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2020/9/29

IELTSは大学入試問題より難しい? – IELTSの問題形式と徹底比較

この記事を書いた人

バークレーハウスIELTS講師
竹林 駿 Suguru Takebayashi
米国ミネソタ州立大学大学院修了。専門はライティング。大学院在籍時は英語で詩を執筆し、米国の文芸雑誌に応募していた。勉強の傍ら、Diversity Councilにてファシリテーターとしてボランティア活動にも従事し、米国の中学高校などで人種差別などをテーマにしたセミナーに「留学生(=外国人)」として自ら登壇した。帰国後は英検、TOEIC、大学受験などの英語指導に携わったほか、2019年度から都内の私立大学でも教鞭を取る。IELTSでは、4技能(L, R, S, W)全てのセクションで8.0以上を取得。英検1級、TOEFL iBT114点。

竹林先生

IELTSの問題って、どんな問題が出るか知っていますか? ただ学校の成績がいいからIELTSで高スコアが出る訳ではない、なんて話よく耳にしませんか?

今回の記事は、予備校での指導経験もある竹林先生と共に、IELTSと、日本の大学入試問題を徹底比較します。日本の大学受験の勉強をしてきた人にとってIELTSはどう映るのか、無謀なのか楽勝なのか、そして大学入試には出ないけどIELTSには出る問題形式なども紐解いていきます。現高校生は必読です!

目次

日本の大学入試の英語知識では、IELTSに歯が立たない?

先生、今回もよろしくお願いします。まず、日本育ちの高校生が「IELTS」を受けるとします。初めて留学するという人も、大学受験でセンター試験の代わりに受けるという人もいるでしょう。IELTSは合否とかがあるわけじゃなく、正答率に応じて9.0を最高としたスコアが各受験生が付与されるとのことですが、日本の大学入試の勉強で英語を学んできたような日本人には、IELTSってどうなんでしょう?

竹林先生

大学の入学試験は、各大学によって出題傾向にばらつきがありますが、おおむねIELTSで問われる問題は、内容的にもレベル的にもだいぶ異なると言っていいでしょう。

大学入試の勉強で培った英語知識は、無駄ということですか?

竹林先生

いえ、無駄では決してありません。高校までに習う語彙や文法は、IELTSでも大変役に立つものが多いです。ただ、それだけでは「不十分」だとは思います。なんといっても、日本の大学入試問題はほぼリーディングオンリーです。リスニングとライティングがある大学すら少ない。スピーキングなんて、「会話文」という記号選択問題が出るとこは多いですが、これは事実上「リーディング」ですからね。

では、リーディングなら日本の大学入試問題をこなしていれば、IELTSで通用しますか?

竹林先生

いえ、そうとも言い切れないと思います。

竹林先生

ここからは、4技能別に、大学入試の問題に出るけどIELTSには出ない問題形式、またはその逆を見ていく事にしましょう。

大学入試 vs IELTS 出題問題に違いはある?【リーディング編】

IELTSと大学入試の、リーディング問題形式を徹底比較↓↓

IELTSと日本の大学入試、共によく出題される問題形式

  • ① 本文の内容に合うものを選択肢から1つまたは複数選ぶ問題
  • ② 文章のタイトルを選ぶ問題

IELTSにはよく出るが、日本の大学入試にはあまり出ない問題形式

  • ③ True/False/Not Given による内容一致問題
  • ④ Yes/No/Not Given による内容一致問題
  • ⑤ 各段落のタイトルを選ぶ問題
  • ⑥ どの情報が、どの段落に出ているか選ぶ問題
  • ⑦ 本文から適語を抜き出す空所補充問題

IELTSには出ないが、日本の大学入試には頻出の問題形式

  • ⑧ True/Falseのみによる内容一致問題
  • ⑨ 文法問題(正誤問題、適語選択)
  • ⑩ 単語の意味を問う問題
  • ⑪ 空所に適語を自分で考えて書き入れる問題
  • ⑫ 整序問題
  • ⑬ 英訳&和訳問題
  • ⑭ ある1文や段落を、文中の適切な位置に挿入する問題

IELTSは、文章内で使われる単語とかって、超難しいんですか?

