2020/11/13

IELTSは英検より難しい?-IELTSと英検のレベルを徹底比較

この記事を書いた人

バークレーハウス編集部 BerkeleyHouse
東京・市ヶ谷にある語学スクール。IELTS公式テストセンターの運営のほか、IELTSやTOEFLの対策講座、英語や中国語をはじめとする40言語に対応した語学教育を提供。

英語関連の資格と言えばTOEIC、英検、IELTS、TOEFLなどいろいろな試験が頭に浮かびますが、本日は特に学生さんには馴染みが深い『英検』と『IELTS』を徹底比較します。

英検とIELTSの違いを詳しく説明できる方は中々いないのではないでしょうか。

ということで、今日この記事を読んでいただければ英検とIELTSの違いについて理解して適切な対策・受験ができるようになります。

目次

英検とIELTSはどっちが難しいの?

IELTSの最高スコア(9.0)は、英検1級よりも上のレベルであると言うことから判断すればIELTSの方が難しいと言えるでしょう。

また、だいたい英検1級のレベルがIELTS 7.0と同等のレベルだと言われています。

この英検1級=7.0の基準はいろいろな受験者・生徒さんを見てきた経験からもかなり正確な基準だと思います。

下記が英検とIELTSのレベルの対応表です。

これを見る事で、英検何級をもっていたらIELTSでどれくらいのスコアがとれそうかを予測することができます。

英検IELTS
9.0
8.5
8.0
7.5
1級7.0
6.5
準1級6.0
5.5
5.0
2級4.5
4.0
3.5
3級2.5
おおよその換算です。必ずしもスコアを保証するものではありません。

IELTSの受験を目指す方によくされる質問が「TOEICや英検だと、どれくらいのレベルですか?」という質問です。

英検との比較は、上記の試験対照表を参照してください。

また、試験との相性など受験者によって違いがありますので、まずは試験ごとに模擬試験などを解いて自分のレベルを確認しましょう。

そもそもIELTSと英検って具体的に何が違うの?

IELTSと英検の共通点と違いについて

まず大きな共通点は、英検もIELTSも『4技能の能力を問う試験』という点があります。

リーディング・リスニング・ライティング・スピーキング4技能の対策が必要になります。

またスピーキングも対面で実施されるというのが似ています。

たとえば、他の英語試験と比べてみると、

TOEIC→主にリスニングとリーディングの技能をはかる試験
TOEFL→ibtの場合、パソコン上でスピーキング受験

という違いがありますので、英検とIELTSは『4技能の能力を問う』という部分ではとても似ているテストになります。

では、違う点はなんでしょう。

一番の大きな違いは制度上の違いになります。

英検=級が別れていて合格・不合格がある、級制度
IELTS=級が別れておらず、スコアで判定される、スコア制度

必然的に、IELTSは全てのレベルの受験者に同じレベルの問題が出題されます。

まとめると

  • 英検もIELTSも『4技能を測定するテスト』という点では非常に似ているテストである。
  • 英検=級があり合格・不合格をで判定する。IELTS=スコアで判定する。

という点で違いがあります。

IELTSと英検、試験内容・対策方法の違いは?

英検は級がありますので、受験級によって問題の構成・時間が異なります。

その中でも特にライティングとスピーキングの問題が受験級によって形式がちがいますので注意が必要です。

以下2級・準1級・1級のそれぞれのライティングスピーキングの問題形式になります。

英検の場合

ライティングスピーキング
2級指定されたトピックについて、80〜100語で英作文を書く。
意見とその意見についての理由を2つ書く。
ポイントは与えられるが必ずしも本文に含める必要はない。
パーセージと3コマのイラストが書かれた紙を受け取る。
パッセージを音読する。
その後、4つの質問に答える。質問には、イラストの説明の質問も含まれる。
準1級指定されたトピックについて、120〜150語で英作文を書く。
与えられた4つのポイントのうち2つを必ず本文に含める必要がある。
4コマのイラストについてナレーションをする。
その後、4つの質問に答える。
1級指定されたトピックについて、200〜240語で英作文を書く。
意見とその意見についての理由を必ず3つ書く。
序論・本論・結論の3部構成にする。
5つのトピックから1つを選び2分間のスピーチをする。
その後、スピーチ内容やトピックに関する4分程度の質疑応答をする。

