ミドルベリー大学は、1800年にバーモント州ミドルベリーの住民たちによって設立されました。当時、アメリカ開拓時代であったニューイングランドの小さな町に大学を建てるという挑戦は、バーモント州や近隣の州に住む青年を聖職や学問のある職業に就けるよう訓練することが目的でした。1823年にはアメリカで初のアフリカ系アメリカ人卒業生が誕生し、1883年には女性の受け入れを開始して、共学化の先駆けとなったことでも知られています。さらに、1930～50年代にかけてミドルベリー大学はリベラルアーツ・カレッジとしての地位を確立し、学術的評価を高めました。設立以来2世紀以上経った現在は、「町の大学」から国際的に有名な名門教育機関へと発展しましたが、多様性に富んだコミュニティの創造に注力し、すべての学生が平等に参加できる環境を提供しています。