竹林先生

意外とそうでもありません。英検で言えば、準1級レベルのが分かれば一通り読めます。1級レベルの単語は、知ってれば安心かな、程度。単語の難易度や、1文1文の長さ&文構造の複雑さなどは、私立の最難関大学の入試問題の方が上だと思いますね。

リーディングの文章は、長いんですか?

竹林先生

長文は全部で3つ出て、語数でいうと1つにつき900~1200語くらい、1ページ半くらいですね。東京医科歯科大学の入試問題の長文が5ページくらいにおよぶ「超」長文が出ていた覚えがありますが、一般的な日本の難関大学の長文問題の長さと比べると、同じくらいか、むしろIELTSの方が少し短いくらいではないでしょうか。

文法問題は、IELTSには出ないのですね。

竹林先生

そうです。日本人が比較的得意とされる文法問題や語彙問題が皆無なので、純粋に「読んで理解できる能力」が物を言います。

それでは「IELTSには頻出だが、日本の大学入試問題にはあまり出ない問題形式」の③~⑦を見ていきましょうか。

竹林先生

③のTrue/False/Not Givenと、④のYes/No/Not Givenは、事実上やる事は同じです。定義上は、True/False/Not Givenは「本文の内容に合うかどうか」、Yes/No/Not Givenは「著者の意見に合うかどうか」の違いですが、解く上で差はまず無いでしょう。

竹林先生

本文の内容に合えばTrue(Yes)、矛盾すればFalse(No)、本文からは判断つかなければNot Givenを選びます。純粋なTrue/False問題は日本の大学入試に良く出ますが、この「Not Given」という選択肢はあまり大学入試で見かけないので、どういう時に選ぶのか迷う人が多いのです。

「Not Given」は、どういう時に選べばいいのですか?

竹林先生

例えば「Japanese people like to eat rice.」という文が本文にあったとする。そして問題に「There are no Japanese people who never eat rice.」とあったとする。その場合、答えは何になりますか?

う~ん、「True」か「Not Given」で迷いますね。

竹林先生

「日本人は米を食べるのが好きだ」と言っても、これはあくまで「一般論」ですよね。「米を決して食べない日本人は、1人もいない」と言い切れるでしょうか?

言い切れはしないと思います。

竹林先生

そう。「言い切れない」時はNot Givenが正解になります。

難しいですね。では、どういう時に「False」が正解になるのでしょう?

竹林先生

本文と問題文が「明白に矛盾」する時です。例えば問題文が「Rice has not been eaten in Japan for some time(日本では久しく米は食べられていない)」となっていたら?

本文が「Japanese people like …」と現在形で言っているのに、「久しく食べられていない」は明らかに間違いですね。なるほど、Falseは「明白に矛盾した時」のみ、ですね。

では、⑤「各段落のタイトルを選ぶ問題」、⑥「どの情報がどの段落に出ているか選ぶ問題」、⑦「本文から適語を抜き出す空欄補充問題」の3つはどんな問題ですか?

竹林先生

⑤は、段落って10行以上の長い段落も時々ありますが、要するに「要点のまとめ」を言う能力です。文章の中には、重要度の低い文章も紛れています。「この段落で1番伝えたい事は何か」を1文でまとめられる力があれば、比較的簡単です。

竹林先生

⑥と⑦は、問われること自体はだいぶ違って感じられますが、該当箇所を本文から探してくるという点では酷似しています。

本文に書いてあるなら、楽勝ですね。

竹林先生

いえいえ、IELTSを侮ってはいけません。本文と問題文が、まったく違う言い回しになっているからです。よほど注意して読まないと、そこが答えだと気づかない可能性があります。

例えばどんな感じですか?

竹林先生

例えば⑥のような「どの情報がどの段落に出ているか選ぶ問題」。問題の選択肢に「Something that living things could not live without」とあり、本文に「Water helps keep creatures, humans included, alive. Where would we be if we did not have water at all?」と書いてある段落があったら、その段落が正解になるのですが、正しく選べるでしょうか?

