カーティス音楽院は、フィラデルフィア管弦楽団とフィラデルフィア歌劇団が結成されたあと、1924年にメアリ・ルイーズ・カーティス・ボックにより設立されました。フィラデルフィア管弦楽団の水準を満たす楽団員の養成がその目的で、ボックは音楽そのものを教えるために本校を設立しました。本音楽院は政府の奨学金の対象学校となっており、学校独自の奨学金制度があります。全学生が奨学金や経済補助を受けており、学生は実質的に建物の維持費、健康保険、食事プラン、図書館料金、卒業料をカバーするための料金とそのほかの追加料金を支払うだけとなっています。なお、入学はピアノ科、指揮科、作曲科を除いて、オーケストラ一組またはオペラ団一組に当たる人数しか入学を許可されないため、極めて難しいといわれています。基礎的教育を受けることが強く求められており、高校卒業資格を取得するまでは、大学のコースを終了しても学士の学位授与が保留されます。