IELTS得点アップ対策 リーディング編 第1回

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IELTS リーディング試験の概要

問題用紙の出だし部分には各パッセージ20分で解いた方が良い、という目安が書いてありますが、実際に20分かける3で均等に別ける必要はなく、試験会場でも20分毎に指示・確認があるという事は一切ありません。あくまでも全体で1時間におさめればOKです。
1パッセージは900ワード程度ですので、全体で2700ワード位を読む事になります。パッセージのジャンルは医学や生物学や地質学などの科学系のものや、ビジネス系、歴史もの、または哲学系のものなどから選ばれます。
それぞれの長文に対し13または14問出題され、全体で40問設問があります。
ちなみに他のセクションと同じく、この40問を解答する際はスペルミス、写し間違い等でもバツになります。
後はペーパー受験であれば手書きのテストならではのメリットとして、問題用紙に直接書き込む事ができますので、長文は読みながら、重要だと思う部分などに印をするだけでなく、メモ書き・走り書きなども簡単に余白にできます。コンピューター受験の場合もマーカーを引いたり、テキストボックスの様な形でメモ書きしたりもできます。
正答数とスコアに関しては、目安ではありますが、下記の表の様になります。
スコア | 正答数 |
9.0 | 39-40 |
8.5 | 37-38 |
8.0 | 35-36 |
7.5 | 33-34 |
7.0 | 30-32 |
6.5 | 27-29 |
6.0 | 23-26 |
5.5 | 19-22 |
5.0 | 15-18 |
4.5 | 13-14 |
4.0 | 10-12 |
3.5 | 8-9 |
3.0 | 6-7 |
2.5 | 4-5 |
IELTS リーディング試験の問題形式

1.TRUE/FALSE/NOT GIVEN 2.マルティプルチョイス 3.ヘディング問題 4.マッチング問題 5.穴埋め問題
TRUE/FALSE/NOT GIVEN
まずはTRUE / FALSE / NOT GIVENというのが最初の形式です。長文の言っている事と問題の言っている事が一致していればTRUE、矛盾していればFALSEなのは普通のテストでもよくあると思います。
その話題には触れておらず、よって長文を読んだだけではTRUEともFALSEとも判断がつかないものがNOT GIVENとなります。今聞けば簡単だと思われるかもしれませんが、問題を解き始めればその手強さを実感して頂けると思います。
またもう一つこの形式でIELTS特有と言えるのはTRUE / FALSE / NOT GIVENに加え、YES / NO / NOT GIVENもある点です。
マルティプルチョイス
次の問題形式はマルティプルチョイスです。リスニングと同じく、普通の選択問題で、IELTSの場合は3択か4択の事が多いです。選択問題に関しては、これまたリスニングと同じく、パラグラフマッチングと呼ばれているものもあります。問題文に書かれている情報がどの段落・パラグラフに含まれているかを答える問題です。
ヘディング問題
次の形式はヘディング問題というものがあります。選択問題の一種ですが、各パラグラフにふさわしいタイトル・要約を選択肢の中から選ぶものです。そのパラグラフでメインに言いたい事が理解できていないとタイトルが選べないため、苦戦する方が多い形式の1つです。
マッチング形式
マッチング問題は、選択肢がいくつかまず提示されており(例えば人物名が3つ、Aさん、Bさん、Cさんといった形)、その下に問題がQ1, Q2, Q3といった形で提示されています。それらをパッセージを読んだ上で、クエスチョン1の内容を主張したのは人物A、クエスチョン2の内容を主張したのが人物B、クエスチョン3の内容を言ったのが人物3、というように合うもの(マッチするもの)を選んでいく形式です。
穴埋め形式
最後の形式は穴埋めです。パッセージの一部の要約が所々空欄がある状態で提示されます。基本的に長文内にある語をそのまま抜いて答えとして空欄に入れますので、写し間違いさえなければスペルに自信のない人も大丈夫です。
まとめ ・リーディングの所要時間は1時間。出題数はリスニングと同じく40問 ・毎回3つの長文が出題されるが、均等に時間を配分する必要はない。 ・太太半分いかないくらいの正解数で5.0、半分ちょっと当てて5.5 ・典型的な問題形式、「TRUE/FALSE」、「選択問題」、「穴埋め」は毎回登場