ふむ、本文では「水が無いと人間含め生き物は生きられない」と言いたいようですが、選択肢の英語に「water」という単語が無いとうっかり見過ごしちゃいそうですね・・

竹林先生

今回の問では、選択肢の「something」が本文の「water」の言い換えになっています。「something」って単語、本文に無いかな~などと「単語」単位で答えを探そうとすると、答えが見つからず泥沼にはまってしまいます。

わかりました。IELTSのリーディングは、日本の大学入試問題以上に、「いかに英単語を知ってるか」ではなく、「英文の趣旨を正しく理解できるか」が問われる、ということですね。

竹林先生

その通りです!

大学入試 vs IELTS 出題問題に違いはある?【リスニング編】

IELTSと大学入試の、リスニング問題形式を徹底比較↓↓

では次にリスニング。IELTSと大学入試問題を比べながら見ていきましょう。 

IELTSと日本の大学入試、共によく出題される問題形式

  • ① 本文の内容に合うものを選択肢から1つまたは複数選ぶ問題

IELTSにはよく出るが、日本の大学入試にはあまり出ない問題形式

  • ② 聞き取った単語やスペル、数字を書きとる問題
  • ③ 地図上の、何がどこにあるかあてはめる問題

IELTSには出ないが、日本の大学入試には頻出の問題形式

  • ④ 読み上げられた英文に対し、相手が次に何て言うかを選ぶ問題

竹林先生

まずIELTSのリスニングは、1度しか英語が流れません。センター試験のような、2度流れるのを期待していると焦ると思うので気を付けて下さい。

1度で全て答えるのってプレッシャーですね。それでは「IELTSにはよく出るが、日本の大学入試にはあまり出ない」②と③を見ていきましょうか。②の「聞き取った単語やスペル、数字を書きとる問題」とはどんな問題が出るのでしょうか。

竹林先生

IELTSのリスニングでは一番よく出題される問題形式かもしれません。短い文の一部や、表の中の空欄を指定された語数の単語で埋めていくものです。「Write NO MORE THAN 2 WORDS」とあったら、各空欄に1単語で答えても2単語で答えても良いが、3単語以上はダメ、という意味です。書き入れる単語は、リスニングの中に出たものである必要があります。意味的に通っても、自分で想像して書いた単語は不可です。また、スペルは全て正しく書く必要があります。1文字でも間違ったらその問は×になります。

部分点は無しなんですね。結構厳しいですね。

竹林先生

書かされる単語自体は英検2級レベルで、時に準1級レベルのも出ますが、それ以上の物は必要ありません。ただ、日本人受験者が泣かされるのが、複数形のsです。「books」が答えの時に、「book」と書いたら×。複数か単数かもしっかり聞いていないといけません。

大文字で書くべき所を小文字で書いたらどうなりますか?

竹林先生

IELTS公式の見解では、大文字か小文字かで減点になることは無いとしています。ただ、通常大文字で書くのが当たり前な固有名詞(Japanなど)を小文字で書いたら(japanなど)、さすがにまずいと思うので、Japanと書く方が安全です。

スペルや電話番号などを書きとらせる問題も、IELTSならではですね。

竹林先生

たしかにあまり他の英語試験では見かけない気がします。こちらは「T-A-K-E-B-A…」とか「two, three, one, eight…」などと言っていくのを書きとるだけなので、高い語彙力は必要としませんが、慣れていないと意外とスピードについていくのが大変なので、多少の練習は必要かと思います。

③の「地図上の、何がどこにあるかあてはめる問題」というのは、どんな問題ですか?

竹林先生

地図が問題用紙にあって、その中のあちこちにAだのBだの書いてある。そして選択肢に「post office」とか「supermarket」とか書いてあるので、それらが地図上のAだのBだののどこに位置するかを、聞きながら書き入れていく感じです。

解く上でのポイント等ありますか?

