2023/04/12

社会人でも留学できる?目的や費用、留学後の働き方まで在英留学生が解説

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この記事を書いた人

Y.D
学習院大学文学部卒業
吉田 大輝 Yoshida Daiki
大学卒業後、バークレーハウスでスクールカウンセラーとして勤務。
IELTS対策を中心に、各種試験対策に励む生徒たちをサポートする中で渡英を決意。現在はイギリスのリーズ大学大学院にて翻訳コース、異文化コミュニケーションを専攻。

とくにグローバル化が求められる近年、キャリアップや英語力向上のために、留学を検討している社会人の方は多いのではないでしょうか。

事実、社会人の大学院留学はますます人気になっています

実際に私がリーズ大学に通っていたときも、日本での仕事を一度休職・退職して留学に来ている方をたくさんみかけました。

しかし、社会人で留学をすると、帰国後の就職やキャリアへの影響、とくにブランクが気になると思います。

本記事は、社会人が留学をするのに悩む理由や、社会人に留学をおすすめする理由などについて、イギリスで現地就職をした私が解説します。

留学後の進路の例や、おすすめの留学方法も併せて紹介するため、ぜひ参考にしてみてください!

目次

社会人におすすめの留学方法

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ではさっそく、社会人におすすめの留学方法について解説します。

大学・大学院留学

留学で学位取得や目にみえる結果を残したい場合、大学・大学院留学をおすすめします。

大学・大学院留学では、英語力の向上と合わせて、アカデミックな知識を取得できるため、就職活動の際にアピールできます。

また大学院のコースは、専門的なスキルを取得できるよう、カリキュラムが構成されています。

社会人の方は、これまで培ってきた仕事での経験を活かし、さまざまな観点から物事を考察できるでしょう。

また、学生の留学とは異なり、社会人を経験したあとに大学院のプログラムに参加することで、大学院での勉強をより深いものにできます。

大学院留学では、これまでの仕事に関する新たなスキルや知識を身に着けることで、キャリアップに繋がり、ビジネスにおけるネットワークを広げる場所としても最適な場所です。

