ノースカロライナ大学チャペルヒル校は1789年に設立された、アメリカ合衆国でもっとも古い公立大学の一つです。1795年に最初の学生を受け入れ、以後、アメリカ南部の高等教育の中心として発展してきました。設立当初は古典教育を重視し、1800年代には法学部と医学部が設置されました。19世紀半ば、南北戦争の影響で一時的に閉鎖されましたが、1875年に再開し、とくに1920年代から1940年代にかけてビジネススクール、ジャーナリズムスクール、公共衛生学部などが設立されました。1960年代には公民権運動の影響を受けキャンパス内での多様性と平等が推進されました。近年では、バイオテクノロジー、情報科学、環境科学などの分野での研究が進み、国内外で高い評価を受けています。現在、UNCチャペルヒルには約30,000人の学生が在籍し、16の学部・研究科を擁する総合大学です。