コーニッシュ・カレッジ・オブ・ジ・アーツは、1914年にネリー・コーニッシュによってシアトルで創立されました。当初はシアトル音楽学校と呼ばれ、音楽教育を専門とした学校でしたが、すぐにダンスや演劇、視覚芸術のプログラムが追加されました。ネリー・コーニッシュのビジョンは、総合的な芸術教育を提供することであり、学生が複数の芸術分野で学ぶことができる環境を作り上げました。1930年代にはモダンダンスの先駆者である、マーサ・グレアムや著名な作曲家であるジョン・ケージが教鞭を執りました。これにより、コーニッシュ・カレッジはモダンアートの中心地としての地位を確立しました。第二次世界大戦後、学校は視覚芸術プログラムを拡大し、1950年代には正式にコーニッシュ・アート・スクールとなりました。そして1990年代には、視覚芸術、パフォーミングアーツ、デザインの各プログラムが強化され、総合芸術大学としての地位を確立しました。