優秀な学生が世界中から集う大学で、キャリアップにつながる繋がりを作れます。

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インターンシップ

大学院での勉強にこだわらず、より実践的なビジネススキルを取得したい社会人の方は、インターンシップ留学をおすすめします。

海外で実際に就労することになるため、グローバルな環境で働く感覚を養うことができます。

留学費の大部分を占める学費を支払う必要がなく、収入を得られるチャンスがあることもインターンシップの魅力です。

また、インターンシップで積んだ実践的な就労経験が、就職活動の際にも有利となります。

とくにインターンシップでは、その業界のプロの方たちと一緒に働くため、転職や新たな業界へ挑戦しようとしている方にとって、このようなコネクションは役に立つでしょう。

また、インターンシップ最大のメリットは、就職のチャンスがあることです。

インターンシップ留学後、その企業でそのまま採用されることや、その業界で就職できる可能性がぐっと上がることは間違いありません。

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ワーキングホリデー

自由に海外生活を満喫したい社会人の方には、ワーキングホリデーをおすすめします。

大学院留学やインターンシップと比較しても、ワーキングホリデーはプライベートを充実させやすく、海外での生活をエンジョイしたい方にとって最適です。

ワーキングホリデーでは、海外で就労できる機会があり、実際に現地で働く経験ができます。

また、ほかの旅行者や世界中の人々と知り合う機会も多いため、異なるバックグラウンドをもつ方たちと出会える貴重な体験になります。

日本の日常から脱却し、新しい体験を通じることで、自分の人生やキャリアを見つめ直せます。

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社会人におすすめの留学先の国

次に、社会人におすすめの留学先について、英語圏の国に絞って紹介します。

アメリカ

アメリカには世界トップレベルの大学が数多くあり、世界的に認められた質の高い教育や研究の機会を提供しています。

アメリカの大学・大学院はインターンシップが必修になっているプログラムも数多くあり、海外で就労経験を積むことが必須になっている場合があります。

とくに、アメリカはインターンシップ発祥の地ということもあり、多くの企業は積極的にインターンシップ制度を取り入れています。

また、アメリカは人種のるつぼといわれるように、さまざまな文化や背景をもった方たちが暮らしています。

多様性を経験し、自分自身の視野を広げたい社会人にとって、アメリカは理想的な留学先になるのではないかと思います。

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イギリス

社会人の大学院留学には、イギリスをおすすめします。

イギリスにあるほとんどの大学は国立であり、政府が教育の質を厳しく管理しています。

アメリカと並び、世界的に有名な大学があることで知られており、留学生は質の高い教育を受けられます。

また、イギリスの大学院は1年間で修士号を取得できるため、他国と比較して短期間で学位を取得することが可能です。

キャリアに長期間のブランクを空けたくない方や、また時間と費用の両方を節約したい方にとって、大きなメリットです。

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カナダ・オーストラリア

カナダとオーストラリアは、ワーキングホリデーにおすすめの国です。

両国には、たくさんの日本人がすでにワーキングホリデーで訪れているため、日本人でも安心して生活できる環境が整っています。

日本人が多いことから、日本人が仕事を得やすい国としてもおすすめです。

また、移住の機会があることも大きなメリットでしょう。

カナダやオーストラリアは移民に寛大な政策を行っており、一定期間現地で生活をすると永住権を申請できるチャンスがあります。

カナダ・オーストラリアで長期的な生活を検討している方にとって、ワーキングホリデーは素晴らしいきっかけとなるでしょう。

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【世代別】社会人留学の特徴

社会人留学といっても、留学する年代によって留学の目的がそれぞれ異なると思います。

ここでは、年代別に分けて社会人留学の特徴について解説します。

20代の社会人留学

言語能力の向上は、年齢が若ければ若い方が良いというように、20代での留学は英語力向上や異文化に対する環境適応能力のスピードが圧倒的に早いといえるでしょう。

とくに20代のうちは、新しいものを柔軟に受け入れやすく、現地でさまざまな体験をする体力もあるため、非常に多くのことを吸収できる年代です。

また日本からの留学生に限らず、他国からの留学生も20代がもっとも多く、友達を作りやすいです。

20代の留学は、柔軟な姿勢で自分自身を成長させ、視野を広げられます。

また、留学先で生涯の繋がりを作ることもできるため、20代での留学はとても豊かな経験になるでしょう。

30代の社会人留学

30代の留学は一般的に、社会人経験をある程度したあとに、休職や退職をしてからの留学になります。

とくに日本で培った社会人経験は、現地での学びや学問に活かせる場合が多く、社会人経験をしてきた方はほかの学生よりも積極的に授業に参加をし、優秀な成績を収めている傾向にあります。

30代での留学は、日本で取得したスキルを向上させ、キャリアップにつながる成長をすることができる、貴重な体験といえるでしょう。

40代の社会人留学

40代の社会人留学は、自分の興味を追及するといったような形で、本当に自分が学びたかったものに専念できる期間になります。

私がリーズ大学に留学していた際、40代の日本人留学生の方と話す機会がありましたが、留学期間中は勉強に熱中できる期間ということもあり、皆さんとても生き生きとしていました。

何かを始めること、学ぶことに遅すぎるということはなく、40代の留学であっても国際感覚やこれまでの視野を広げ、新しいことに挑戦するいい機会になります。

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社会人留学の主な目的

次に、社会人が留学する理由について解説します。

留学の主な目的には英語力向上が挙げられますが、ここでは社会人ならではの理由について、3つ解説します。

キャリアップに向けスキルを取得する

留学経験を活かし、その後のキャリアアップに繋げるために留学を決断する社会人の方は多くいます。

とくに、留学前の就労経験を活かし、実践的なスキルアップを目標にしている場合が多いです。

また現代において、ビジネス英語は必須のスキルになっていますが、これは義務教育で習う英語とは違います。

実際に現地で使われている英語に浸ることで、本当の英語力、流暢さを身に付けられます。

また、グローバルなビジネスマナーを身に付けるために、留学を決断する方も多くいます。

その理由は、留学をすることで異なる文化・言語・考え方に触れられるためです。

このような経験は、オープンで柔軟な性格にするだけではなく、グローバル化した社会で活躍するために非常に役に立ちます。

このような環境に身を置くことで、国際的なビジネス対応をより身近なものとして身に付けることができ、留学中に習得したグローバルでのビジネスマナーは、そのあとのキャリアに大きく貢献します。

また、留学をすると自立心・自信・問題解決能力など、個人的なスキルを身に付けられます。

これらのスキルは一生もののため、どのようなキャリアにおいても役立ちます。

留学はキャリアアップを保証するものではありませんが、現地で努力し、チャンスを最大限に生かす必要があるのは日本と変わりありません。

留学は自分のスキルを高め、就職市場で優位に立つための最良の方法といえます!

