TOEFL iBT® 新形式は、旧形式とどう違う?

この記事を書いた人

竹林先生
新形式は、問題数が減っただけ!


竹林先生
つまり出題形式が変更されたとか、新たな問題形式が加わった、という事は無いのですね?

竹林先生
具体的にどのくらいに減ったのでしょうか?

竹林先生
リーディング新形式問題
旧形式 | 新形式 |
長文(各12~14問) ×3 | 長文(各10問) ×3 |
問題数が「1長文につき10問」になりました。これにより、リーディングの回答時間は計54分、つまり1つの長文に費やせる時間は18分前後となります。
これまで出題されていた問題形式は、全て引き継がれます。最新のETS公式問題集を見ると、単語問題が減ったような気がします。より「本文を読まないと解けない問題」の比率が高くなりますので、そういう意味では今までより時間がかかるかもしれません。ある文章を段落内のどこに入れるか選ぶ問題や、最後にディテールなどを3~5つ選ぶ問題は、引き続き毎回出ます。
「ダミー」は尚も健在!
ちなみに上記の表は、「ダミー問題」が出なかった場合となります。ダミーとは、無作為に選ばれた受験者にのみ与えられるもので、ダミーに当たってしまった人は長文が4つ出され、回答時間は72分(1時間12分)となります。4つのうち1つの長文は採点されないのですが、どれがダミーか分からない為、受験者が4つ全ての長文を本気で解き切らなければなりません。リーディングでダミーが出たら、リスニングのダミーは出ません。
リスニング新形式問題
旧形式 | 新形式 |
・会話(各5問) ×2 ・レクチャー(各6問) ×4 | ・会話(各5問) ×2 ・レクチャー(各6問) ×3 |
こちらもリーディング同様、出題される問題形式はそのままに、問題数だけ少なくなりました。レクチャーが1つ分減ったのです。会話を聞くタイプのものは以前と全く変わらないので、いざテストを受けてみるとさほど旧形式と違いは無いように感じるかもしれません。
そしてリスニングにおいても、リーディングのようにダミー問題が出る可能性があります。ダミーが出ると会話が3つ、レクチャーが4つ、計7つのリスニングを聞くことになります。リスニングでダミーが出た場合は、リーディングのダミーはありません。
スピーキング新形式問題
旧形式 | 新形式 |
・Independent ×2 ・Integrated ×4 | ・Independent ×1 ・Integrated ×3 |
こちらも問題数が減ったわけですが、リスニングやリーディングと違い、スピーキングは新形式では出題されなくなった問題が2つあります。1つ目は「Independent」の、自分の体験談等を語る問題、2つ目は「Integrated」の、2つの解決策のうちどちらが良いと思うかを語る問題、です。この2つはもう出題されないので、対策をする必要はありません。
Independentが1つだけになったので、自分の意見を述べる問題は、一発勝負となりました。悔いの残らないよう、どんなトピックが来ても理由をすぐに思いつけるようにたくさん練習をしておきましょう。
ライティング新形式問題
旧形式 | 新形式 |
・Integrated ×1 ・Independent ×1 | 変更なし |

竹林先生
SWの採点方法は厳しくなった?

新形式になったのに伴い、SWの採点方法に何か変更はありましたか?

竹林先生
採点が厳しくなったとかはありますか?

竹林先生
新形式に対応した問題集は?
新形式に対応した問題集はありますか?

竹林先生
まとめ

TOEFL iBT® 新形式の変更点 ■ Reading: 各長文の問題数が10問に減った ■ Listening: レクチャータイプのリスニングが1回分無くなった ■ Speaking: IndependentとIntegratedそれぞれ1問ずつ無くなった ■ Writing: 変更なし ※リーディング、リスニング問題におけるダミー問題は健在

竹林先生