竹林先生

地図の問題での成功ポイントは、位置関係を表す英語表現をいかに知っているかだと思います。「AはXXX通りを挟んでBの向かい側にある(A is across XXX Street from B.)」など。それらを聞いて一瞬で理解できるレベルになっていないと、混乱してしまうと思います。

それに対し、④「読み上げられた英文に対し、相手が次に何て言うかを選ぶ問題」はIELTSには出ないみたいですね。

竹林先生

そうですね。④のような問題って、読まれる英文がとても短いですよね。

短いというか、1つの問に1文だけ読まれる感じでしょうね。

竹林先生

それに対し、IELTSのリスニングの英文はそんな短くありません。講師のレクチャーなども出ます。時間は最大5分ほど。この長さの英語のリスニングは、大学受験レベルのものにはほとんど無いでしょう。

でしょうね。圧倒的に日本の大学入試のリスニング問題より多くのインプットに慣れておかないといけないですね。

IELTSのライティング – 問題形式は?

では続いて、IELTSのライティングについて教えて頂きましょう。大学入試レベルのライティングと比べて、IELTSのはどうですか?

竹林先生

まず、IELTSは「Task 1」と「Task 2」という2つの課題が出ます。Task 2は自分の意見を述べる物なので、大学入試で出るような問題とイメージは似てると思いますが、文字数は圧倒的にIELTSの方が長いです。

大学入試のだと100語行くか行かないかくらいの長さですよね。

竹林先生

それに引き換えIELTSのTask 2は250語以上です。それを40分以内で書かないといけません。ハイスコア(7.5以上)を目指す人は400語以上書く人も多く、大学入試のとは比較にならない長さです。私の記憶では、順天堂大学医学部の英作文がかなり長かった気がしますが、250語クラスの英作文が出る大学はあまり例が無いですよね。

かなり「英語で書く」ことに慣れている必要がありそうですね。IELTSのライティングは、トピックは難しいですか?

竹林先生

そこまで専門的ではありません。私が実際に問われた質問の中に、「人が幸せになるには、過去を顧みるのと未来を見るのどっちが大切だと思うか」というのがありました。ほんのちょっぴり哲学的に聞こえますが、でも専門知識などまったく不要です。

竹林先生

そしてもう1つ、Task 1ですが、こちらは20分で150語以上ですけれど、グラフや地図などを見せられて、その内容を言葉でまとめるというものです。自分の意見を述べる作文は、大学受験生ならある程度経験があると思いますが、Task 1のようなビジュアル情報をまとめるというのはIELTS以外にはあまり見かけないので、かなり練習しておかないと、何書けばいいか分からなくなってしまうと思います。

ライティング「7.0」以上狙うなら学校の勉強だけでは無理?

文字数が多いのと、Task 1というグラフの情報をまとめる問題が出る、くらいでしょうか。IELTSと大学入試の違いは。

竹林先生

ハイスコアの出し方で多少違いがあります。願書を出すのに必要なスコアが9.0点中5.0程度なら、とりあえず文字数をクリアして、質問に答えていれば5.0には届くと思います。もし7.0以上を目指すのであれば(日本国内の入試ではあまり無いと思いますが)、それだけでは不十分になります。

7.0以上のハイスコアを取るには、何が必要なのでしょうか。

竹林先生

英語が「正確」なだけではNGなのがIELTSです。「幅広い」文法が使えている必要があります。ただ意味が通じれば良いという訳ではなく、関係詞だったり、分詞構文だったり、様々な文法を駆使できるようになって初めて7点台の領域になります。なので時間内に指定の文字数以上の英語を書けるのみならず、様々な高度な文法を使う必要があるので、時間内に仕上げるのは至難の業です。

ライティングの「7.0」は、普通の日本の高校生が到達できるのでしょうか?

竹林先生

IELTSのライティングの7.0は、帰国子女が、IELTSの専門スクールに通って鍛えてようやく到達できるレベルです。日本の学校教育では、アウトプット(ライティングとスピーキング)があまり行われていないので、日本の学校の勉強だけではライティング7.0に届かせるのは至難の業でしょう。

IELTSのスピーキング – 問題形式は?