英検を受ける場合は、級ごとの問題形式にあった対策が必要です。

その点、IELTSは、どのレベルの受験者の方でも、同じ問題ですので対策は立てやすいです。

以下、IELTSのライティング・スピーキングの問題形式です。

しっかりと研究してIELTS試験にのぞみましょう。

IELTSの場合

ライティングスピーキング
【Task1】
グラフや表、図形を分析し、自分の言葉で客観的に説明します。
また物事の過程や手順の説明を問われることもあります。
150文字以上で英作文します。20分程度で解答できるようにしましょう。
【Part1】
試験管が自己紹介した後、受験者の名前を尋ね、パスポートで本人確認をします。
その後、試験官から、仕事・勉強・家族・趣味などのトピックについて質問されます。 
【Task2】
ある主張や問題についてエッセイを書きます。
出題されるのは教育・ビジネス・テクノロジーなど一般的な題材です。
250文字以上で英作文します。
40分程度で解答できるようにしましょう。
【Part2】
スピーチです。
試験管からTask cardが渡されます。
受験者には1分間の準備時間とメモを取るための鉛筆と紙が与えられます。
その後2分程度でスピーチを行い、試験管から1〜2つ質問されます。
【Part3】
試験管からPart2のトピックについて、より掘り下げた質問がされます。
受験者はより深く考えて自分の意見を述べることを求められます。
※アカデミック・モジュールの試験形式

まとめると、

  • 英検は、級ごとに問題形式が違うので、その級の問題形式にそって対策が必要です。
  • IELTSは、どのレベルの人も同じ問題形式なので、対策はしやすいです。

結局、IELTSと英検どちらを受けたらいい?

IELTS・英検どちらを受験をするかは、受験するあなたの目的と英語のレベルによって決めると良いでしょう。

どんな目的の人が受けるのか

英検の場合

英検は、日本での認知度が非常に高い試験です。

日本で英語の能力を証明するためには非常に優れたテストです。

また、高校入試や大学入試などで英検をもっていることで入試が有利になることがあります。

IELTSの場合

IELTSは、世界140ヵ国、合計11,000以上の機関に認定されていることからもわかるように、国際的に英語の実力を証明することができる試験です。

留学や海外就職・海外移住の際に英語の実力を証明する目的の場合はIELTS受験をおすすめします。

実際、世界中の多くの高校・大学・大学院で留学の際にIELTSの点数が必要になります。

目的について、1点追加でお話させていただきます。

日本国内の大学受験で英検やIELTS試験を使用したいと考えている方もいらっしゃると思います。

現在は英検の方が使用できる大学が多いですが、IELTSも使用できる大学が増えてきています。

IELTS 3.0〜4.0など比較的到達しやすいスコアでも大学入試で優遇措置を受けられる大学もありますので、IELTSを大学入試で使用するという選択肢も検討してみるとよいかもしれません。

英語のレベルはどう違うのか

英検の場合

英検は、5級~1級まで自分の実力に応じた級を受験することができます。

幅広い年齢・英語レベルの方が受験対象になるテストといえます。

IELTSの場合

前述したように、IELTS 7.0=英検1級なので、1級よりも高いレベルの英語力を判定することができます。

裏を返せば、英語力が伴わない場合、スコアが極端に低く出てしまうことがあります。

英検準2級・2級レベル以上の方から受験していただくと良いでしょう。

端的に言えば

  • 英検→日本国内で英語力を証明するのに優れた試験です。幅広い受験級があるため、幅広い英語レベルの方に対応しています。
  • IELTS→日本を含めて、国際的に英語力を証明できる試験です。大学・大学院への留学の際はIELTSのスコアが求められます。英検1級以上の英語力も判定できます。

国際的に英語力を証明したい、留学を考えているという方はIELTSの受験をおすすめします。

またIELTSを国内大学の入試で使用できる対象大学も多くなって来ています。IELTS受験を検討してみるのも良いかもしれません。

ただ、IELTSは高いレベルの英語力を判定できる試験で、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能を満遍なく身につける必要があります。

また、IELTS特有の問題傾向もあり、初めて受ける方は戸惑う部分も多いかと思います。

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