転職時の休暇期間にリフレッシュする

仕事でのストレスを発散させるため、仕事を辞めて海外に行くのも一つの手です。

教養を高め、自己成長するとともに、自分自身の生き方について新しい視点を得る絶好の機会となります。

また留学中は、留学先の文化の違いを受け入れる必要があるため、カルチャーショックに備えることや、語学力をあらかじめ高めておくことが大切になってきます。

そのため、仕事を辞め海外留学をすることは、思い切った決断と入念な準備が必要になります。

しかし、明確な目的をもち、再就職をするまでの間に海外でさまざまな体験をすることによって、気持ちをリフレッシュさせることができ、それ以上に人生を変えるような体験になるはずです。

将来的に海外永住を目指す

留学経験を積み、海外でも通用するスキルを習得することで、そのまま海外移住を実現してしまうことも可能です。

実際、少数ではありますが、私のように留学後に海外でそのまま就職する社会人もいます。

海外永住を目指すには、自分のキャリアに沿った留学を選択するようにしましょう。

自分が働いていた業界で役に立つような教育や、トレーニングを受けられるプログラムを選ぶことが重要です。

自分が想定しているキャリアパスにとって、最適な機会を提供しているコースをみつけましょう。

また、国によっては留学中や留学後にそのまま現地で就労経験を積み、実績が認められれば、移住許可を得ることも可能です。

そのため、留学中に職務経験を積める機会を探しましょう。

インターンシップやアルバイト・ボランティアなど、自分のスキルを伸ばし、その分野で実践的な経験を積めるような留学を検討することが大切です。

永住権の取得には時間がかかり、目的を達成するまでに数年かかることが普通です。

現実的に物事を見つつ、慎重に計画を立てながら準備をすることで、永住権取得の可能性を高め、将来の目標を達成できます。

将来の目標達成のための第一歩が留学であることも忘れないようにしましょう!

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社会人が留学に悩む理由

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ここまで留学のメリットについて説明しましたが、社会人の留学には仕事やキャリアでの懸念がつきものです。

社会人が留学をしようか悩む際、どのような悩みが多いのか、主な理由を3つ紹介します。

仕事を休職・退職する必要がある

社会人が留学する際、仕事やキャリアを一旦中断する必要があり、これが収入・雇用・キャリアアップの機会に影響を及ぼす可能性があります。

2週間ほどの超短期留学であれば、休暇で対応できる場合もありますが、長期留学の場合は仕事を休職したり、退職する必要があります。

その結果、一時的な休職や退職が帰国後の再就職やキャリアアップを難しくさせる可能性があります。

留学はお金だけではなく、時間に関しても大きな投資となるため、仕事やキャリアで不利な結果に繋がらないか心配で悩むケースがあります。

留学後、転職が難しそう

留学後に日本で就職活動を始めた際、企業によっては仕事を長く休んだり、長期間離職していた方の採用をためらう場合があります。

そのため、留学後の就職がより困難になる可能性があり、ブランクがマイナスな印象を与えてしまう恐れがあります。

また就職活動の際、留学経験自体がアピールの材料に必ずなるとはいえにくいです。

留学をしたという経験よりも、キャリアに関連するスキルや知識を実際に留学先で取得できたかを大切にしている企業もあるでしょう。

そのため、帰国後の転職活動の際、留学で学んだスキルが役立つのか、転職市場で自分は企業が求めている人材になれるのかなど、不安を感じる社会人の方が多いです。

年齢的にもう遅いと感じている

残念ながら「留学は学生がするもの」という考え方がまだまだ根強く、実際に留学する方のほとんどは20代の学生です。

そのため、留学をするにはもう遅すぎるのではないかと考える社会人の方は多くいます。

また30代以上の社会人の場合、家庭をもったり、仕事で昇進したりすることで、自身の責任が大きくなっている場合があります。

そのようななかで、家庭とキャリア、現在の安定した生活をリスクにしてまで留学に行くメリットはあるのかと、悩む場合があります。

また年齢が若いほうが、英語力の向上スピードが早く、環境の変化にも対応しやすいです。

とくにストレスが多い海外生活で、体力的にも、精神的にも留学できる自信がないと感じる社会人も一定数います。

社会人留学の不安を解消するには

社会人が留学で感じる不安を解消するには、留学の「目的」を明確にすることがとても重要です。

社会人留学がうまくいかない例として、以下のようなことが挙げられます。

  • 現地でだらだらと過ごしてしまう
  • 帰国後に学んだ知識を上手く活かせない
  • 留学に対する目的意識をしっかり主張できない

上記のような事態を避けるためにも、自分が留学をする理由、身に付けるべきスキル、留学をするタイミングや、留学先(国・学校)を選んだ理由など、留学をする目的を明確にするため、自己分析することをおすすめします。