最後に、IELTSのスピーキングではどんな問題が出るか教えてください。人間の採点官と英会話を交わすスピーキングテストは、多くの日本の高校生にとっては、英検以外で経験した事ないことだと思います。IELTSのスピーキングは、学生が一番不安に感じるパートではないでしょうか。

竹林先生

しかも英検の面接官は日本人ですが、IELTSは必ず英語が母国語の外国人なので、そういう意味では英検ともガラリと違いますね。

どんな事を英語で話すんですか?

竹林先生

3つのパートから成り、1つそれぞれ5分以内で終わる程度です。Part 1とPart 3は、面接官から言われる質問に英語で答える形式、Part 2は、1分間の準備時間の後に最大2分間スピーチをする形式です。

英検やGTECみたいな、イラストを与えられてそのイラストを英語で説明、とかも無いんですね?

竹林先生

ありません。

Part 2のスピーチというのは、複数のトピックから自分で選べたりするんですか?

竹林先生

いえ、1つしか与えられませんし、他のトピックを要求することもできません。

Part 1, 2, 3はそれぞれ、どんな内容が聞かれるのでしょうか?

竹林先生

私自身や、私が担当した生徒さんが過去に受けた中で聞かれた問題を、思い出せる範囲内でいくつか書き出してみますね↓↓

■ Part 1で過去に聞かれた質問

  • Where do you work?(どこで働いてる?)
  • What is interesting about your job?(あなたの仕事の面白い点は?)
  • What would it be like to be an artist?(自分が芸術家だったらどんな感じだろうか?)

■ Part 2で過去に聞かれた質問

  • Describe a job that you would NOT like to do.(自分がやりたくない仕事は?)
  • Talk about a situation where the vehicle you were in broke down.(乗っていた車が故障した時の事について聞かせて)
  • Talk about a job your grandfather or grandmother had.(あなたの祖父母がやっていた仕事について聞かせて)

■ Part 3で過去に聞かれた質問

  • Is food important on a special occasion such as a wedding?(結婚式など特別な場に食べ物は必要か?)
  • Is science an important subject for children to study?(理科は、子供にとって重要な科目か?)
  • Has what kind of job children are interested in changed over the last ten years?(子供が興味を持つ仕事は、この10年で変わったか?)

専門的ではないとはいえ、結構答えにくいのが多いですね。「自分の乗っていた車が故障した時の体験」なんて、普通なかなか無いですよね。

竹林先生

私はたまたま、アメリカに留学してる時に、乗ってたバスがエンジンストップを起こし他のバスが来るまで待たされた経験があったので、それについて語りましたが、もしそういう体験談が無ければ、嘘でも構いません。

話す内容は嘘でもいいんですか?

竹林先生

構いません。話す内容が「本当か嘘か」は評価されていないので、作り話で全然OKです。でも、これが意外と難しい。作り話って、要するに「うそ」ですから、慣れないとどこか罪悪感を感じるというか、「嘘だとバレたらどうしよう」と思うなどして、なかなかスラスラ話せません。なので、「作り話」で1~2分話す練習をしておくといいですよ。

スピーキング「7.0」以上狙うなら、何が必要?

日本の高校ではスピーキングの授業ってほとんど無いですが、日本の学校教育だけでIELTSのスピーキングで「5.0」は取れますか?

竹林先生

取れる可能性は充分ありますね。IELTSのスピーキング5.0は、英検2級レベルです。高校生で英検2級~準1級を持ってる人は結構いますので、ちょっと受験数日前(できれば2週間以上前)から話す練習をしておけば、5.0は出ると思います。

ライティングと同様、スピーキングも7.0以上を日本の高校生が出すのは難しいですか?

竹林先生

残念ながら、そうですね。インターナショナル高校に通ってる子などが7.0くらいではないでしょうか。普通の日本の高校で、普段英語を話す機会がゼロという高校生だと、7.0はかなりハードル高いです。

純ジャパニーズでスピーキングで7.0以上目指すと仮にしたら、どんな事が必要ですか?

