

学問を学ぶだけではない、シンガポール経営学院とロンドンでの留学体験
シンガポール経営学院(SIM)で学ぶ留学生のリアルな声をご紹介します。
SIM-ロンドン大学(SIM-UOL)のビジネス&マネジメント課程を卒業したラクシュミ・シュレーヤ・アトマクルさんは、シンガポールでの学びをこう振り返ります。
インド出身のシュレーヤさんは、海外での教育は、より広い視野と成長のチャンスを得られると考え、シンガポールで学士号を取得することを決意。その中で出会ったのが、SIMのプログラムでした。特に興味を持ったのが、SIM-UOLのビジネス&マネジメントコースだったといいます。
「SIMの充実したカリキュラムが、進学を決めた大きな理由です。自分の専門分野で成功するために必要な知識、チャンス、そして業界で求められるスキルをSIMが提供してくれると確信していました」と語っています。
さらにシュレーヤさんは、SIMが活動的な学生生活をサポートしていることで知られている点にも大きな魅力を感じたと話します。実は彼女の姉も同じコースを受講しており、そのポジティブな体験が、シュレーヤさんの入学を後押ししました。
「海外で学ぶことに不安もありましたが、同時に、留学生としての生活にワクワクしていました。SIMには活発な学生コミュニティがあり、多様な課外活動も充実していて、学びだけにとどまらない充実した経験ができると感じました」と彼女は語ります。「また、留学生向けのサポート体制も整っていたので、新しい環境にもスムーズに適応できるという安心感がありました。」
なお、彼女の大学生活は当初、COVID-19の影響でオンライン授業からスタートしましたが、制限が緩和された2022年初頭にはシンガポールに渡航し、2年次からは対面授業が本格的に始まりました。
COVID-19を乗り越えて
海外での留学生活には、良い面もあれば大変なこともあります。シュレーヤさんも例外ではなく、特にCOVID-19の影響で学士課程のスタートがオンラインだったため、新しい生活への適応と勉強との両立に苦労したといいます。
「新しい友達を見つけたり、連絡を取り合ったり、学生グループに参加したり、クラブ活動に顔を出したりして、自分のネットワークを築く努力をしました」と彼女は振り返ります。「人見知りな性格の私にとっては挑戦でしたが、知らない人と関わることで社交性を高める良い機会にもなりました。」
彼女はまた、教育方法や学習スタイル、試験の形式がこれまでとは大きく異なっていたことにも言及しています。
「高校までの勉強法が大学ではまったく通用せず、特に1年目はとても大変でした。『本当に留学が自分に合っているのか』と自問することもありました。」
それでも、シュレーヤさんは決して諦めませんでした。SIMが提供する「PAL(Peer-Assisted Learning)」という学習支援サービスを活用し、理解を深める努力を重ねました。
「時間が経つにつれて、効果的な学び方や使うべき資料、試験で求められていることがわかるようになりました」と彼女は振り返ります。「この経験は自分をよりたくましくしてくれたし、2年目には学業面で大きく成長できたと実感しています。」
困難はあっても、ひとりじゃない
シンガポールでの生活に慣れてくると、シュレーヤさんはSIMでの留学生活が楽しく、実り多いものになったと感じるようになりました。
「毎日、友達との笑いやワクワクする出来事でいっぱいでした」と彼女は振り返ります。「毎週、好きな科目や先生の授業を楽しみにしていました。」
特に感謝しているのは、学生の興味を引き出す授業を展開してくれた講師たちです。なかでも「マーケティング」「eビジネス」「MSM(Management Science Methods)」の授業は、彼女にとって特に印象深いものでした。課題や試験のプレッシャーが大きい中で、仲間の存在も欠かせませんでした。中でも最終学年には、これまでにないほどのストレスを感じたといいます。
「肉体的にも精神的にも限界だった」と語るシュレーヤさん。その時期は、やる気を失い、不安に苛まれ、体調も崩しがちだったといいます。SIMでの留学生活が終わりに近づくなか、家族と離れているという現実がより一層心に重くのしかかってきました。そんな彼女を支え続けたのは、友人や家族からの励ましの言葉でした。