留学をとおして、帰国後どのような姿になりたいのか、どのような進路・キャリアに進みたいのかを留学前に自分自身と深く向き合うことで、社会人留学に対する不安を軽減できます。

社会人留学を終えたあとの働き方

では、実際に留学を終えた社会人は、その後どのような進路に進むことが多いのでしょうか。

社会人留学後の主な進路

国際ビジネス関連の職業

国際ビジネス分野で留学をした社会人の多くは、新しいスキルや視点を活かすために、前の会社での昇進、もしくは転職をします。

とくに英語や国際感覚、グローバルなビジネスマナーを必要とする日系企業の海外営業、商社、貿易会社、コンサル、国際マーケティングなどの職務に転職をする方が多いです。

教育業界の職業

外国語や外国文化を学んだ方は、海外留学をきっかけに教育分野で新たな仕事をしている場合があります。

英語の先生、留学コーディネーター、国際教育プログラム・マネージャーなどで活躍することがあるでしょう。

非営利団体の職業

社会人留学生のなかには、平和学、国際開発学などの学問を通じて、国際援助団体、国際機関、慈善財団など、こうした問題に焦点を当てた非営利団体で働くこともあります。

観光やホスピタリティ業界の職業

旅行や異国の文化が好きな方は、海外留学をきっかけに、観光・ホスピタリティ業界でのキャリアに進むことも考えられます。

旅行会社ではツアーなどの打ち合わせのため、意思疎通できる英語力が求められます。

ツアーオペレーター、旅行代理店、ホスピタリティマネージャーなどの職種、またホテル関連の仕事であれば、訪日外国人に接客する職種などに就くこともあり得るでしょう。

政府および外交

留学先で国際関係、政治、外交について学んだ場合、外交官、外務員、政治アナリストなどの職業に就職できます。

社会人留学にかかる費用

留学を計画していくうえで、社会人の方が気になる点として、留学費用が挙げられます。

何にどれくらいの費用がかかるのか、全体的にどのくらいの予算が必要なのかを解説します。

留学費用は、大きく以下の3つに分けられます。

留学にかかる主な費用

  • 授業料
  • 滞在費
  • 食費

上記の費用以外にも航空券・ビザ申請費・海外保険なども考慮しなくてはいけません。

また、留学先や学校によっても留学費用が異なります。

学校の種類やエリアによる違いなども考慮しましょう。

留学先や留学方法によって留学費は異なりますが、参考程度にイギリス留学費用の概要を以下で紹介します。

語学留学

イギリス6か月の語学留学

  • 授業料:約100万
  • 滞在費:約60万
  • 渡航費:約20万
  • 留学保険:約15万
  • 生活費:約20万
  • 交際費:約15万
  • 交通費:約5万円

イギリス1か月の語学留学

  • 授業料:約30万
  • 滞在費:約10万
  • 渡航費:約20万
  • 留学保険:約3万円
  • 生活費:約3万円
  • 交際費:約2万円
  • 交通費:約2万円
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ワーキングホリデー

ワーキングホリデーを利用する場合、自分の好きなように現地で生活できるため、現地で働きながら、稼いだお金を生活費などに充てることが可能です。

1年間のワーキングホリデーの費用としては、以下の費用が目安として挙げられます。

  • オーストラリア:約300万円
  • カナダ:約300万円
  • イギリス:約350万円

とくにオーストラリアは給与が高く、世界的なインフレの影響もあり、アルバイトでも日本の正社員より稼げるため、オーストラリアへ出稼ぎワーホリもありだと思います。

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大学・大学院留学

1年間の大学留学でかかる費用の目安は以下となります。

大学留学

  • アメリカ:約370万円〜
  • イギリス:約390万円〜
  • カナダ:約320万円〜
  • オーストラリア:約350万円〜

最後に、私がイギリスのリーズ大学院に1年間大学院留学をした際にかかった費用を紹介します。

実際の為替レートによって日本円での費用は変動するため、あくまで参考程度にしてください。(2023年4月1日時点:£1=164円)

大学院留学

  • 学費:£20,250(約3,32万円)
  • 家賃:£5,400(約89万円)
  • 食費:£1,800(約30万円)
  • 交際費:£590(約10万円)
  • 日用品代:£600(約10万円)
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社会人留学の費用を節約する方法

