満点講師・正木が実践。IELTS リーディング試験の王道解答法!

この記事を書いた人
私、正木はこのBlogの他に、Youtubeチャンネルを実はやっています。
Youtubeを始めて半年くらいになるのですが、普段は5分前後の動画をアップしていますが、もう少し長い動画を作ろうということで、企画したのが本企画になります。
今回は、そのチャレンジ動画についての裏話(経緯や感想)を書いてみます。
という訳で実際に見たことのないペーパーで(コーヒー飲み放題という以外は)なるべく実際のテスト環境に近い状態を設定しました。またペーパーの難易度もなるべく本番通りでないと意味がないので、安定のCambridgeのものを使いました。

撮影の意図は?
全てが間違っているというつもりは無いですし、最終的には自身にあったアプローチをそれぞれの受験者が見つけていくべきだと考えています。
IELTSリーディング試験の主流アプローチ
リーディングで多く言われるているアプローチは、長文を読む前に、先に問題を見るというものです。どの様な問題がでてくるのかを把握した上で、問題のキーワードを軸に、あとは答えとなる部分だけを「探しに行く」というものです。
1つが「上級者では限界」が出てくる事、そしてもう1つは「退屈」という事です。

IELTSリーディング試験の本来王道であるべきアプローチ
王道であるものは往々にしてシンプルであるはずです。
IELTSは当り障りのない意見・話しを永遠と読まされたり、情報処理をさせられるわけではありませんし、それこそがこの試験のすばらしさです。
とにかく「何か自分の意見が沸く」これがキーです。
長文に答えを探しに戻らなくてならない問題ももちろん出てくるはずです。ただ、これらは難しい問題なので仕方ないですし、実際先ほどの長文を読まない時間短縮のアプローチを取ったとしても、答えを長文に探しに行く際じっくりと時間をかける必要がどの道でてくるレベルの問題なはずです。
上級者での限界
というのも、そこまでは40問中10問程度落としても到達できるスコア帯であるためです。またその辺りが目標で、締切が近かったり、どうしても読解が間に合わない方の場合、実際このアプローチは有効です。
また、長文を読まないアプローチはそもそも時間短縮のためにやっている訳ですが、上級者になればなるほど、その解き方をしても特に時間短縮につながらなくなってくるはずです。
逆に全体を読む作業はそこまで時間がかからないはずです。1パッセージの文章量も長くても900ワードいかない位ですので、その位の情報量でしたら覚えていられるはずです。
言い換えれば、IELTSの長文を読んで問題が解ける程度に覚えていられないというのは、雑誌の記事を1アーティクル読んでもその内容をその場で思い出せないレベルという事になり、これは上級者であればあってはならないはずです。

せっかくの長文を読まずに回答するのは退屈
長文を読み飛ばす時間短縮アプローチのもう1つの問題点、それは先の退屈さです。
実際IELTSのリーディングには「へぇー!」とか「なるどなー」とかなる瞬間が他の試験に比べて多く、それが退屈せずに受けられる理由です。退屈しないというのは非常に重要で、退屈だと思えば集中力が必ず下がってしまい、ポテンシャルが発揮できないはずです。
「楽しむ」イコール「真剣に頑張るつもりがない」と感じる人の心の底には「勉強」イコール「苦行」、またその苦行に耐える「忍耐」こそが最大の美徳という固定概念があるのではないでしょうか。
楽しんで問題ないし、むしろそうする事は長期的に見れば非常に実践的かつ有効なアプローチです。飽きなければ長い月日勉強できますし、また記憶にもよりしっかり定着します。
撮影を終えてみて、改めて感じた緊張!
いつもの予習をやるだけな訳で、特に問題ないでしょ!というのが最初の感触。
ただ、最低限披露したかったアプローチは披露できたつもりです。今見返すと苦戦した問題も特に難しい点はないですし、普段解いていて間違えて次の問題を読んでいたなんてことも無いです。
まとめ
上級者や8.0から先を目指す場合は、是非テクニックでなく、「普通」に解いてみよう! 緊張するとパフォーマンスは下がる 可能であれば2週連続で同会場で試験を受ける
また、緊張するとパフォーマンスが下がるということは、改めて自分でも実感しました。良く生徒さんたちに推奨しているのは、可能であれば本番テストは2週連続で同会場で申し込むというもの。
スコアを出さなくてはいけない回の1週前にも受験する事を是非選択肢に入れてみてください。