竹林先生

かなり「しゃべり慣れている」ことが大切です。英会話レッスン(オンラインでも良い)で毎日数十分英語を話す練習を、高校1年時から2年以上続けるなどすれば、7.0が見えてくると思います。いくら試験中に流暢に話しても、それが「普段から英語を話してる人」なのか、「前日に一生懸命練習しただけ」か面接官は見抜いてしまいます。7.0は、「日常的に英会話をこなしてる」レベルでないと届かないと思って下さい。

英会話を何年間も習うって、授業料が馬鹿にならないと思います。自分1人で英語を話す練習とかでもいいですか?

竹林先生

構いません。ただ、今のあなたが高校生以下なら、やはり外国人との英会話はぜひやって欲しいですね。というのも、高校生ってやはりまだ頭が柔軟。例え留学経験が無くても、高校時代から数年間英語のネイティブと会話レッスンを受けた人は、だいぶ発音が向上する。だから高校生以下は、なるべくネイティブとの会話をしてほしい。ただし、ただ「楽しい」だけの英会話にならないようにしてください。IELTSのスピーキングは、「一方通行」ですので。

一方通行」のスピーキング、というと?

竹林先生

IELTSの面接官は、ただ「質問をする」だけです。こちらが話したことにリアクションも殆どしないですし、「私は〇〇だと思うけど、あなたはどう?」などと回答を誘い出そうとすることもありません。そのため、外国人の先生ばかり話して受講生はただ「Yes, yes.」と相槌を打つだけ、という「英会話」に慣れていると、IELTSでは沈黙になってしまう危険性があります。IELTSは、超おとなしい人を相手に、こちらから一方的に英語を話し続けるイメージでいて下さい。

まとめ

1分で復習! IELTSと大学入試問題の違い

■ リーディング:
 ・IELTSは日本の大学入試問題と違い、文法問題、単語問題が無い
 ・文章自体は1000語前後。ものすごく長い訳ではないが、本文と問題の選択肢で全く言い回しが異なるので、正しく選ぶのはなかなか難しい

■ リスニング:
 ・IELTSは音声が1度しか読まれない
 ・1つの音声が、長いものだと5分近くに及ぶ
 ・選択問題のみならず、単語や数字などを書きとるものもある(スペルを1字でも間違えたらその問題は0点)

■ ライティング:
 ・Task 1(150語以上)はグラフなどの情報をまとめるもの
 ・Task 2(250語以上)は自分の意見を述べるもの
 ・7.0以上のハイスコアを狙うなら、文法が正しいだけでなく、様々な英文法を駆使する必要がある

■ スピーキング:
 ・Part 1とPart 3は、面接官からの質問に答える形式
 ・Part 2は、1分の準備時間のあと、1~2分間スピーチ
 ・面接官は外国人
 ・7.0以上のハイスコアを狙うなら、外国人と会話をするトレーニングを数年間は続けたい。IELTS7.0は、数回練習しただけで到達できる領域ではない

竹林先生

センター試験がもし廃止されれば、英語の民間試験の代用が更にメジャーになるでしょう。IELTSは、英語の本場イギリスがオーストラリアと共同で作っている試験。数多くある英語試験の中でも、「IELTSをマスターしなくては英語をマスターしたとは言えない」と言っても過言ではない存在だと思いますし、世界的知名度も、他の試験を圧倒しています。

そして大学受験目的でIELTSを受けた若者が、海外に実際に出ていく事にも興味を持ってくれたら、更にうれしいですね。もはやIELTSの勉強は、「受験勉強」ではなくて、「将来の可能性を広げるもの」だと言えると思います。

竹林先生

その通りですね。「受験勉強」って言うと、「ツライもの」「つまらないもの」「だけどやらなくてはいけないもの」というイメージが、日本の社会にはあります。勉強とは本来、若者が夢をつかむための1st ステップであるはず。希望を持って勉強してください。

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