2022/09/01

英検に有効期限があるって本当?有効期限はいつまで?

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バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

英語の資格試験を取得しておくと、受験や就職活動などさまざまな場面で役立ちます。

留学や海外移住の際にも役立つため、英語の資格試験の受験を検討している方は少なくないでしょう。

英語の資格試験と一言でいってもさまざまで、目的により適した試験は異なります。

中でも日本における知名度が高い英検は、大学入試に有利に働くため、受験を検討している方は多いのではないでしょうか。

本記事では、英検の有効期限や、留学や大学入試に有利に働く英検2級Aのことなどについて詳しく解説します。

目次

英検に有効期限はあるの?

英語の資格試験には、有効期限があるものもあります。
たとえば、TOEFLやIELTSは公式に有効期限を2年間と設けています。

英検は基本的には有効期限はなく、取得した英検資格は半永久的であり、期限に関係なく学校の受験や就職・転職活動で利用できます。

大学入試などで英検を活用する学校も増えているため、それにともない受験を検討している方も多いでしょう。

しかし、学校によっては一定の条件を課しているところもあるため、注意が必要です。

英検自体は有効期限を定めていないものの、学校が独自に有効期限を定めている場合があります。

詳しく大学の募集要項を読むと、出願時から2年以内という制限を設けている学校も少なくないため、必ず確認しましょう。

大学や高校の入試、就職活動で活かすために、英検受験を考えている方は少なくないでしょう。

英検対策は独学でも行えますが、日常の学校生活などと両立して学習するには限界があります。

独学での勉強が難しいと感じている方は、語学スクールの英検対策講座を受講するという選択をしてみてはいかがでしょうか。

バークレーハウス語学センターの英検対策講座は、各級に対応しており、受講生1人ひとりのレベルにあわせたカリキュラムで指導を行っています。

実際の英検対策講座が無料で体験できる「無料体験レッスン」も実施していますので、ご自身のレベルを知る上でも、お気軽にお申し込みください。

詳しくは下記リンクから、ご覧いただけます。

留学する場合は英検に有効期限が生じる

前述で、英検の資格は半永久的だと説明しましたが、例外にあたるケースもあります。

英検を留学に活用する場合は、有効期限が定められています。

有効期間は合格証明書発行日から数えて2年間までになるため、留学に活用する目的で英検の受験を検討しているという方は注意しましょう。

出願する学校が有効期限の長短を定めている場合もあるため、詳細は学校側に直接問い合わせをしたほうが良いでしょう。

大学の交換留学ではTOEFLまたはIELTSが必要とされることが多い傾向にあります。

しかし、英検でも留学可能の場合もあります。

基本的には、有効期限は2年と考えて問題はありませんが、志望する大学のホームページの詳しい募集要項で、英検の有効期限の有無を確認してみることをおすすめします。

具体的な活用用途や活用時期が決まっている場合は、TOEFLやIELTS同様、有効期限は2年と考えて受験するのが良いでしょう。

また、英検を海外留学に活用する場合は準2級以上の資格が必要な場合がほとんでです。

ただし、準2級では留学できる学校が限られており、現状では選択肢が少ないため、できるだけ多くの学校から自分に合った留学先を探したいという方は「2級A」以上の資格取得がおすすめです。

英検2級Aとは?

英検は5級から1級まで7つの段階があり、1級と2級の間にと準1級が、2級と3級の間に準2級が設けられている、ということを知っている方は多いでしょう。

しかし、英検の「2級A」という資格は初めて耳にするという方も少なくないのではないでしょうか。

英検の2級Aとは、2級の中でも高スコア合格者に付与される資格です。

条件は、英検2級に合格していることと、英検の4技能(リーディング・ライティング・リスニング・スピーキング)のCSEスコアが合計2,150点以上であることの2つです。

英検2級の試験は、1技能当たり650満点で合計2,600点満点ですので、単純計算で8割以上の点数を取る必要があります。

ちなみに、CSEスコアとは英語の国際標準規格であるCEFR(セファール)に対応した尺度で、客観的な英語力がわかるスコアのことを指します。

2016年度より、英検は英検CSEスコアで合否を判定するようになりました。

アメリカに留学を希望している場合、「2級A」で留学できる大学も数多くありますが、準1級以上を取得しておくと留学先の選択肢が大きく広がります。

特に4年制大学においては「2級A」の認定校は25校ほどですが、準1級以上になると100校以上と大きく変わります。

留学予定までの時間に余裕があるという方は、準1級の取得を目標にするのも良いでしょう。

英検2級Aを取得するメリット

英検2級Aを取得すると留学に活用できるという点がメリットとして挙げられますが、他にもメリットがあります。

英検2級Aを取得するにはCSEスコアが合計2,150点以上であることが条件です。

このスコアと同等か少し上乗せしたスコアが取れれば、大学入試で英語試験が免除になる学校があります。

他にも英検2級A相当のスコアを取得しておくと大学入試で加点の対象になるなど優遇されることが数多くあるため、留学だけでなく大学入試においても大きなメリットがあるといえるでしょう。

英検2級Aを取得する勉強方法とは?

