IELTSジェネラルとは

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IELTSジェネラルは主に英語圏への移住・永住を希望する人が受ける資格試験です。英語検定やTOEICとは違いほぼ記述式であるため、より実践的な英語力が試されるでしょう。この記事では、IELTSに興味がある人はもちろん、ジェネラルモジュールでハイスコアを目指している人にむけて、IELTSジェネラルの試験概要や試験の特徴、アカデミックとの比較、各項目の対策について詳しく解説していきます。
英語力を試す資格試験は英検やTOEICなどいろいろありますが、より実践的な英語力が試される試験として、いま注目を集めている試験があります。それが「IELTS」です。
「IELTS」とは
IELTSとは、「International English Language Testing System」の略称で、イギリスやカナダ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランドなどの英語圏を中心とした140ヶ国以上、10,000を超える教育機関が英語力を判断する材料として取り入れています。
IELTSジェネラルは英語圏への研修・移住希望者が受ける資格試験

IELTSジェネラルは、英語圏への研修(学業以外)を検討している人や、英語圏(オーストラリア、カナダ、ニュージーランド)への移住・永住を希望している人が受ける資格試験です。
IELTSジェネラルの特徴
IELTSジェネラル試験の特徴は以下の通りです。
試験科目 | ・リスニング(全40問/時間30分) リスニング試験の概要はこちら ・リーディング(全40問/時間60分) リーディング試験の概要はこちら ・ライティング(Task1:20分/Task2;40分 計60分) ライティング試験の概要はこちら ・スピーキング(3部構成) スピーキング試験の概要はこちら |
試験日程 | ペーパー受験は週に1日程度、コンピューター受験の場合はほぼ毎日開催。 ※会場によってはスピーキングのみ別日に開催される可能性あり |
受験資格 | 16歳以上推奨(それ以下の年齢でも受験自体は可) |
受験料 | 25,380円(税込) |
結果の有効期間 | 2年間 |
高いスコアを出すためのIELTSジェネラル試験対策
ことリーディングに関しては、アカデミックが長文3題に対してジェネラルは短文2題と長文1題に分けられているため、読みやすさは圧倒的にジェネラルの方が上です。(※リスニングとスピーキングに関してはアカデミックと全く無いように差異はありません。)
つまり、ジェネラルはアカデミックよりもケアレスミスに注意しないといけないモジュールなのです。まずは、各試験項目の傾向を知ることから始めましょう。これも立派な試験対策です。
リスニング対策

アカデミックもジェネラルもリスニング試験は記述式です。
またペーパー試験では、最後の10分間で回答を用紙に転記する時間があります。自身で模擬試験を行う際も本番と同じように行い、10分で転記する能力をつけておきましょう。
逆にコンピュータ受験の場合は、危機ながら解答を埋めていく事が期待されているため、最後の転記時間がありません。コンピュータ受験の方は普段から問題用紙にリアルタイムで答えを書き込めるよう練習しておきましょう。
リーディング対策
しかし、取るべき対策は同じです。リーディング試験の特徴は、「本文の中に必ず答えが隠れている」といった点であるため、筆者の意見を「汲み取る」事や「行間を読む」必要はありません。
最後の長文問題は長く、問題数もそれに伴って多いため、タイムマネージメントに苦戦する方は特にこの長文より前に来る部分をいかに速く切り抜けるかが重要になってきます。
ライティング対策

IELTSジェネラルのライティングは、「Taskが『1』と『2』 の2つに分かれている 」点と「2の配点は1の2倍である」といった点はアカデミックと共通です。ただ、ジェネラルの方はTask1で「手紙の作成」、「エッセイの作成」といった形式になっています。
また、Task1に20分、Task2に40分というのはあくまでも目安ですので、本番ではきっちりその通りにする必要はありません。
スピーキング対策
スピーキング試験はアカデミックと全く同様の形式ですので、対面インタビュー式で行われます。TOEFLでは認められていない「聞き直し」や「言い換え」が、「IELTS」では可能なので、それぞれに用いるフレーズは必ず覚えておきましょう。
まとめ
IELTSジェネラルでハイスコアを出して、英語圏での生活を豊かなものにしましょう! IELTSジェネラルは、英語圏への研修(学業以外)を検討している人や、英語圏(オーストラリア、カナダ、ニュージーランド)への移住・永住を希望している人が受ける資格試験です。 アカデミックと比べて難易度は低めですが、スコアボーダーが異なるためケアレスミスにより慎重になるべき試験になるでしょう。 英語圏に研修、移住、永住を希望する人は、この記事を参考に対策を万全にして、ハイスコアを目指してください。