日本人が知らないポルトガル文化
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コーヒー文化
ポルトガルはコーヒー消費量が多い国です。1人当たり、年間400杯ほど消費をします。1日1杯以上を飲む計算です。ポルトガル国内では大手コーヒーチェーンを見ることはありませんが、町にはカフェが沢山あります。チェーン展開をする前からカフェ文化が定着している証です。人間関係構築などのためにも、カフェでコーヒーを飲みながら話すことも多く、カフェがなくてはならない存在となっています。
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ポルトガルとは
ユーラシア大陸の最西端に位置するポルトガルは、スペインと国境を接し、南西は大西洋に面しています。国は共和制の国家です。面積は91,985平方kmで、日本の約1/4の面積。首都はリスボンで、人口の大半がリスボン周辺に住んでいます。日本には大航海時代に訪れており、江戸幕府が規制を掛けるまで海を通して貿易をしていました。
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魚介大国
ポルトガルは日本と同じ魚介大国です。そのため、沢山のシーフードが味わえます。大航海時代からポルトガルで食べられている国民食は「干しダラ」です。ポルトガルでは、300種類以上ものタラ料理が調理されています。生のタラではなく、干したタラが主流なのは保存食として使われていたからです。干しダラの次に良く食されているのは鰯です。
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世界トップクラスの交渉力
ポルトガルはスペインと時を同じくしてヨーロッパ市場へ参入を決めましたが、スペインよりずっと良い条件を獲得することができました。語学力なども極めて高く、ラテン系民族の中では1番かもしれません。英語以外にも、フランス語・ドイツ語なども多くの人が話せます。交渉における考え方は、会社での取引でも決定は個人・家族・地位が影響します。また交渉の結果は個人の能力による功績・失敗とみなされます。
整したり柔軟に対応します。ポルトガルは優れた科学技術や天然資源に欠けるため、不利な立場での交渉に強く、洗練されたやり方を身に付けています。
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サングラス
ポルトガルといえば、ラテンの国。イメージとして浮かぶのは「太陽」です。1年間の日照時間は3,000時間以上あり、目をケアするためにサングラスは必需品。雑貨屋・眼鏡屋でサングラスを販売していることも多いです。
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傘祭り
ポルトガル人はお祭りが大好き。1年通してイベントが多く開催されています。ポルト近郊で毎年7~9月に行われる「傘祭(Umbrella Sky Project)」や「リスボン祭り」では、街全体がいつも以上に盛り上がり、とても雰囲気が良いです。
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アズレージョに彩られた建造物
アズレージョとは建築物の内外壁に詰められたタイルのことで、歴史や文化の影響を受けて時代によって色の特色が異なります。ポルトガルでは様々なタイルが存在し、デルフト焼き、ムデハル様式の装飾タイルなどがあります。 また、リスボンには国立アズレージョ美術館があり、貴重な作品が数多く存在します。
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世界で3番目に美しい書店「レロ書店」
1869年創業の老舗書店で、トラベルガイド「ロンリープラネット」が選出した「世界で最も美しい書店ランキング」で3位に選ばれています。現在は入場料4ユーロ掛かりますが、本を購入すると入場料分の4ユーロを引いてくれます。また、この書店は「ハリーポッター」の作者JKローリング氏もポルトに住んでいた頃に通ったことで有名です。2階にあるカフェで「ハリーポッター」の構想を練っていたと言われています。