留学に活用する目的で英検を受験するのであれば、2級Aを取得しておきたいところです。

2級Aを取得するには、一次試験と二次試験それぞれの対策をしっかりとした勉強が必須になってきます。

英検2級の一次試験では、筆記形式のリーディング・ライティング・リスニングの試験、二次試験では面接形式のスピーキングの試験が実施されます。

前述で、英検2級Aを取得するためには、単純計算で8割以上のCSEスコアが必要だということに触れましたが、これはあくまで数字上です。

英検において正答率とCSEスコアの配点はリンクしていない傾向にあるため、実際に8割の正解率だったとしても、同じ割合のCSEスコアが出るわけではありません。

特に、正解率とCSEスコアの割合が違うケースが顕著に現れるのは、スピーキングだといわれています。

スピーキングにおいて、2級Aに必要なCSEスコアである2,150点を単純に4等分した最低ラインの538点を超えるためには、スピーキングの正解率を90%以上、ほぼすべてを正解しないと達成できない可能性があります。

スピーキングテストは苦手な方も多く、90%以上の正解率を達成することは非常に難しいといえるでしょう。

そのため、一次試験の3技能でCSEスコア1,950満点で86%以上の1,680点近くを狙い、二次試験は合格最低ラインである460点+20点ぐらいを取ることで、2,150点を超えることができます。

上記のことを踏まえて、以下では、英検2級Aを取得するための勉強方法について解説します。

英検2級Aを取得する勉強方法

英検2級Aを取得するには、いわゆるミスをしない、しっかりと定着した知識に基づいた英語力が必要です。

この英語力には、単語力と文法力は欠かせないといっても過言ではありません。

単語力を伸ばす勉強方法

英検2級の問題集や過去問を解きながら、知らない単語を1つひとつ覚えていく方法も良いですが、効率良く単語を覚えるためには、英検2級に対応した単語帳を使って覚える方法がおすすめです。

まず、単語帳に出ている単語を覚えている、覚えていないを仕分けるチェックリストとして使ってみましょう。

単語を覚えることは後回しにして構わないので、まずは単語帳に載っている単語を覚えている単語と、覚えていない単語に分けます。

そして、覚えていない単語にチェックを入れていきましょう。

すべての単語の仕分けが終わったら、単語を覚えていく勉強に移ります。

この勉強方法は、すでに覚えている単語に時間をかけずに、覚えていない単語を覚えることだけに集中できる点が大きなメリットです。

勉強時間は有限なため、効率の良い勉強方法を心がけることが大切です。

この時、その単語だけでなく品詞や用例、派生語もあわせて覚えると、単語力がさらにアップします。

また、単語を覚える際には、単語帳を読むだけでなく、リスニング、スピーキング、ライティングの技能も使いながら覚えましょう。

読むだけでなく、単語の音を聞く、実際に発音してみる、スペルを書いてみる。

これらを行い、4技能をあわせて単語を覚える方法がおすすめです。

文法力を伸ばす勉強方法

英検2級のレベルは、高校卒業程度だといわれています。

そのため、出題される文法項目に制限はなく、文法はリーディング、ライティング、リスニング、スピーキングのすべてにかかわります。

文法をひと通り、着実に理解しておくことが大切です。

2級Aを取得するには、英文を読んだり、聞いたりした時に、内容を理解できる程度の文法知識では不十分だといえるでしょう。

ライティングやスピーキングで高得点を狙うためには、自分が英文を生み出すために必要な文法を、使いこなすことができなければなりません。

まず、中学までで学ぶ基礎的な文法事項に不安要素がないか確認しましょう。

不安に思う文法や苦手な文法がある場合は、3級まで戻って復習してください。

その時、「こういうことを表現したい時はこの文法を使う」という視点で考え、文法を運用できる力を身につけることを意識します。

積極的にライティングとスピーキングの練習を行うこともおすすめです。

ライティングとスピーキングの練習中に、文法を意識する習慣をつけることにより、文法力も習得できます。

苦手な文法がある場合は、英文の構造・ルールなどをしっかり意識しながら、例文をノートに書き写してみましょう。

また、リーディングやリスニングの学習をする際にも、英文を文法的に理解する習慣をつけていきます。

フィーリングで理解するのではなく、文法を意識しながら理解することの積み重ねで、文法力は自然と身につきます。

英検を留学に活用する際の注意点

前述で触れた通り、英検を留学に活用するには有効期限に注意する必要があります。

合格証明書の発行日から数えて2年以内と期限が明確に定められているケースがほとんどです。

具体的に留学の時期が決まっている場合は、逆算して取得すると良いでしょう。

有効期限の他に、注意する必要がある点は、以下が挙げられます。

英検スコアレポートの発行手続きを行う必要がある

英検の有資格者であることを証明するには、英検の「スコアレポート」を留学先の教育機関に提出する必要があります。

スコアレポートは英検留学情報センターを経由して教育機関に送られます。

申請者本人が教育機関に送るのではないため注意しましょう。

英検スコアレポートの発行手続きの流れは以下の通りです。

  • 1.下記のものを用意し、英検留学情報センターに郵送もしくはメールにて送付する。
  • ・スコアレポート発行依頼書
  • ・身分証明書(学生証やパスポートなど)のコピー
  • ・証明写真用の顔写真
  • 2.スコアレポート発行手数料 2,200円を銀行振込もしくは現金書留などで支払う。
  • 3.英検の事務所から志望校へ、スコアレポートが送付される。

まとめ

資格に有効期限があるTOEFLやIELTSのような英語の資格試験とは異なり、英検の資格は半永久的です。

しかし、留学に活用する場合は、合格証明書の発行日から数えて2年以内と期限が明確に定められているため注意しましょう。

留学や大学入試で有利にするために、英検2級Aの取得を目指している方は、英検対策を専門に行っている「バークレーハウス」にお任せください。

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