)にはバス停が2か所あるほか、Lトレインやメトラ、水上タクシーの乗り場も利用可能です。
また、大学進学を目指す学生向けには「Kaplan International Pathways」による進学準備プログラムも提供されており、シカゴ校で学んだあとにアメリカの提携大学へ進学することも可能です。
Santa Barbara
サンタバーバラ校は、カリフォルニア州の美しい海辺の街・サンタバーバラに位置し、サンタバーバラ・シティ・カレッジ(SBCC)のキャンパス内にある語学学校です。
太平洋を望む絶好のロケーションで、学習とリゾート気分の両方を楽しめる環境が整っています。
また、SBCCの学生施設も利用可能で、図書館、カフェテリア、フィットネスセンターなど充実したキャンパスライフを送ることができるのも魅力です。
学生がリラックスできるラウンジのほか、PS4やフーズボール、卓球台などを備えた娯楽スペースもあり、仲間との交流や息抜きに最適な環境が整っています。
Los Angeles
ロサンゼルス・ウエストウッド校は、カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の近くに位置し、ハリウッドとサンタモニカの間にある活気ある学生街にあります。
ウエストウッドエリアは歩きやすい環境が整っており、
徒歩圏内にバス停やシェアバイクのステーションがすぐ近くにあり、サンタモニカやハリウッドへのアクセスも抜群です。
また、ロサンゼルスならではの演技体験やサーフィン講座など、多彩なアクティビティプログラムが用意されています。
広々とした校舎内には、リラックスできる学生ラウンジが2か所あり、音楽を楽しめる専用ルームも完備されています。
まとめ

この記事では、アメリカの語学学校の種類・特徴、費用相場、おすすめの語学学校などについて紹介しました。
アメリカの語学学校は都市や学校ごとに雰囲気が異なります。
また、語学学校にも、私立・大学附属・大学キャンパス内の私立語学学校の3種類があるため、現在の英語レベルや大学への進学意思の有無など、自分の進路にあわせてふさわしい学校を選ぶことが重要です。
今回紹介したおすすめの語学学校を参考に、具体的な学校選びを進めてみてはいかがでしょうか。