「私たちはお互いにスケジュール表を作って、進捗をチェックし合いながら勉強しました」と、徹夜で課題に取り組んだ日々を思い返します。
大変な時期ではあったものの、強い支えがあったからこそ乗り越えられた。そして「これもいつかは終わる一時的な試練だ」と信じることで、前に進む力を持ち続けることができたのです。
机にかじりつくだけが学生生活ではない
シュレーヤさんにとって、クラブ活動への参加もSIMでの思い出深い体験のひとつでした。
「先輩たちから、“人脈を広げたり、スキルを磨いたり、自分の弱点に向き合ったり、職場環境の雰囲気を知ったりして、結果的に履歴書にも書ける経験になるからクラブに参加してみたら?”と勧められました」と彼女は語ります。
実際に、複数のクラブでさまざまな役割を担い、それぞれが彼女にとって貴重な学びの場となりました。特に心に残っているのが、サステナブルなライフスタイルを推進する「Eco-SIM」での活動です。自分の関心と一致した活動を通して情熱を注ぎ、最終的には幹部メンバーとして副会長を務めるまでになりました。
「Eco-SIMの副会長としての経験は、本当にやりがいがあり、多くの貴重な学びを得ることができました」とシュレーヤさんは語ります。
「大人数のチームを効果的にまとめたり、さまざまな業務を責任もって遂行したり、部門間の対立を調整したりと、リーダーシップに必要なスキルを身につけることができました。」
こうした経験は、Eco-SIMの主催イベントである「サステナビリティ・フェア」の成功にもつながりました。このイベントでは、シンガポール国内の15の団体と協力し、150人以上の学生が参加。SIMの学生コミュニティにおいて環境サステナビリティへの関心を大きく高めることができたのです。
「時間が経つにつれ、“優れたプロフィールは学業だけでは成り立たない”という、先輩たちのアドバイスの意味がわかってきました」と彼女は振り返ります。「これらの経験を通じて、個人としても、そして将来のキャリアに向けても大きく成長できたと思います。」
この経験を通じて、シュレーヤさんはSIMが学業以外にも多くの魅力を持っていることに気づき、大学生活がより充実したものになったといいます。
社会に羽ばたくための力を獲得
2024年8月に卒業したシュレーヤさんは、SIMでの学業と課外活動の両方が、将来の課題に立ち向かう力を育んでくれたと実感しています。
「マーケティングやeビジネス、ソーシャルメディア関連のモジュールなど、実践的な学びを取り入れたカリキュラムは非常に役立ちました」と語ります。
「また、クラブ活動やリーダーシップの経験を通じて、チームワークやコミュニケーション、プロジェクト管理といった、どの職場でも求められるスキルを身につけることができました。」
シュレーヤさんは、これまでに培ったスキルを企業の現場で活かしながら、自分の選んだ分野で幅広い知識と経験を積むことを目指しています。後輩たちには、SIMでの時間を最大限に活用することを勧めています。
「学業と課外活動のバランスを大切にして、必要なときは迷わず助けを求めてください。そして先輩たちの経験から多くを学んでください。」とアドバイスを送ります。
「そうすれば、SIMでの学びのあらゆる面で道しるべとなり、自分の目標に向かって、何ものにもとらわれず前進できるはずです。」
変化の地平を越えて:LSEでの夏の体験
2023年サマースクール奨学金に支えられ、強い意志を胸にロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)での学びに挑んだシェリーさん。教室を超えた様々な体験を通じて、友情を育み、ロンドンの活気ある街並みを楽しみながら、貴重な夏を過ごしました。彼女の学びとこれからLSEを目指す人へのアドバイスをご紹介します。
私のLSE(ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス)への旅は、大学1年目の2021年、LSEサマースクールプログラムを知ったときに始まりました。ずっと憧れていた場所に通うため、私はアルバイトと学業を両立させながら、参加費用を自力で貯める決意をしました。この選択は簡単ではありませんでしたが、粘り強さと努力が実を結び、ついに夢を実現することができたのです。
