ヒンディー語を話す国はどんな国?
ヒンディー語の話されている地域は、インドの北部(デリー近辺、ガンガー川中流域、ヤムナー川中流域)です。インドは人口だけでなく、言語もたいへん多く、250とも850とも言われています。公用語には15の言語が規定されています。インドの州は言語によって区分されたものです。「インドは州が違うと言葉が違う」と言われますが、実は「言葉が違うから州が違う」のです。 話者は約2億6000万人いるとされ、世界で3~4番目に多くの人が話す言語です。
まとめ情報
正式国名 |
インド |
面積 |
約3,287,590km2 |
首都 |
ニューデリー |
人口 |
13億6,900万人(2022年現在) |
言語 |
公用語はヒンディー語 |
通貨 |
INR / インドルピー |
宗教 |
ヒンドゥー教80.5%、イスラム教13.4%、キリスト教2.3%、シク教1.9%、仏教0.8% |
時差 |
マイナス3時間半 |
チップ |
チップの文化はないが、欧米観光客により浸透してきています。サービスに対して「自分ならいくら貰えたら嬉しいか?」と相手の立場になって考えることが一番正しいです。 |
基礎会話とフレーズ
नमस्ते(ナマステ) |
こんにちわ |
क्या हाल है?(キャー・ハール・ハエ) |
お元気ですか |
अच्छा(アッチャー) |
いいね! |
ठीक है(ティケ) |
OK |
मैं ___ हूं(マェン・___・フーン) |
私は___です |
मेरा नाम ___ है(メーラー・ナーム・___・ハェ) |
私の名前は___です |
आपका नाम क्या?(アプカ・ナーム・キャ・へ?) |
あなたの名前は何ですか? |
हाँ(ハーン) |
はい |
नहीं or ना(ナヒーン または ナ) |
いいえ |
यह क्या है?(ヤェ・キャー・ハェ?) |
これは何ですか |
ज़रा इसे दोहराइए(ザラ・イセ・ドハライエ) |
もう一度言って下さい |
थोड़ा(トラ) |
少し |
वाह!(ヴァ!) |
すごい!わぁ!えー! |
एक मिनट(エーク・ミニット) |
ちょっと待って |
चलो(チョロ!) |
行こう! |
स्वादिष्ट(スワディシュト) |
おいしい |
शुभ रात्रि(シュブ・ラートリ) |
おやすみなさい |
फिर मिलेंगे।(フィルミレンゲ) |
また会いましょう |
ヒンディー語 基礎
語順 |
SOV型 |
日本語・英語と比較した言語の特徴 |
表記文字に慣れるのに少し時間がかかるかもしれません。また、ヒンディー語とウルドゥー語は、言語学的には同一言語であり、文化、宗教の背景の違いで、表現法が異なるため、注意しなければなりません。例えば、挨拶の言葉で「ナマステー」または「ナマスカール」という表現がありますが、これらはヒンドゥ教徒の挨拶で、イスラム教徒に対しては「サラーム」、シーク教徒には「サッスリエガール」と挨拶します。 |
発音 |
無声と有声、無気音と有気音の区別があり、日本人にとっては少し難しいです。綴りと発音のズレがありますが、規則性があるためそれほど困難ではありません。 |
文字 |
デーヴァナーガリー文字を使います。左から右に向かって書かれる独特な音節文字(子音+母音)で、辞書では母音字、子音字の順で配列されています。日本語の五十音図における「あいうえお」「あかさたな」とほぼ重なり合います。 |
文法 |
基本的には日本語と同じく「主語+目的語+動詞」といった語順です。また、語と語の間や、文節と文節との間に1字分あけて書くなど共通点も多いです。疑問文ではイントネーションが変わるだけで、語順が変わることはありません。また、主語など文脈に応じて自由に省略できます。しかしながら、個々の動詞形態は屈折タイプでありながら、膠着タイプの性格もあります。 |