留学は、やはり高額な投資になります。

すこしでも費用を抑えるために、各種奨学金を利用することをおすすめします。

貸与型や給付型の奨学金を利用する

奨学金には、「給付型奨学金」と「貸与型奨学金」の2種類があり、返済義務がないのが給付型で、返済義務がある方は貸与型です。

給付型は留学費を無償で支援してもらえるため、倍率が高く、申請の際に審査基準が設けられています。

英語力や成績、留学先での学問分野など、出願要件が細かく決められており、自分が条件を満たしている奨学金に出願するようにしましょう。

以下で、社会人のイギリス大学院留学におすすめの給付型奨学金をいくつか紹介します。

British Council Japan IELTS 奨学金

「British Council Japan IELTS 奨学金」は、ブリティッシュ・カウンシルが主催する、異文化間交流の促進を目的とした奨学金制度です。

大学・大学院へ留学する方を日本から4名選出し、300,000円を学費補助として支給します。

奨学生は、入学の際に求められる英語力をIELTSで証明したうえで、大学・大学院への留学を開始している、もしくは開始することが求められます。

英国外務省チーヴニング奨学金

チーヴニングは、英国政府の国際奨学金プログラムです。

外務省・コモンウェルス省・開発省、およびパートナー団体から資金提供を受け、修士号を取得するため1年間英国で学ぶための費用を全額支給しています。

申請時に応募者は、学歴書・推薦状・イギリスの大学からの無条件合格書を提出する必要があります。

学位取得後は、5万人を超える世界中の多様な卒業生と繋がることができます。

現地では、各国の留学生と交流する機会があり、キャリアを成功するためのコネクションを得られます。

大学独自の奨学金

私が留学をしていたリーズ大学では、大学独自の奨学金を行っていました。

イギリス人だけではなく、留学生に向けに学科・学部で奨学金が用意されている場合があるため、大学で提供している奨学金がないか確認しましょう。

また、これらの奨学金はすべて大学や高校での成績が審査基準になっているため、注意してください。

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教育ローンを利用する

教育ローンは、親が子供の教育費として借りるケースが一般的ですが、社会人が自分の留学のために日本政策金融公庫の「国の教育ローン」から借りることが可能です。

また、民間の金融機関が提供している教育ローンも、社会人の留学費用に利用することが可能です。

教育ローンを利用する場合、自分が留学することを証明する書類が必要になる場合があります。

必要な書類については、日本政策金融公庫のサイトで確認してみてください。

教育ローンの利点は、奨学金のように応募条件や審査が厳しくなく、幅広い目的に対応できるという点があります。

しかし、教育ローンは国内の教育を中心としており、留学費用として利用できない場合もあるため、事前の確認が必要です。

ローンは借金のため、利用する際は無理のない返済計画を立てましょう!

社会人留学のよくある質問に現役留学生が回答

最後に、社会人でイギリスの大学院留学を経験した私がよく聞かれた質問について回答します。

社会人が休職して留学するのは逃げの選択?

現在の仕事を休職や退職をして、社会人留学に挑戦することは逃げではありません。

しかし一定のリスクは伴うため、留学する目標が曖昧な方は要注意です。

なんとなく「海外に行きたいから」と考えている方は、周りから逃げや遊びと受け取られてしまう場合があります。

自己分析をしっかりとし、留学する目的、留学中に何を達成したいのか、留学後のキャリアパスをしっかりと考慮したうえで決断するべきです。

社会人として働きながらでも留学できる?

長期休暇をうまく活用すれば、短期語学留学などは可能です。

しかし1~2週間の留学で、実用的な英語力を取得することは難しいのではないかと思います。

まずは働きながら短期語学留学で海外に行き、本格的に挑戦したいと思えたら、休職や退職を検討すればいいのではないでしょうか。

社会人留学の相談はバークレーハウスへ

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今回は社会人留学の特徴について、社会人が抱える悩みなど、幅広く解説しました。

社会人留学のデメリットやリスクなども紹介しましたが、もし本当に留学をしたいのであれば、ぜひ挑戦してほしいと思います。

金銭面で不安な方も多いと思いますが、働いている間に貯めた貯金や奨学金を利用するなど、自分の努力次第で社会人留学は可能です。

社会人留学は、壁が多く、悩むことも多々あると思いますが、人生一度きりのため、後悔ない選択をしてください。

イギリスより応援しています。

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