私は、海外での学びを体験したいという思いと、LSEの集中的な授業と世界的に著名な講師陣から学べるという魅力に惹かれ、LSEサマースクールへの応募を決めました。社会科学分野で世界トップクラスと評されるLSEでは、多様な価値観に触れることができ、これは問題解決力を育み、学術的スキルの向上につながると感じました。また、自分の大学では扱っていない分野を学べる多彩なコースが用意されている点も、大きな魅力でした。LSEでの学びを通じて、同世代の学生より一歩先を行く視点と知識を身につけることができ、自分の可能性をさらに広げられると確信していました。
2023年のサマースクール奨学金を母校であるシンガポール経営学院(SIM)およびLSEから授与されたことに、心から感謝しています。この奨学金のおかげで、LSEでのかけがえのない経験を得ることができ、世界中の学術ディレクターやスタッフ、学生たちと交流する機会にも恵まれました。中でも、LSEの教育ディレクターやロンドン大学(UOL)の教職員との対話は非常に示唆に富んだものでした。
私は、ストラテジック・マネジメントと消費者行動の2科目を履修しました。どちらの授業も難易度が高いモジュールでしたが、その分得られる学びは非常に大きなものでした。実際の企業の事例を通して、企業がどのように競争優位を築き、それを維持しているかを深く理解することができました。一方、消費者行動の授業では、心理学の基礎理論に基づきながら、人々の意思決定プロセスについての洞察を得ることができました。
情熱的で魅力的な授業スタイルで私たちを導いてくださった教授やチューターの方々には、特別な感謝の気持ちを伝えたいと思います。彼らのおかげで、学びの旅は非常に充実したものとなりました。
学術的な面を超えて、LSEでの経験は私にとってコンフォートゾーンから一歩踏み出す挑戦でもありました。新しい環境の中で、自分自身の成長や自信を育むことができたのは、大きな収穫です。学術プログラムと並行して実施される「Sparkプログラム」やソーシャルプログラムにも参加したことで、就職活動に関する実践的なアドバイスや、キャリア形成の基本的な知識を得ることができました。
しかし、私にとって何よりも大きな財産となったのは、そこで出会った人々です。世界中のさまざまな文化的背景を持つ学生たちと築いた一生の友情は、知識への共通の情熱と経験の共有によって生まれたものでした。こうした出会いと、彼らと共に過ごした時間は、かけがえのない思い出として、私の中に深く刻まれています。
世界有数のグローバル都市であるロンドンで学び、生活する機会を得たことにより、LSEサマースクールでの経験はさらに特別なものとなりました。それは視野が広がる忘れがたい経験であり、一生の思い出と友情を育む特別な体験でした。ロンドンの象徴的な建築物や歴史ある街並み、多文化が共存する活気あふれる都市の雰囲気、そしてLSEの充実した施設は、私にとって学びと成長を遂げるための理想的な舞台でした。数々の挑戦にも前向きに取り組み、自分自身の限界を超える貴重な経験ができました。
帰国後は、LSEサマースクールでの学びを他の学生にも伝えるべく、UOLの1年生約100名を対象に、自分の体験を共有する機会を持ちました。この取り組みを通じて、より多くの学生がLSEサマースクールに参加し、SIMやLSEの学びのコミュニティに貢献してくれることを願っています。
私が共有したアドバイスは、「この貴重な機会を思いきり楽しむこと」「時間を効果的に管理すること」「助けが必要なときは遠慮せずに求めること」、そして「自分の達成をしっかりと認めて祝うこと」の大切さを強調しています。LSEサマースクールは、個人としても学業面でも大きく成長できる唯一無二の機会です。だからこそ、未来の学生の皆さんには、前向きな姿勢と献身的な努力、そして時間管理を大切にしながら、ぜひこの経験を最大限に活かしてほしいと心から願っています。
私にとってLSEサマースクールでの時間は、「人生で最高の夏」でした。この経験は、私の学びと人生に深く刻まれる、かけがえのないものとなりました。
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