ネパール語 学習


ネパール語を話す国はどんな国?

ネパール語は、ネパール連邦民主共和国で公用語として採用されています。ネパールの他、インド北東部(シッキム州、アッサム州、西ベンガル州など)、ブータン、インドの一部でも話されています。話者数は約1,600万人。ネパール語の表記には、日本人にはあまり馴染みのないデワナガリ文字が使用されています。ネパール語の文法は、日本語と語順が同じで「主語 + 目的語 + 述語」の順で文を形成しています。また、人称により動詞の 語尾が変化し、仏教とヒンドゥー教が国の文化として根強いため、尊敬語があるのも特徴です。

まとめ情報

正式国名 ネパール連邦民主共和国(英語名:Federal Democratic Republic of Nepal)
面積 14.7万km2
首都 カトマンズ
人口 3,029万人(2021年現在)
言語 ネパール語
通貨 ネパール・ルピー
宗教 ヒンドゥー教、仏教、イスラム教、その他
時差 マイナス3時間15分
チップ チップの習慣があります。特にガイドやポーターの方には、渡すことが基本的なマナーです。また、レストランの場合「サービスチャージ」が加算されていない場合は、総額の10%程度を渡すと良いでしょう。

基礎会話とフレーズ

ナマステ(丁寧語:ナマスカール) おはよう/こんにちは/こんばんは
ダンニャバード ありがとう
ザ ドゥンハイ さようなら
フェリ ベトゥンラ また会いましょう
サンチャイ チャ?/バートカヌバヨ? 元気ですか?
ヨ ケ ホ? これは何ですか?
エスコ カティ ホ? これはいくらですか?
メヌーデカウノス メニューを見せてください
ヒサーブ ガルノス お会計をお願いします

「ナマステ」は日常生活の中であまり使われません。「サンチャイチャ?」や「バートカヌバヨ?」などと声をかけるのが普通です。別れ際も「ビダ ハウン(おいとましましょう)」などを使う方が一般的です。「ダンニャバード」もあまり使われません。本来の意味は神に対する感謝だからです。「マフ ガルヌ」もあまり使われません。「使われない言葉ばかりじゃないか」と言われてしまいそうですが、いろいろな場面で使える便利な言葉ではなく、その時々に合った言葉を選んで使っているのです。

ネパール語 基礎

文字 ネパール語の文字は、日本人にはなじみがない「デバナガリ文字」といい、サンスクリット文字を代表するインド主要言語のひとつである文字です。アルファベットのように見慣れた字ではないため、最初は文字として認識することすらできず、ひとつも読めないので難しそうに感じることでしょう。
しかし、デバナガリ文字は英語のように単語を読む時に読み方が変化しないため、一つ一つの文字の発音を覚えさえすれば、すべての文章を読めるようになります。例えば、houseという単語がありますが、この読み方は「エイチ オー ユー エス イー」ではなく、「ハウス」と読みます。つまり、英語のhは単体の時、エイチと読みますが、houseという単語になると、読み方が変化します。デバナガリ文字には、日本語同様この変化がないのです。
文法 ネパール語の語順は日本語とほぼ同じなので、単語を覚えることで話すことが可能です。
単語 ネパール人が日常的に使うネパール語は、それほど多くないと言われています。例えば、「おはよう、こんにちは、こんばんは」は、全て「ナマステ」で大丈夫です。
しぐさ 「はい」と「いいえ」のしぐさが日本とは逆です。「はい」は首を横に振り、「いいえ」は首を縦に振ります。