ログイン日本人が知らないフィンランド文化
食事
寒さの厳しいフィンランドでは冬に備え保存の効く魚や肉の塩漬け、燻製の技術が発達しました。北の地域ではトナカイの肉を使った料理や南,西の海岸沿いではサケ,ニシンなどの食材が使用されています。 日本の青森や秋田の地域でも塩を多く使った塩漬けの料理が多く、寒い地域に共通する料理の基本かもしれませんね！ また主食はジャガイモが多く、マッシュポテトなどにしてメイン料理に添えたりグラタンにしたりと親しまれています。また「ルイスレイパ」というライ麦パンや、酸味のあるライ麦パン「ハパンレイパ」も食事の時に良く一緒に食べてます。
オートミール
フィンランドでは8割以上のお母さんがフルタイムで仕事をしており朝が早いため、オートミール(オーツ麦のおかゆ)を保育園で食べている子供が沢山います。またヨーグルトには蜂蜜やベリー系(イチゴ,ブルーベリー)のジャム、果物をかけて食べています。
クリスマス
フィンランドではクリスマスの日に家庭の主役としてロースハムが出てきます。スーパーなどでは大きさ「クリスマスハム」が店頭に並びます。日本だとチキンが多いかもしれませんが、フィンランドではハムなのですね！ ハムはジャムやマスタードと一緒に食べたります。またカナダでも見たことありますが、ここフィンランドでもジンジャークッキーなどもあります。
民族衣装
フィンランドの民族衣装は「カンサッリス・プク」と呼よばれ、白ブラウスにベスト、女性はウールスカート、白エプロンを合わせるのが特長です。またデザインなどは地域によってことなりますが、家ごとに代々受け継がれていきます。またラップランド地方の少数民族のサーミ人の衣装は「コルト」という綺麗な色に特長があることで有名です。
サウナ
フィンランドはサウナが有名です。日本では温泉ですが、フィンランドはサウナなんですね！ 約550万人の人口に対してその半分200-300万のサウナがあると言われております。またヘルシンキ国会議事堂の中にもサウナがあります。日本と同じで裸の付き合いがある国のようです。家族と一緒に入ったり、友達,お客様を招いてサウナに入ることなども多いようです。フィンランドのアポ―トの部屋には各部屋に1つずつサウナがあるとのことでサウナ大国でもあります。
24時間飲酒
フィンランドでは北欧一位のお酒の消費量になります。また国民的にもお酒をすごく飲むということが当たり前のようです。 フィンランドの祝日は国中の人々がお酒を飲みますが、夏至の日は年間の中でも最大級のお祭りがあり、24時間以上飲むこともあるようです。また二日酔いには更に強いお酒で迎えるような強者もおります。
世界遺産
フィンランドには7つの世界遺産があります。
①スオメンリンナの要塞
②ラウマ旧市街
③ペタヤヴェシの古い教会
④ヴェルラ砕木・板紙工場
⑤サンマルラハデンマキの青銅器時代の石塚群
⑥ヘーガ・クステンとクヴァルケン群島
⑦シュトルーヴェの測地弧
ラウマ旧市街はフィンランド西部のサタクンタ地方にあるフィンランドで3番目に古い旧市街です。ここは北欧最大の木造建築の街と呼ばれ、ラウマ旧市街を少し歩くと分かりますが、おとぎ話の世界です。
様々な色合いの家々や、そこで暮らす人々の様子、フィンランドの自然を一気に全て感じられるお勧めの場所です。
サンタクロース
フィンランドの北部ラップランドと呼ばれる地域にサンタクロースは住んでおります。世界中の子供達に手紙を書いたり、プレゼントを準備したりしてます。またサンタクロース村を運営したりと大変です。 サンタクロースはグリーンランドに住んでいることで有名ですが、フィンランド人いわく、サンタクロースは飼っているトナカイの餌が不足したためグリーンランドからフィンランドに移住してきたとのこと。 サンタクロースの由来はキリスト教の守護聖人「セント・ニコラウス」と言われてます。 ニコラウスさんはある日貧しさのあまり三人の娘を身売りしなければならない家族に出会い、真夜中にその家を訪れ、窓から金貨を投げ入れました。 この金貨のおかげて娘さんは身売りを避けられました。またこの金貨がまさかの靴下の中に入ったとのことです。アメリカにこの話が伝わったときにサンタは煙突から入る人にしたそうです。
ムーミン
ムーミンは日本人の誰もが知っていると思います。ムーミンの生まれ故郷も実はフィンランドなのです！ ヘルシンキから北にいった場所にあるタンペレにムーミン谷博物館があります。 館内には作家トーべヤンソンに寄贈された原画作品があります。ムーミンの本名はムーミントロール（森の妖精）といい、キレイな森と水を好みます。フィンランドのキレイ森や水はムーミンにとって住みやすい環境なんですね。 ちなみに空港には沢山のムーミングッズがあります。
